ヒュー・ジャックマン

美貌と性格の良さでファンを魅了するオーストラリア出身の正統派俳優

主演作「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(2009)が2月10日(金)に日本テレビ系で放送。
確かな演技力と端正なルックス、たくましい肉体美で多くの女性を魅了し続けるジャックマン。当たり役となった“X-メン”(2000)シリーズのウルヴァリン役で母国オーストラリアから見事ハリウッド・デビューを果たした彼は、その後一気にスターダムへと駆け上がっていく。
ジョン・トラボルタと互角に渡り合った「ソードフィッシュ」(2001)、アシュレイ・ジャドを相手にした「恋する遺伝子」(2001)とヒット作に続けて出演。そしてメグ・ライアンと共演した「ニューヨークの恋人」(2001)で紳士的な19世紀の公爵を風格と威厳を持って好演し、世の女性を夢中にした。また「ヴァン・ヘルシング」(2004)では、鍛え上げられた体と189cmの長身を生かして、史上最強のモンスター・ハンターを勇ましくかつクールに演じ、2006年にはジャックマンもファンだという名匠ウディ・アレン監督作「タロットカード殺人事件」に出演、さらにユアン・マクレガーふんする平凡な会計士に怪し気なナイトクラブを紹介する弁護士役を務めたサスペンス「彼が二度愛したS」(2008)、同じオーストラリア出身のニコール・キッドマンと共演した戦争ロマン「オーストラリア」(2008)などで着実にハリウッド俳優として知名度を上げていき、人気を不動のものとした。
ジャックマンの強みは、どんな役でも演じられること。アクションはもちろん、コメディーからラブ・ストーリー、ドラマからミュージカルまでオールマイティーにこなしてみせる。近作の「リアル・スティール」(2011)は、そんな芸達者な彼が主人公を演じることによって、父子ドラマ、ロボット・アクション、ボクシング、すべての要素を説得力あるものにしている。新作では、アンサンブル・コメディー「Movie43(原題)」(2012)、ミュージカル映画「Les Miserables(原題)」(2012)など話題作が目白押し。

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小林聡美

“普通っぽさ”が魅力の実力派女優

出演作「プール」(2009)、「マザーウォーター」(2010)が28日(土)にWOWOWプライムで放送。
50歳を目前にしてなお、若々しくかわいらしい雰囲気を持つ女優・小林聡美。彼女の女優デビューは、中学2年生の時に生徒役で出演したTVドラマ「3年B組金八先生」('79 TBS系)。その後、映画初主演となった大林宣彦監督の「転校生」('82)ではヌードを披露するなど体当たりの演技を見せ、日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得。そんな彼女の転機となったのが、'88年から始まったTVドラマ・シリーズ 「やっぱり猫が好き」(フジ系)。本作で三女・恩田きみえを演じた彼女は、明るくさばさばしたキャラクターでお茶の間の人気者となる。
その後、森田芳光脚本のラブ・ストーリー「キリコの風景」('98)や「てなもんや商社 萬福貿易会社」('98)で主演に抜擢。その一方で、「きらきらひかる」('98 フジ系)や「ナースマン」('02 日本テレビ系)など人気TVドラマに出演した彼女は、脇役ながら高い演技力を発揮。他の女優たちにはない“普通っぽさ”を武器に、TV、映画、舞台と活躍の場を広げていく。
フィンランドで食堂を営む主人公を演じた「かもめ食堂」(2005)では、その個性を遺憾なく発揮。個性派女優もたいまさこ、片桐はいりと繰り広げる絶妙な掛け合いがウケ、大ヒットを記録した。その後、彼女はごく普通の日常を描いた作品に立て続けに主演。「めがね」(2007)では海辺の宿を訪れた旅人、「プール」ではタイのチェンマイ郊外にあるゲストハウスで働く女性を好演。小林が演じる役はどこにでもいそうな女性ばかりだが、彼女が醸し出す穏やかな雰囲気や、周囲の人々との何気ない掛け合いは見る者を魅了する。最新作「東京オアシス」は全国で順次公開中。

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山下敦弘

独特の世界観で作品を発表するごとに評価を上げていく若手監督

監督作「天然コケッコー」(2007)が24日(火)NHK BSプレミアムで放送。
次々と話題作を発表し、その独特でオリジナリティあふれる世界観が国内外で高い評価を得ている山下。今や常に最新作が待たれる若手監督の筆頭というべき存在となった彼は、高校時代から自主映画の製作を始め、大阪芸術大学映像学科に入学。いくつかの短編映画製作の後、卒業制作として、うだつの上がらない若者たちのどん詰まりの青春を描いた初の長編「どんてん生活」('99)を発表。同作で2000年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門のグランプリを受賞し注目を集める。
続く東京国際映画祭の新人監督に対する助成金を基に製作した「ばかのハコ船」(2002)、つげ義春の漫画を映画化した「リアリズムの宿」(2003)の通称“ダメ男三部作”で、爆笑ではない微妙な笑いをちりばめて熱狂的なファンを獲得する。以降、軽妙なタッチで人間の微妙な感情の壁を描写する彼の持ち味はそのままに、2005年には、女子高生バンドの青春をみずみずしく描いてロングランヒットを記録した「リンダ リンダ リンダ」、不思議なすごみとユーモアが同居するサスペンス「松ヶ根乱射事件」(2006)、思春期の女の子の初恋と友情を描き、報知映画賞監督賞をはじめとする数々の賞に輝いた「天然コケッコー」などを監督。一風変わったオフビートなタッチのみにとどまることなく、1作ごとに自らの可能性を押し広げてきた。
そして、2011年には4年ぶりとなる長編「マイ・バック・ページ」を発表。学生運動が最も激しかった'60年代を舞台に、自衛官殺人事件に巻き込まれていくジャーナリストの姿を描いた本作で、これまでの作品とは異なる題材を扱い監督としてさらなる新境地を開拓した。そんな山下の次回作は、西村賢太の同名芥川賞受賞作を映画化した「苦役列車」。酒と風俗に溺れる日雇い労働の青年の姿を通して、孤独や窮乏、生きる力について描く物語で、ことしの公開を予定している。

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堀北真希

ストイックに役作りに励み多くの役へ挑戦する正統派若手女優

出演作「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007)が20日(金)日本テレビ系で放送。
透明感があるが、その強い目力が揺るがない芯を持つことを感じさせる堀北は、田舎から出てきた素朴な少女から、影を持つ役など多数の役に挑戦している。
2003年に「COSMIC RESCUE」のヒロイン役で映画デビュー、その後「渋谷怪談2」(2003)で主演を、「逆境ナイン」(2005)ではヒロイン役など、意欲的に作品に出演。そして、彼女の知名度を上げた「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005)では地方から集団就職してきた田舎娘の星野六子役に。この役で堀北の演技は認められ、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。作品も人気があり、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」と、21(土)から全国上映される「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(2012)と製作された。
最新作「―三丁目の夕日'64」では、大人の女性へと成長した六子の恋が描かれ、さらに花嫁姿まで見られる。その“ALWAYS”シリーズの山崎貴監督は彼女について「のんびりした性格に見えるが役作りにかけてはストイックな性格。追い詰めるほど本人にはない性格が開花する」と称賛。
そんな彼女の人気を不動のものにしたのがTVドラマ「花ざかりの君たちへ・イケメン♂パラダイス」(2007・フジ系)の芦屋瑞稀役。あこがれの少年に会うために男を装い男子校に通い奮闘する姿はこれまでおとなしめの役が多かった堀北の印象を一変させた。
また映画「白夜行」(2010)では大胆なシーンに挑戦、清純なイメージを持つ堀北がそれを脱却し、大人の魅力を披露した。それだけでなく、ヒロイン・雪穂への役作りは徹底していたと深川栄洋監督は「彼女の中の雪穂は撮影前に完成に近かったから撮影中も違うと思った時だけ簡潔に伝え、あとは彼女なりの表現で演じてもらった」と明かした。
堀北は9月からはNHK総合の朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」に主演。戦後の激動の東京で町医者として奮闘する女性を演じる。

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ウィノナ・ライダー

美貌と個性を兼ね備えた、アラフォー世代の実力派女優

出演作「シザーハンズ」('90)が9日(月)にNHK BSプレミアムで放送。
ライダーの映画デビューは「ルーカスの初恋メモリー」('86)で、主人公に淡い恋心を抱く内気な少女役だった。ホラー・コメディー「ビートルジュース」('88)は、後に出演する「シザーハンズ」('90)のティム・バートンの監督作品。かわいさと妖艶さを併せ持った演技は一躍注目された。そして、ジム・ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ・プラネット」('91)、フランシス・フォード・コッポラの「ドラキュラ」('92)と有名監督に次々起用されていく。
母娘の恋愛事情を描いた「恋する人魚たち」('90)では、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネート。「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」('93)では、奔放な伯爵夫人役のミシェル・ファイファーに対して、清純なのにしたたかな面を持つ主人公の婚約者役が高く評価され、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞した。翌年、「若草物語」('94)でも存在感ある次女役でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされる。
毎年のように賞レースで話題になり演技派へ成長した彼女は「17歳のカルテ」('99)で自ら製作・主演を買って出て、心に病を持つ少女を見事に演じきる。だが2001年、彼女は私生活で万引き事件を起こし、一気にイメージダウンする。その後いくつかのコメディー作品に出演し、あれから10年以上たった。
近年は話題作への出演が増え、「僕が結婚を決めたワケ」(2010)では、表面は幸せなのに夫への不満が募って浮気する人妻をコミカルに演じ、「ブラック・スワン」(2010)では、恋人からもバレエ団からも捨てられて、人生のどん底におちたプリマドンナを好演。
今後は、ジェームズ・フランコと共演した「The Stare(原題)」や、実在の殺人犯カクリンスキーの伝記的映画「The Iceman(原題)」の公開が控えている。

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