宮崎あおい
秀逸な演技力が光る若手女優の代表格
主演作「NANA」(2005)が11日(月)にTBS系で放送。幼くてあどけない等身大の少女の笑顔を見せたかと思うと、その童顔からは想像もできないほどの恐ろしく冷たい無表情な一面を見せたりと、作品ごとに全く別の“顔”を見せてくれる宮崎。特に、「EUREKA ユリイカ」(2000)や「害虫」(2002)、「ラブドガン」(2004)など、どこか孤独で陰のある少女を演じたときの存在感は圧倒的で、その演技力は、「害虫」の塩田明彦監督をはじめ多くの映画関係者に“天才肌”と評されている。そんな彼女は、作品ごとに異なる役柄と出会うことに喜びを感じるという。そういった意味では、おしゃれ好きで恋愛体質の20歳の女の子を演じた「NANA」、ジャズピアニストを目指す活発で感受性豊かな少女を演じたNHKの連続テレビ小説「純情きらり」への出演は、彼女にとって刺激的で、かつ大きな転機となったに違いない。大ヒットしたこの2作品で、従来見せていなかった明るく前向きなキャラクターを演じたことは、女優としてのポテンシャルの高さを改めて示しただけでなく、彼女の一般的な知名度を上げることにも成功した。2007年も彼女の活躍はとどまることを知らず、京都とソウルを舞台にした日韓合作のラブ・ストーリー「ヴァージンスノー」、過去に傷を持つ人々の物語が交錯する人間ドラマ「サッド・ヴァケイション」の公開が控えている。また、2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」では、大河ドラマ史上最年少での主演が決定している。
PROFILE
'85年11月30日、東京都生まれ。4歳で子役デビュー。'99年ごろから本格的に女優としての道を歩み始め、映画の仕事を中心にCMやTVドラマで活躍。青山真治監督が手掛けた「EUREKA ユリイカ」での印象的な演技で脚光を浴びると、「害虫」ではナント三大陸映画祭で主演女優賞を受賞するなど国内外で高い評価を得る。2004年には初舞台となった「星の王子さま」でゴールデンアロー賞演劇新人賞を受賞。趣味は写真で、「ただ、君を愛してる」(2006)の劇中でも彼女が撮影した写真が一部使用されている。兄で俳優の宮崎将とは「EUREKA ユリイカ」、「初恋」(2006)で共演を果たしている。