スーザン・サランドン
独自の“女性らしさ”を築き上げた実力派女優
出演作「Shall we Dance?」(2004)が12日(金)に日本テレビ系で放送。実力派女優としての演技力のみならず、成熟した知性や色気を漂わせるサランドンの魅力は全く衰える気配を知らない。彼女はこれまで、友人を救うために殺人を犯す女性を演じた「テルマ&ルイーズ」('91)、検察の圧力に立ち向かう弁護士役の「依頼人」('94)、死刑囚を励ます修道女に扮した「デッドマン・ウォーキング」('95)などで自立した強い女性を演じ、高い評価を受けてきた。一方で、「ぼくの美しい人だから」('90)ではモデル出身の抜群のスタイルで17歳年下の青年をとりこにする女性を演じるなど、ラブ・ロマンスに出演すれば抜群の色気を発揮。そんなふうに色気だけでも強さや知性だけでもない、両面をバランス良く見せる現代的で新しい“女性らしさ”は彼女ならではの魅力と言える。彼女は役に対し、その人物をいろいろな観点からとらえ、表面からは語りきれないそのキャラクターの過去や考え方を引き出せるように演じたいと語る。だからこそ彼女の演じる人物には説得力があり、観客の共感を誘うのだろう。新作として、ビリー・ボブ・ソーントン共演のコメディー「Mr. Woodcock」(全米10月公開)、アニメと実写を融合させた「Enchanted」(全米11月公開)を含め約8本の出演作が控えている。
PROFILE
'46年10月4日、米・ニューヨーク市出身。ワシントンD.C.のカトリック大学で演劇を学んだ後、ニューヨークでモデルとして活動。'70年「ジョー」で映画デビュー。4度アカデミー主演女優賞にノミネートされるが、政治的発言が災いしてか毎回受賞を逃し、5度目のノミネート作「デッドマン―」で念願のオスカー初受賞となった。私生活では、'68年に俳優のクリス・サランドンと結婚するが'79年に離婚。その後、'81年に映画監督のフランコ・アミューリとの間にエバ・アムッリ(現在女優として活躍中)を出産。'88年からは「さよならゲーム」('88)で共演したティム・ロビンスと同せい。2人の息子をもうけ、公私に渡る良きパートナーとして知られている。また、ボランティアや反戦運動に精力的に参加するなど、社会的な活動にも貢献している。