デンゼル・ワシントン

ハリウッドを代表する演技派黒人スター
デンゼル・ワシントン出演作「クリムゾン・タイド」('95)が18日(木)にテレビ東京系で放送。「遠い夜明け」('87)で黒人活動家スティーブ・ビコ役に扮し、高い演技力を見せて以来、主役級でさまざまな話題作に出演してきたワシントン。鍛え上げられた肉体と、知性と思慮深さを感じさせる端正な風ぼうが魅力で、「遠い夜明け」のほか、南北戦争下の北軍黒人部隊の兵士役を熱演した「グローリー」('89)、米国の黒人解放運動の指導者マルコムXを演じた「マルコムX」('92)といった実話に基づく社会派ドラマや、犯人検挙に奔走するFBIのテロ対策部長に扮した「マーシャル・ロー」('98)、病院側が拒否する息子の心臓移植手術を要求して病院に立てこもる父親を熱演した「ジョンQ 最後の決断」(2002)などのサスペンス作品で正義感の強い善人役を好演。中でも「グローリー」ではアカデミー賞助演男優賞を受賞し実力を見せつけた。“役作りで最も大切にしているのは精神面”と言うワシントンは、軍人や刑事役を多く演じながらも、役それぞれの状況設定を考え抜き印象深いキャラクターに作り上げる。'99年の「ボーン・コレクター」では、事故により顔と1本の指以外がまひしながらも名推理で事件を解決に導く刑事という難役に挑戦。体をほとんど動かせない制約の中、顔の表情で見事に演じきった。2001年には「トレーニング デイ」で、今までのイメージを変え初の悪役に挑み、汚職もいとわないベテラン麻薬捜査官で新境地を開く。意外にもこの悪役でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、'63年のシドニー・ポワチエに続く、黒人俳優として2人目の主演男優賞受賞者となった。新作「デジャヴ」が3月17日(土)から公開。デジャブ体験をめぐる謎を追うサスペンスで、優れた分析力を持つ捜査官を演じる。

PROFILE
'54年12月28日、米・ニューヨーク州で牧師の父と美容師の母の間に生まれる。大学時代に演劇の世界に入り、舞台、TVでの活動を経て'81年に「ハロー、ダディ!」(日本未公開)で本格的に映画デビュー。アカデミー賞で5度のノミネートと2度の受賞経験を持つ俳優にまで上り詰める。2002年には、「きみの帰る場所 アントワン・フィッシャー」で監督デビューを果たす。プロ級のバスケットボールの腕を持つスポーツマンでもあり、「ラストゲーム」('98)、「タイタンズを忘れない」(2000)など、スポーツを題材にした作品にも出演。プライベートでは、'83年に歌手のポーレッタ・ピアソンと結婚し、4人の子供の父親となっている。

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