エディ・マーフィ

下ネタ満載のマシンガン・トークで観客を魅了するコメディー俳優
エディ・マーフィ主演作「ドクター・ドリトル」('98)が4日(日)にテレビ朝日系で放送。TVバラエティー「サタデー・ナイト・ライブ」で、放送禁止すれすれの下品なギャクと有名人の物まねを披露して、一躍人気コメディアンとなったマーフィ。映画デビュー作「48時間」('82)で口八丁手八丁のチンピラを軽妙に演じた彼は、その後の主演作「大逆転」('83)、「ビバリーヒルズ・コップ」('84)などが次々とヒットし、20代前半にしてNo.1黒人スターに。当時のハリウッド製の大掛かりな娯楽作では、まだアフリカ系アメリカ人が主演することは少なく、早口でまくしたてるマシンガン・トークで一世を風靡した彼は、ウーピー・ゴールドバーグやウィル・スミスなどの黒人スターの先駆けとなった。'90年代には人気が下降したものの、肥満体の教授を演じた“ナッティ・プロフェッサー”シリーズや動物の言葉が分かる医者に扮した“ドクター・ドリトル”シリーズで鋭くキレのあるギャグ・センスを取り戻し、見事トップに返り咲く。2000年以降も「チャーリーと14人のキッズ」、「ホーンテッドマンション」(ともに2003)などファミリー向けのコメディー作品で安定した地位を築いている。公開中の「ドリームガールズ」(2006)では、故ジェームス・ブラウンをイメージしたと言われているソウル・シンガー役で圧倒的なパフォーマンスと歌声を披露。これまで映画賞に無縁だった彼だが、「ドリーム―」の好演でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、演技派俳優として認められた。新作の「Norbit」が米国で現在ヒット公開中。肥満女性と結婚する羽目になった青年が巻き起こす騒動を描く。特殊メークで大変身して肥満女性、青年とその育ての親の一人3役を演じている。また、声優を務めた「シュレック3」(2007)が6月30日に日本公開予定。

PROFILE
'61年4月3日、米・ニューヨーク生まれ。15歳から自分で台本を書き、コメディアンとして地元のショーなどに出演していた。'82年、パラマウントと5作品で1500万ドルという異例の契約を結んで映画界入り。その後、歌手デビューを果たし、'84年にはグラミー賞を獲得。マシンガン・トーク以外に変装芸も得意とし、「星の王子ニューヨークへ行く」('88)では一人4役、「ナッティ・プロフェッサー クランプ家の面々」(2000)では、特殊メークを駆使して一人9役を演じている。'89年「ハーレム・ナイト」では監督、脚本を兼ねて主演した。'92年、元モデルである女性との間に男の子をもうけ、翌年結婚。計5人の子どもに恵まれたが、2006年に離婚した。

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