ジャッキー・チェン

迫力ある映像を追い続ける国際的アクション・スター
出演作「プロジェクトA HDデジタルリマスター版」('84)が29日(木)にテレビ東京系で放送。体を張った命がけのアクション、絶やさぬ笑顔など、常に観客を楽しませるサービス精神で根強い人気を誇るチェン。デビュー当時は“ブルース・リーの後継者”と言われたが、蛇形派拳法の秘技を体得し、敵対する一派と戦う青年を描いた「スネーキーモンキー 蛇拳」('76)でカンフーを怒りや死と結びつけるリーとは対照的な、喜劇性重視のコミカル・カンフー・アクションを開拓。この芸風はその後も続き、チェンの日本初公開作「ドランク・モンキー 酔拳」('78)によってアジアで大ブレークした。サモ・ハン、ユン・ピョウ共演の娯楽大作「プロジェクトA」では、時計塔からの落下シーンなどスタントなしの驚異のアクションを次々と披露。ユーゴスラビアで撮影した「サンダーアーム 龍兄虎弟」('86)では木の枝へのジャンプに失敗して頭蓋骨骨折を負うなど、何度も大ケガを負うが、あくまで危険なアクションに挑戦し続けるところにアクション・スターとしての不屈の精神がうかがえる。「レッド・ブロンクス」('95)によって米国でも人気を得るようになったジャッキーは、「ラッシュアワー」('98)「シャンハイ・ヌーン」(2000)とヒット作を連発。チャイニーズ・シアター前に手形を残す、国際的スターとしての地位を確立した。4月で54歳を迎える今もアクション・スターとして現役で、クリス・タッカーとの絶妙なコンビネーションによる“ラッシュアワー”シリーズの第3弾「Rush Hour3」を、現在撮影中。4月7日(土)からは、泥棒という初の悪役を演じる「プロジェクトBB」が公開。泥棒仲間とともに富豪の赤ちゃんを盗んでしまい、ユン・ピョウふんする警察官と悪者組織から追われるというストーリーだ。

PROFILE
'54年4月7日、香港生まれ。父はフランス大使館の料理人。7歳のとき中国戯劇学院に入学、10年間京劇やカンフーなどのスパルタ教育を受ける。'62年「大小黄天覇」で映画デビュー。学院在学中からスタントマンとして働きはじめ、ブルース・リー主演の「ドラゴン怒りの鉄拳」('71)のスタントが高く評価される。一時は映画界を退いてオーストラリアに住むが、'76年にカムバック。「クレージーモンキー 笑拳」('79)からは、監督業もこなすようになり「ポリス・ストーリー 香港国際警察」('85)などヒット作を手掛ける。'80年「バトルクリーク・ブロー」で米国進出を果たすが、本格的にハリウッドで認められたのは「レッド・ブロンクス」以降。

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