ケート・ベッキンセール

アクションで新たな魅力を開花させた知性派英国女優
出演作「ヴァン・ヘルシング」(2004)が18日(日)にテレビ朝日系で放送。両親共に俳優という家に生まれ、18歳ごろから女優としての道を歩むことを決意していたベッキンセールは、名門オックスフォード大学在学中に、英国演劇界の風雲児ケネス・ブラナーがシェークスピア劇に挑んだ「から騒ぎ」('93)でメーンキャストに抜擢され、映画デビュー。その後、TVドラマや劇団とともにイギリス国内ツアーで回るなど舞台の経験を積み、'98年に「ラスト・デイズ・オブ・ディスコ」でアメリカに進出。2001年「パール・ハーバー」でヒロインを演じ、ブレークを果たす。「セレンディピティ」(2001)などラブ・ロマンスの似合う正統派美人女優としてのイメージが強かったが、一転、2003年の「アンダーワールド」では苦手なアクションに初挑戦し、新境地を広げる。黒のタイトなレザースーツを身にまとったバンパイア役が当たり役となり全米No.1の大ヒット。知性派英国女優としての気品と美しさのみならず、クールなコスプレ・アクション・ヒロインとしても魅力を開花させた。また、往年の人気スター、エバ・ガードナー役の「アビエイター」(2004)では、妖艶でたくましい彼女を演じるために体重を増やし、人工肌を張り付けて顔を変えるなど相当の研究と努力を重ねて演じ切り、女優としての懐の広さを見せつけた。今後も、隠しカメラが仕掛けられたモーテルに泊まった夫婦の恐怖を描くスリラー「Vacancy」(4月全米公開)、南極で起きた初の殺人事件を調査する女性捜査官を演じるアクション・スリラー「Whiteout」(2008年全米公開予定)など多彩な出演作が控えている。

PROFILE
'73年7月26日生まれ、英・ロンドン出身。喜劇俳優の父とTVドラマ女優の母を持つ。パブリック・スクール(私立学校)に通っていた当時、出版社主催の児童文学賞で小説やポエム部門で2年連続入賞するなど、才媛ぶりを発揮していた。拒食症や喫煙癖など不安定な思春期を経て、'91年、TV映画「風に向かって」でデビュー。その後、オックスフォード大学に進学しフランス文学とロシア文学を専攻していたが、ほどなく演劇科に転向。在学中に4本の映画に出演するなど人気を得るようになり、女優業に専念するため'94年に中退する。プライベートでは、長年交際し、'99年に1女をもうけていたマイケル・シーンと共演の「アンダーワールド」撮影中に破局。その後、2004年に同作品の監督レン・ワイズマンと結婚し大きな話題となった。「アンダーワールド:エボリューション」(2006)では彼女が演じるセリーンの少女時代を娘のリリー・モ・シーンが演じている。

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