アントニオ・バンデラス
スペインが生んだ情熱と魅力溢れるラテン系セクシー俳優
出演作「スパイキッズ」('01)が13日(金)に日本テレビ系で放送。母国スペインでの活躍を経て'92年の「マンボ・キングス わが心のマリア」でハリウッドに進出したバンデラスは、「フィラデルフィア」('93)、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」('94)といった大作の重要な役に抜てきされ、一気にハリウッドの一級スターに駆け上がった“幸運な”ラテン系俳優だ。その成功の元となったといえるのがデビュー作「セクシリア」('82)以降、スペイン時代に出演していたペドロ・アルモドバル監督による一連の作品。ゆがんだ愛と性の世界を“ラテンのり”といえるような奇妙に乾いたタッチであっけらかんと描いたアルモドバル監督作は、そのユニークさが世界的にも評価され、アメリカでもヒット。バンデラスは「アタメ」('90)での精神病院から出たばかりのストーカー青年役など、ハリウッド進出以降の彼しか知らない人にとっては驚くような過激な役を演じたが、その強烈な個性と魅力で注目を浴びることになった。その後“ラテン系セクシー男優”として「デスペラード」('95)、「暗殺者」('95)、「マスク・オブ・ゾロ」('98)などに出演。「デスペラード」のロバート・ロドリゲス監督と再び組んだ“スパイキッズ”シリーズでは、今まで彼になじみのなかった子どもたちなど、より幅広い層からの支持を受けるようになる。「シュレック2」(2004)では「マスク・オブ・ゾロ」「レジェンド・オブ・ゾロ」(2005)で演じたゾロそっくりな長ぐつを履いたネコ役で声優に挑戦。セルフパロディーをノリノリで演じ、主役に負けない人気キャラとなった。再び長ぐつを履いたネコ役で声優を務める「シュレック3」が6月30日に公開予定。さらに高校で社交ダンスを教える元プロダンサー役の「Take The Lead」も、ことし日本での公開が決定している。
PROFILE
'60年8月10日、スペイン生まれ。演劇学校卒業後、TVや舞台での活動を経て'82年、映画デビュー。「マタドール<闘牛士> 炎のレクイエム」('86)、「神経衰弱ぎりぎりの女たち」('87)などアルモドバル監督作に連続して出演、国際的な知名度を得るようになる。スペインの女優アナ・レサとの結婚・離婚を経て、'96年に「あなたに逢いたくて」('95)で共演したメラニー・グリフィスと再婚。グリフィスが主演の「クレイジー・イン・アラバマ」('98)で、監督としてのデビューも飾っている。