キーラ・ナイトレイ

優雅な美しさが光る期待の英国人若手女優
出演作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003)が27日(日)にテレビ朝日系で放送。英国人から“世界でもっともセクシーな女性”に選ばれたナイトレイ。'99年「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」で、ナタリー・ポートマン演じるアミダラ姫の影武者役で注目されるようになった彼女は、TVや映画の出演を重ねた後の2002年に大きな転機を迎える。デビッド・ベッカムにあこがれるサッカー好きのインド系英国人少女の青春を描いた「ベッカムに恋して」(2002)に主人公のチームメートとして出演すると、元気ではつらつとしたサッカー少女を等身大の演技で好演。米国でヒットしたことで彼女自身も脚光を浴び、2003年から続く大人気アドベンチャー・シリーズ“パイレーツ・オブ・カリビアン”のメインキャストの1人に抜てきされ、一躍ハリウッド・スターの仲間入りを果たす。持ち前の凛とした美しさから、“パイレーツ~”シリーズの海賊の生き方にあこがれる総督令嬢エリザベス役や、「キング・アーサー」(2004)での祖国を愛する美しく勇敢な女性など、気品のある役柄を演じたときに存在感を発揮し、才気あふれる知的な女性を演じた文芸ロマン「プライドと偏見」(2005)では、弱冠20歳にしてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。だが、2005年の「ドミノ」ではそうした清楚なイメージを一新、実在した女賞金稼ぎをワイルドかつセクシーに演じて見せた。その「ドミノ」や“パイレーツ~”シリーズでは自らアクションもこなして女優としてのポテンシャルの高さを示し、将来を期待される若手女優として順調なキャリアを積んでいる。シリーズ3作目となる「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007)が25日(金)に公開される。そのほか、日本、イタリア、カナダ合作の官能ロマン「Silk」が来年公開予定。19世紀後半の日本とフランスを舞台に、日本を訪れたフランス人の蚕の仲介人が1人の美しい日本人少女に魅了されていく姿を描く。共演はマイケル・ピット、日本人キャストでは役所広司、中谷美紀らが出演する。

PROFILE
'85年3月26日、英・ミドルセックス州生まれ。舞台俳優の父と劇作家の母との間に生まれ、両親の影響を受けて幼いころから女優を志望。6歳のとき、学業の妨げにならないことを条件に両親からプロダクションの仕事を許可され、7歳でTVデビュー、9歳のときに「A Village Affair」('94)で映画デビューを果たす。女優業のほかに、シャネルの香水“ココ・マドモアゼル”の広告塔になっている。トレードマークになっているへそのピアスは、13歳のとき、母が落ち込んでいた彼女を元気付けるために勧めたものだといわれている。私生活では「プライドと偏見」で共演したルパート・フレンドとの交際がうわさされている。

寺尾聰

物静かな中年男役で存在感を放つ2世俳優
主演作「博士の愛した数式」(2005)が19日(土)にフジ系で放送。劇団民藝を設立した日本演劇界を代表する俳優兼演出家の故宇野重吉を父親に持つ寺尾。現在はすっかり映画俳優としての印象が強い彼だが、元々は歌手として人気を集めてきた。サングラスをかけ、ニヒルな表情で歌った「ルビーの指環」が大ヒットを記録し、第23回('81年度)日本レコード大賞など、その年の音楽賞を総なめに。そんな彼が俳優として注目されたのは、黒澤明監督作品に出演し始めたころから。シェークスピアの悲劇「リア王」を下敷きにした戦国時代絵巻「乱」('85)では、一文字家の長男に扮し、オムニバス「夢」('90)では、黒澤自身の分身ともいえる“私”の役で8話中の6話に主演。「まあだだよ」('93)では、主人公・内田百閒の弟子の1人を演じるとともに、ナレーションを担当した。40年近くに及ぶ俳優人生の中で強く影響を受けたのは、黒澤監督の「自然に演じなさい」という言葉と、がんに侵されながらも執念で舞台に立ち続けた父親の存在だったという。'99年、黒澤監督の遺稿を、彼の助監督だった小泉堯史が映画化した時代劇「雨あがる」では、武芸の達人だが人の良さが災いして職に就けない武士を細やかに演じ、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。アルツハイマー病を患った妻を殺害した現職警官に扮した「半落ち」(2003)で2度目の日本アカデミー賞に輝いた。物静かな中年男役がぴたりとはまり、近年は、連続TVドラマ初主演を飾った倉本聰脚本による「優しい時間」(2005)や、交通事故の後遺症で80分しか記憶を持続できない天才数学者役に挑んだ「博士の愛した数式」などで深い印象を残す。また、スティーブン・セガール主演の「イントゥ・ザ・サン」(2005)では海外進出を果たすなど、精力的な活動を続けている。

PROFILE
'47年5月18日、神奈川県横浜市生まれ。'64年、グループサウンズ“ザ・サベージ”を結成、ベース担当として'66年にデビュー。「いつまでもいつまでも」「この手のひらに愛を」がヒットするものの、翌年脱退。'68年、石原裕次郎が製作、主演を務めた「黒部の太陽」で映画初出演。以後、石原プロダクションに所属し、TVドラマ・シリーズ「大都会PARTIII」「西部警察」の刑事役で知名度を上げる(後に石原プロダクションを離れる)。'75年、山田洋次監督作「同胞」の主役に抜てき。'90年代後半からは、「失楽園」('97)、「CASSHERN」(2004)、「亡国のイージス」(2005)といった話題作に多数出演した。2005年、18年ぶりに歌手活動を再開。昨年は「ルビーの指環」を収録したヒットアルバム「Reflections」をリメークした「Re-Cool Reflections」を発売している。

キャメロン・ディアス

小悪魔キャラからどんな役もこなせる実力派女優へ
出演作「チャーリーズ・エンジェル」(2000)が13日(日)にテレビ朝日系で放送。青い瞳のキュートな笑顔とモデル出身の均整のとれたボディーが印象的なディアス。彼女はワガママお嬢様を演じた「普通じゃない」('97)、ジュリア・ロバーツと男をめぐるバトルを繰り広げる「ベスト・フレンズ・ウェディング」('97)など、周囲の男たちを翻ろうさせる小悪魔的な役柄を得意としてきた。ただ、それが嫌味な“悪女”にならないのは、彼女のもつ天性の明るいキャラクターがなせるワザ。そんな彼女の魅力がぐっと引きだされたのは、お下品コメディー「メリーに首ったけ」('98)。出会った誰もが好きになってしまう快活なヒロインのメリーは、まさに彼女のイメージそのもの。この作品でコメディエンヌとしての評価もぐっと高まり、日本でもすっかり知名度を上げた。ブレーク後は、「マルコヴィッチの穴」('99)でボサボサの髪の奇妙な人妻を演じたり、「チャーリーズ・エンジェル」でカンフー・アクションを披露したり、CGアニメ「シュレック」(2001)で声優に挑戦するなど、新たなイメージ獲得にも余念がない。「バニラ・スカイ」(2001)を最後にもうセックスのシーンはやらないと公言。セクシー路線を抑えた近年は「イン・ハー・シューズ」(2005)、「ホリデイ」(2006)で等身大の大人の女性を演じ、女優としての力を見せつけている。人気シリーズとなった新作「シュレック3」が6月30日から公開。王様の跡継ぎになりたくないシュレックが、もうひとりの跡継ぎ候補を探しに出かける中、フィオナ姫との間に子どもができていることが判明するなどシュレックに試練が続く。前作から引き続き声優はフィオナ姫をディアス、シュレックをマイク・マイヤーズといつものメンバーが務める。

PROFILE
'72年8月30日、米・サンディエゴ生まれ。16歳のときからモデルとして世界をまたにかけて活躍。'89年に2カ月ほど日本で仕事をした経験もあり。オーディションに合格し、'94年の「マスク」で映画デビュー。ほかの出演作に「エニイ・ギブン・サンデー」('99)、「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002)などがある。現在は携帯電話のCMキャラクターとしてもおなじみ。私生活ではマット・ディロンやジャレッド・レトとの交際ののち、歌手のジャスティン・ティンバーレイクと4年近く付き合っていたが、ことし1月に破局した。

トビー・マグワイア

繊細さの中に強さを秘めた若手スター
主演作「スパイダーマン」(2002)が6日(日)にテレビ朝日系で放送。青い瞳に、まだ少年のような面影が残る童顔が印象的なマグワイア。彼が注目され始めたのは、アン・リー監督の「アイス・ストーム」('97)。崩壊寸前の家族の中で、異性への悩みを抱えた長男を演じ、イライジャ・ウッド、クリスチーナ・リッチなど、後にスターとなった子役たちとともに強いインパクトを残した。同じくリー監督の「楽園をください」('99)では、凄惨な南北戦争に身を投じながらモラルと自由の大切さを痛感していく青年を、寡黙ながら独特の存在感を放って好演。その後、育ってきた孤児院を初めて離れて自立する青年を演じた「サイダーハウス・ルール」('99)で知名度を上げると、恋や友情に悩みながら正義のヒーローとして活躍する高校生を演じた“スパイダーマン”シリーズが世界的大ヒットとなり、一躍ハリウッド・スターの仲間入りを果たす。さまざまな障害やかっとうを乗り越え、人間的に成長していく繊細な若者を等身大で演じることの多かった彼にとって、ナイーブさだけでなくハードなアクションもこなす“スパイダーマン”は意外なハマリ役となった。今後は「ラスベガスをやっつけろ」('98)で演じた金髪頭のぶっ飛んだヒッチハイカーのような、インパクトのあるキャラクターも演じてほしいところだ。現在、シリーズ3作目となる「スパイダーマン3」(2007)が公開中。そのほか、ことし公開予定のスティーブン・ソダーバーグ監督の新作「さらば、ベルリン」(2006)に出演。第2次世界大戦直後のドイツ・ベルリンを舞台に、米国陸軍の従軍記者がかつての恋人を捜すうちに殺人事件に巻き込まれていくサスペンスで、従軍記者に付き添う米軍兵士役を演じている。ジョージ・クルーニー、ケート・ブランシェットが共演。

PROFILE
'75年6月27日、米・カリフォルニア州生まれ。2歳のとき両親が離婚。その影響で、子供時代は各地を転々と移り住んで育つ。コマーシャルやTVのゲスト出演を経て、TVシリーズ“Great Scott”で注目を集め、'93年に「ボーイズ・ライフ」の端役で映画デビュー。このときのオーディションで知り合ったレオナルド・ディカプリオとは親友で、ディカプリオが「タイタニック」で来日した際、同伴してきたほどの仲だ。菜食主義者として知られ、ヨガと豆腐を好む健康マニアでもある。そのほかの出演作に、ウッディ・アレン監督作「地球は女で回ってる」('97)、1頭の競走馬に人生を懸けた3人の男たちのドラマ「シービスケット」(2003)などがある。かつては女優のラシダ・ジョーンズと婚約していたが、破局後、2006年に現在の恋人との間に娘を授かり、1児の父となった。

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