柴咲コウ
アクションにも果敢に挑戦する若手女優
出演作「県庁の星」(2006)が9日(土)にフジ系で放送。高い演技力が評価され、現在、日本映画界の第一線で活躍する若手女優の1人である柴咲。大きく鋭い目が印象的なクールな顔立ちは、人気漫画家・伊藤潤二の原作を映画化した「案山子 KAKASHI」(2001)や、彼女の初主演にしてヒット作「着信アリ」(2003)などのホラー作品で強烈な存在感を残した。その鮮烈な目力は、自己を持った“強い女性”という印象があり、彼女の1番の魅力だ。エリート官僚とともに三流スーパーの建て直しに立ち上がるパート店員にふんした「県庁の星」、日本が沈没するという究極の状況下で人々の救出に奮闘するレスキュー隊員を熱演した「日本沈没」(2006)など、凛とした彼女のたたずまいは、同性からも受け入れられるかっこ良さがある。ことし公開した、手塚治虫の名作漫画を実写映画化した「どろろ」(2007)では、やんちゃな少年“どろろ”という異色な役にも挑戦。孤児でありながら果敢に生きる“どろろ”のたくましさが、柴咲の魅力とうまくマッチして新たな一面を見せた。「やればやるほど欲が出てくる」と演技への情熱を語る柴咲は、最近では「日本沈没」でレスキュー隊の訓練シーンを自らやってのけたり、「どろろ」ではワイヤーアクションに挑むなど、体を張った役にも意欲的だ。現在は、人気香港映画「少林サッカー」(2001)の続編を“踊る大捜査線”シリーズの本広克行監督が手掛ける「少林少女」を撮影中。前作のサッカーからラクロスに設定は変わるが、前作同様アクションが見どころ。主人公を演じる柴咲は「半端なものにしたくない」と、撮影の1年前から武術を猛特訓。16日(土)からは、人気脚本家・宮藤官九郎が舞妓の世界を舞台に脚本を手掛けたドタバタ人情コメディー「舞妓Haaaan!!!」が公開。別れた彼氏を見返すため舞妓を目指す女性役で、艶やかな舞妓姿を披露する。
PROFILE
'81年8月5日、東京都生まれ。2000年「東京ゴミ女」で映画デビュー。在日韓国人の少年を主人公に国籍や民族を超えた友情や恋愛を描く「GO」(2001)で、主人公である青年の恋人役をみずみずしく好演し、キネマ旬報賞助演女優賞はじめ、多くの賞を受賞。「バトル・ロワイアル」(2000)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)など着実に経験を積んでいく。「黄泉がえり」(2002)では“RUI”の名前で主題歌も担当。透明感ある歌声が映画に合いヒットした。その後も多数の映画で主題歌を歌う。芸名“柴咲コウ”は、かわかみじゅんこの漫画「少女ケニア」の主人公“柴崎紅”をアレンジしたもの。