モニカ・ベルッチ
ハードな役柄にも体当たりで挑む“イタリアの宝石”
出演作「ティアーズ・オブ・ザ・サン」(2003)が8日(日)にテレビ朝日系で放送。“イタリアの宝石”と呼ばれる程、パーフェクトな美ぼうを持つベルッチ。現在のイタリアを代表する女優である彼女の魅力は、力強い眼差しや整った顔立ちの美しさはさることながら、妖艶な色気を醸し出す豊満な肉体美だろう。女優歴2年目のとき「ドラキュラ」('92)でハリウッドデビューした彼女は、その後、フランスに活動の場を広げ、「アパートメント」('95)「ドーベルマン」('97)などのヒット作に出演。女優としての地位を着々と確立していく。そして2000年、少年の永遠のあこがれとなる美女を演じた「マレーナ」に主演。周囲から偏見や批判の声を浴びながらも夫の帰還を待ち続ける人妻役で、一躍ブレークを果たす。2003年には、ハリウッド超大作「マトリックス リローデッド」で主人公ネオを誘惑する富豪の妻役で存在感を見せ、ハリウッドでの地位も不動のものにした。自身を“野性的”だという彼女は、「アレックス」(2002)など、肉体をさらけ出すハードな役柄にもおくせず、キャリアを積み重ねてきている。そのため露出が多いことが強調されがちだが、大学では法律を学び、社会運動などにも強い関心を寄せるなど知性も併せ持つ彼女は、どんな役柄を演じようと決して気品を失わない。彼女自身は、演技や役柄について“ただ肉体の官能性だけを強調するのではなく、知性を持ちながら自身の肉体を使ってストーリーを導いていくということを意識している”と語っている。今後の出演作として、クライブ・オーウェン共演のバイオレンス・アクション「Shoot'Em Up」(9月米公開)、'66年の本格的フィルム・ノワール「ギャング」をリメークした「Le Deuxieme souffle」(10月フランス公開)、「オペラ座の怪人」のジョエル・シュマッカー監督の「1:30 Train」(来年米公開)などが控えている
PROFILE
'68年9月30日、イタリア・ペルージャ出身。ペルージャ大学で法律を学んでいた18歳のとき、学費を稼ぐためにモデルの仕事を始め、瞬く間にトップモデルの仲間入りを果たす。世界的な有名ファッション誌やブランドの広告で活躍した後、'90年にTVドラマ「VITA COI FIGLI」で女優デビューし、同年に映画デビューも果たしている。'99年、「アパートメント」などで共演したフランス人俳優バンサン・カッセルと結婚。2004年に女児を出産したが、出産前にイタリア版「Vanity Fair」誌上で妊婦姿のヌードを披露し、話題を呼んだ。これは近年イタリアで施行された、未婚女性、同性愛の女性、出産適齢期を大幅に過ぎている女性への人工授精治療を禁止した法律への抗議のためなのだとか。