ジェイミー・フォックス

コメディアンで歌手の顔を持つ今注目の演技派俳優ジェイミー・フォックス
出演作「コラテラル」(2004)が21日(日)にテレビ朝日系で放送。トム・クルーズ演じる殺し屋に翻ろうされるタクシー運転手を演じ、トップスターであるクルーズに劣らない存在感を残したフォックス。彼のキャリアのスタートはスタンダップ・コメディアンとしての活躍だった。'91年、人気コメディー・シリーズ「In Living Color」のレギュラーとして注目を集め、'96年には自らの冠番組を持ち、お茶の間の人気者として確固たる地位を築く。このころから映画にも出演をするようになるが、注目されるきっかけとなるのは、マイケル・マン監督に見いだされ、モハメド・アリのセコンド、バンディーニをリアルに演じた「アリ」(2001)。一度コメディー俳優というイメージが定着すると、シリアスな役で成功するのは難しいと言われるが、彼は高い演技力を示し見事に払拭した。さらに2004年は彼にとって節目の年となる。同じくマン監督の「コラテラル」での評価が高まる中、“ソウルの神様”レイ・チャールズの半生を描いた「Ray レイ」での主演。肉体的な特徴を真似ることから始め点字を学び、毎日12時間目隠しをして過ごすという徹底した役作り。表情、立ち居振る舞いなど、模倣するだけではなく完璧に自分のものにし、レイ・チャールズの精神を伝えた。評論家も彼への賛辞を惜しまず、見る者の心を震わす熱演によりアカデミー賞主演男優賞を受賞。この時「コラテラル」でも助演男優賞にノミネートされ黒人として初めてのWノミネート俳優となった。「人生がガラリと変わったよ」とフォックスが言う通り以後、暴走する戦闘機を食い止めるパイロットにふんした「ステルス」(2005)、やり手マネジャーを演じたミュージカル映画「ドリームガールズ」(2006)、互いに信頼を寄せるマン監督と3度目のタッグを組み、危険な潜入捜査にあたる刑事を演じた「マイアミ・バイス」(2006)など話題作に出演し、着実に映画俳優としてキャリアを重ねている。現在公開中の、FBIとテロリストの戦いを描いた「キングダム 見えざる敵」(2007)では、内に激情を秘めたFBI捜査官を演じ、激しいアクションも披露している。次回作は、ロサンゼルスに住むチェロ奏者のホームレスを演じる「The Soloist」。共演は、ロバート・ダウニー・Jr

PROFILE
'67年12月13日、米・テキサス州生まれ。生後すぐに両親が離婚し、母親の養父母が彼を引取った。幼少時代は、ボーイスカウトや聖歌隊の活動に参加し、祖母の強い意向でピアノも学ぶ。大学卒業後、恋人の勧めでスタンダップ・コメディアンとしてキャリアをスタート。その後高校時代のフットボールでの活躍を買われ'99年「エニイ・ギブン・サンデー」でクオーターバックの選手の役を演じ俳優として評価される。ミュージシャンとしての顔も持ち2005年にリリースされたアルバム「アンプレディクタブル」は、3週連続で全米アルバムチャートの1位となる。

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