ペネロペ・クルス
本格派女優へと成長を遂げる情熱あふれるラテン女優
出演作「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(2005)が13日(木)にテレビ東京系で放送。愛らしさとラテンの華やかさを併せ持つルックスとグラマラスなプロポーションで、スクリーンで鮮烈な存在感を放つクルス。'92年に映画デビュー作の「ハモンハモン」で良家の子息の子を身ごもりながらも野性的な男と恋に落ちる娼婦を体当たりで演じ、そのセクシーな魅力で注目を集めた彼女は、一躍スペインの若手人気女優となる。'99年、エイズに感染した修道女を演じたペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」がアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞したことをきっかけにハリウッドでも人気に火が付き、活躍の幅は世界へ広がる。その後は、彼女が'97年に出演したスペイン映画「オープン・ユア・アイズ」をハリウッドでリメークし、再び同じ役を演じた「バニラ・スカイ」(2001)やジョニー・デップと共演した「ブロウ」(2001)など、淑女からいわゆる“汚れ役”までを演じ分け、コンスタントに映画出演を重ねていく。そして今年、アルモドバル監督が彼女のために脚本を書いたという「ボルベール〈帰郷〉」(2006)で、カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞。情熱的で奔放な女性を演じることを得意としていたが、母親役としてさらに女のたくましさや母性を表現できる本格派女優への成長を見せつけた。“作品の大きさや国にこだわらず、やりがいを感じられるならどんどん新しい作品にチャレンジして、50歳になっても現役バリバリの女優でいたい”と演じることに貪欲な彼女。今後は、ベン・キングスレー演じる60歳を過ぎた老書評家の愛人を演じた「エレジー(仮題)」が2008年公開。また、ウッディ・アレン監督がスペイン、バルセロナを舞台に製作した「Vicky Cristina Barcelona」(2008年米公開)、「シカゴ」(2002)のロブ・マーシャル監督が、巨匠フェデリコ・フェリーニの名作「8 1/2」を基にしたブロードウェー・ミュージカルの再映画化に挑む「Nine」(2009年米公開)に出演する。
PROFILE
'74年4月28日、スペイン・マドリード生まれ。商人の父と美容師の母の間に生まれる。14歳でモデルとしてデビューしTVにも出演。高校を中退し、国立芸術院で9年間クラシックバレエやスペイン舞踊を、アメリカ・ニューヨークでも4年間ダンスを学び、'92年「ハモンハモン」で映画デビュー。共演する俳優を次々と虜にする彼女は、“共演者キラー”と騒がれることも。「バニラ・スカイ」で共演したトム・クルーズとは熱愛に発展し、結婚秒読みとまで言われていたが破局。その後「サハラ―」をきっかけにマシュー・マコノヒーと交際するが、こちらもすでに破局し、最近は「ハモンハモン」で共演時にもうわさのあった同郷俳優ハビエル・バルデムとの復活愛が報じられている。