ローワン・アトキンソン
独特な存在感で世界中を笑わせるイギリスのコメディー俳優
主演作「ビーン」('97)が20日(木)に衛星第2で放送。日本でも'90年代後半に深夜の地上波TVで放送され人気を博したドラマ・シリーズ“ミスター・ビーン”で、一躍主人公“Mr.ビーン”として世界中に知られたアトキンソン。山型で太く存在感ある眉毛を持つ濃い顔に、黒髪の七三分け、スーツにネクタイ姿の“オッサン”ながら、行動が9歳の子どもと同じヤンチャぶりというギャップで人々の心を引き付けるMr.ビーン。そんなビーンを作り上げたアトキンソンの持ち味は、ビーン役でおなじみの、顔を自在に動かして作る不気味かつ滑稽(こっけい)な変顔のように、言葉ではなく表情や動作といったビジュアルでの笑いにある。「ビーン」では、台無しにしてしまった名画をどうにか修復しようと悪戦苦闘するさまで観客を大いに笑わせ、「ジョニー・イングリッシュ」(2003)では、憧れのスパイ任務をかっこ良く決めようとするさえない男性の、空回りで失敗ばかりの姿をギャグ満載で見せた。彼の演じる役には、本人は真剣でありながらも行動が伴わず、周囲に迷惑を掛けたり失敗の連続といった人物が多い。だがそんな人間らしいドジな部分を誇張した人物たちに人々は魅せられるのだろう。コメディー俳優として活躍するアトキンソンだが、意外にも「フォー・ウェディング」('94)「ラブ・アクチュアリー」(2003)など恋愛ドラマにも出演。司祭やデパートの販売員役を、笑いを含ませつつも抑えた演技で好演し、別な一面を披露した。 新作「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」が2008年1月19日(土)より公開。ロサンゼルスで大迷惑を掛けた前作「ビーン」に引き続き、今作では、フランス・カンヌで騒動を巻き起こす。既に世界32カ国で公開され初登場No.1というヒットを記録している。
PROFILE
'55年1月5日、イギリス・ニューキャッスル生まれ。ニューキャッスル大学とオックスフォード大学で電子工学を学ぶ。'76年、後に“Mr.ビーン”シリーズを共に手掛ける劇作家リチャード・カーチスと出会い、イギリスのコメディー・フェスティバルでコメディアンとしての成功を収める。その後、舞台やTVのバラエティー番組で人気を博し、国内で数々の賞を受賞。ワンマン・ショーでブロードウェーの舞台を踏んだ経験も持つ。その他の映画出演作には、ウーピー・ゴールドバーグらと共演の「ラットレース」(2001)、アメリカの人気漫画を実写映画化した「スクービー・ドゥー」(2002)などがある。