ジョニー・デップ
ハリウッド・メジャーから一線を画す美形のクセ者俳優
出演作「チャーリーとチョコレート工場」(2005)が11日(金)に日本テレビ系で放送。ワイルドさと繊細さを併せ持ったセクシーさが魅力のデップ。はさみの手を持つ心優しき人造人間にふんした「シザーハンズ」('90)など、一風変わった役柄を持ち前の豊かな感受性で巧みに演じる彼は、独自のセンスで出演作を選ぶことで有名。特に、「スリーピー・ホロウ」('99)などでコンビを組んだティム・バートン、「ショコラ」(2000)などのラッセ・ハルストレム、「ナインスゲート」('99)のロマン・ポランスキーら、作家性の強い監督たちの作品に好んで出演することが多く、ハリウッドの中にいながらもその本流から一歩身を引く存在だ。そんな彼だが、'80年代にデビューした当初は、ルックスを生かしたアイドル的な俳優に過ぎなかった。だが、“史上最低の映画監督”をエキセントリックに演じた「エド・ウッド」('94)、殺し屋に追われる男にふんしたロード・ムービー「デッドマン」('95)あたりから、役柄の幅広さと確かな演技力で存在感を放つ、個性派俳優としての確固たる地位を築いてきた。近年では、ディズニー・テーマパークの人気アトラクションから生まれたスペクタクル・アドベンチャー、“パイレーツ・オブ・カリビアン”シリーズで海賊ジャック・スパロウを好演。彼にしては珍しいメジャー作品への出演となり、世界中で大ヒットしたことも手伝って新たなファン層の拡大に成功している。ティム・バートン監督と6度目のコンビとなる新作、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」が2008年1月19日(土)に公開。19世紀のロンドンを舞台に、理髪師の顔を持つ殺人鬼の恐怖を描く。人気ミュージカルを映画化したもので、殺人鬼にふんするデップが初めて披露する歌声にも注目。
PROFILE
'63年6月9日、米・ケンタッキー州生まれ。高校卒業後、ロック・スターを目指してロサンゼルスに渡るが、そこで知り合ったニコラス・ケイジの勧めで俳優の道へ。「エルム街の悪夢」('84)のオーディションに合格し、映画デビュー。その後、TVドラマで活躍して脚光を浴び、「シザーハンズ」で人気スターの仲間入りを果たす。「ブレイブ」('97)では監督にも挑戦している。フランスの歌手で女優のバネッサ・パラディとの間に2児をもうけており、“パイレーツ・オブ・カリビアン”シリーズには子どもの勧めで出演を決めた。