ジョディ・フォスター

才色兼備のハリウッド・クイーン
ジョディ・フォスター出演作「フライトプラン」(2005)が6日(日)にテレビ朝日系で放送。知的で洗練された大人の雰囲気が魅力のフォスター。子役時代から異才を放っていた彼女は、「タクシー・ドライバー」('76)でローティーンの娼婦役をクールに演じてアカデミー賞助演女優賞にノミネート、大器の片りんをのぞかせた。'80年代前半には“4大ティーンエージャー女優”の1人(他の3人はテータム・オニール、クリスティ・マクニコル、ブルック・シールズ)として絶大な人気を誇っていたが、当時から聡明堅実だった彼女は名門エール大学への進学という自分の道を選択し、一時映画界から距離を置く。だが卒業後、活動を再会した彼女は目覚ましい活躍を見せる。「告発の行方」('88)でレイプの被害者を熱演してアカデミー賞主演女優賞を受賞し、さらに'91年、猟奇殺人鬼に挑むFBI訓練生を演じた「羊たちの沈黙」で再びアカデミー賞主演女優賞を受賞。“子役は大成しない”というジンクスを見事に打ち破り、名実共にハリウッドのトップ女優となる。その後、美しい女スリにふんした「マーヴェリック」('94)や、地球外知的生命体との接触を図る天文学者役に挑んだ「コンタクト」('97)、妊娠中にもかかわらず体当たりのアクションを披露した「パニック・ルーム」(2002)や、犯罪者に制裁を下す女性のかっとうを描く「ブレイブ ワン」(2007)などで好演を見せ、演技派女優として確固たる地位を築いている。新作「Nim's Island」が米国で4日に公開。同名児童小説を映画化したファンタジーで、孤島で科学者の父と暮らす少女が行方不明になった父を助けるため、愛読書の著者に協力を求め、非常事態を切り抜ける姿を描く。フォスターは主人公の少女に協力を求められる作家役で出演している。

PROFILE
'62年11月19日、米・ロサンゼルス生まれ。TVに自分の子どもを売り込む“ステージ・ママ”だった母親の影響で、幼少のころから多くのTV番組に出演し、'72年、「Napoleon and Samantha」で映画デビュー。'74年に「アリスの恋」でヒロインの息子のガールフレンド役を演じてマーチン・スコセッシ監督に認められ、同監督の「タクシー・ドライバー」に出演。一気に注目を集めるが、'81年、彼女の熱狂的なファンがレーガン大統領暗殺未遂事件を起こすという、映画の内容を思わせるショッキングな出来事があり世間を騒がせた。「ネル」('94)、「イノセント・ボーイズ」(2002)では製作を、「リトルマン・テイト」('91)、「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」('95)では監督を務め、マルチな才能を発揮している。私生活では'98年と2001年、精子バンクを利用し男の子を出産した。有名なフェミニストとしても知られている。

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