ジュリア・ロバーツ
ゴージャスな美ぼうとチャーミングな笑顔が魅力のハリウッドのトップ女優
出演作「ザ・メキシカン」(2001)が16日(月)にNHK衛星第2で放送。ハリウッドのトップ女優として確固たる地位を築いているロバーツ。'88年に映画デビューを果たし、「マグノリアの花たち」('89)の薄幸の人妻役などで注目を集めていた彼女の名を世界に知らしめたのが、その年の全米ナンバーワンヒット作「プリティ・ウーマン」('90)だった。実業界の大物と恋に落ち、エレガントな女性に変身していく売春婦ビビアンを、抜群のスタイルと親しみやすい笑顔で好演。“現代のシンデレラ・ストーリー”と呼ばれた映画さながらに、一夜にしてスターの仲間入りを果たした。だがその後は、不治の病をもつ青年と恋に落ちる娘を演じた「愛の選択」('91)など、多くの話題作に出演するも、思うようなヒットに至らず人気は低迷。私生活でも、「フラットライナーズ」('90)での共演をきっかけに交際を始めたキーファー・サザーランドとは挙式予定3日前に婚約破棄、'93年にカントリー歌手ライル・ラベットと結婚するが21カ月で離婚するなど、ゴシップ誌をにぎわせる。そんなロバーツが本来の輝きを取り戻した作品が、ラブ・コメディー「ベスト・フレンズ・ウェディング」('97)だった。元恋人の結婚を阻止しようと奔走するヒロインを、持ち前のキュートな魅力で軽やかに演じ、映画は大ヒット。マスコミからも“彼女のカムバック作品になった”と絶賛された。そして2000年には、新たな代表作となる「エリン・ブロコビッチ」への出演を果たす。同作でロバーツが演じたのは、巨大企業を相手に史上最大級の訴訟に勝利した、子持ちの独身女性。知識も教養もないが、曲がったことが嫌いで自分の心のままに突き進む姿が「プリティ・ウーマン」のビビアンとも重なるこの役で、アカデミー賞主演女優賞を受賞。名実ともにハリウッドを代表する女優の1人となった。このとき既に30代に入っていたロバーツは、以降、「モナリザ・スマイル」(2003)での保守的な女子大に変化をもたらす教師、男女4人のもつれる愛を描いた「クローサー」(2004)の写真家など、知的で落ち着いた女性の役を好んで演じるようになる。その一方、「ザ・メキシカン」などでは変わらぬ天性のコメディエンヌぶりを披露し、昔からのファンを喜ばせている。新作「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」が公開中。'80年代の世界情勢を変えた、米国の政治家チャーリー・ウィルソンの実話を基にした社会派コメディーで、ロバーツはチャーリーに味方する資産家を演じている。
PROFILE
'67年10月28日、米・ジョージア州生まれ。4歳の時に両親が離婚し、母親の下で育てられる。俳優の兄エリックが出演する「悪の華 パッショネイト」('83)の撮影を見て女優を志すようになり、高校卒業後はニューヨークに渡って演技を学んだ。テレビドラマなどへの出演を経て、エリックとの共演作「ブラッド・レッド 復讐の銃弾」('88、日本未公開)で映画デビュー。私生活では、キーファー・サザーランドを筆頭に多くの共演者と浮名を流した。2002年にカメラマンのダニエル・モダーと再婚し、3児をもうけている。