金城武

ミステリアスな魅力を放ち続けるアジアのスーパースター
金城武主演作「LOVERS」(2004)が10月26日(日)テレビ朝日系で放送。
透明感と独特の浮遊感、近代的な洗練された印象の金城。日本語、北京語、広東語、台湾語、英語が堪能で、アジアにとどまらず世界へと活躍の場を広げ続けている彼は、今年、スクリーン・デビュー15年という節目を迎えた。寡黙な新興宗教の教祖を演じた香港映画「ワンダー・ガールズ 東方三侠2」(未公開)でデビューしたのが'93年。デビュー当時は、ジミー・リン、アレックス・スー、ニッキー・ウーと並んで台湾四小天王と呼ばれ、ティーンエージャー向けのコメディーとアクション映画に数多く出演するなどアイドル的な存在だった。
そんな彼を一躍スターダムに押し上げたのが、ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星 Chungking Express」('94)と「天使の涙」('95)。当時の彼は、広東語をうまく操れなかったが、役者としての天性の勘の良さと恵まれたプロポーション、卓越した身体能力を武器に頭角をあらわしていく。そして、「羅生門」のリメークである「MISTY」('97)で日本映画デビューを果たす。その2年程前から日本のTVドラマに出演していたものの、日本での知名度はまだ低かった彼の名を知らしめたのが、援助交際とHIV感染を題材にしたTVドラマ「神様、もう少しだけ」('98)。彼は、主演の人気音楽プロデューサー役を好演し、共演の深田恭子と共に一気にブレークした。
それからの彼の日本での活躍は目覚ましい。台湾、香港では見せることのなかったダーク&クールなイメージでシリアスな役柄に挑戦した「不夜城」('98)、銀行強盗のリーダーにふんしたアクションコメディーの「スペーストラベラーズ」(2000)、戦闘のプロを演じた「Returner リターナー」(2002)と、幅広い役柄を器用に演じ分け、そのたびに新しい魅力を開花させていく。そんな姿が、日本の多くの女性をとりこにし、彼の人気を不動のものとする。
また、彼にとって初の中国時代劇作品であるチャン・イーモウ監督の「LOVERS」は、米ゴールデングローブ賞・外国語映画賞にノミネートされた。本作で彼は、身分を隠して反体制勢力の女性に近づく官吏を圧倒的な存在感で演じ、人気と知名度はアジア各国に拡大する。そして昨年、「Returner リターナー」以来、約6年ぶりの日本映画「Sweet Rain 死神の精度」に主演し、死神という難役を独特の存在感で演じきり、日本での金城人気が再燃している。
話題の新作「レッドクリフ PartI」は11月1日(土)より公開。中国の英雄伝「三国志」のハイライトともいえる“赤壁の戦い”を映画化した歴史アクション大作で、彼は三国志きっての人気キャラクターである天才軍師・諸葛孔明を演じる。

「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」さらに12月20日(土)には日本映画「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の公開も控えており、年末の映画界を賑わす“顔”となるだろう。

(C)2008「K-20」製作委員会

PROFILE
'73年10月11日台湾・台北市生まれ。日本国籍。日本人の父と、台湾人の母の間に生まれる。中学までは台北の日本人学校に学び、高校からはアメリカン・スクールに在学。高校時代にスカウトされ、清涼飲料水のCMに出演し芸能界デビュー。その言語力とたぐいまれな容姿をもって映画やTVドラマ、CMなど、国境を越えて幅広く活躍中。欧米での人気も高く、'98年にはアジア人として初めてプラダのワールド・キャラクターに起用された。また今年は、エンポリオ・アルマーニのアジア人俳優初のキャンペーン・キャラクターを務めている。

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