妻夫木聡

さわやかなイケメン俳優から成熟した実力派俳優へ
妻夫木聡出演作「どろろ」(2007)が11(日)にTBS系で放送。
さわやかな笑顔と、自然な演技が魅力の妻夫木。'98年にTVドラマ「すばらしい日々」でデビュー以来、数多くのドラマや映画に出演している。その風貌からか、当初はイケメン俳優としてTVドラマを中心に活躍していたが、シンクロナイズドスイミングに挑戦する高校生を描いた「ウォーターボーイズ」(2001)の主演を務めたことで転機を迎える。ひたむきにシンクロに挑むその姿が彼のもつ雰囲気にぴったりはまり、日本アカデミー賞優秀主演男優賞、新人俳優賞を受賞するなど、俳優としての実力を高く評価された。以降、徐々に映画出演の機会を増やしていく。
報知映画賞主演男優賞を受賞した「ジョゼと虎と魚たち」(2003)では、脚の不自由な少女と恋に落ちる平凡な大学生を、繊細な表現力で演じた。また、秘密兵器の鍵を握る少女と恋に落ちる元特攻隊員にふんした「ローレライ」(2005)や、幼なじみの伯爵家の娘との悲恋に苦しむ侯爵家の長男役の「春の雪」(2005)、血のつながらない妹をけなげに支える兄を演じた「涙そうそう」(2006)など、話題作に続々と出演。さらに近年は、今まで演じることが多かったさわやかな好青年といった役柄だけではなく、さまざまな役柄に挑戦し、役者としての幅を広げている。
「どろろ」では、魔物に体の48カ所を奪われた青年という難しい役どころを陰影のある演技で披露。「憑神」(2007)では、ひょんなことから災いの神に取り憑かれてしまう“ツイテナイ”下級武士の悲壮をユーモラスに表現し、「闇の子供たち」(2008)では、タイで臓器売買の闇を追うカメラマン役を、江口洋介や宮崎あおいら共演陣に負けない存在感で演じ切った。さらに、東京国際映画祭で2冠に輝いた「ブタがいた教室」(2008)では、食育や命の大切さをテーマに、“食べることを前提に学校でブタを飼う”という実験的な授業に挑んだ新任教師を体当たりで熱演。生徒役の26人の子どもたちと本当の教師と生徒のような関係を築き、嘘のない、リアルな子どもたちの表情や言葉を引き出した。自身も、「子どもたちと同じように学んでいけた作品だった」と語り、俳優としての成長を深く印象付ける作品となった。

「感染列島」現在は、NHK大河ドラマ「天地人」に主演中。俳優として磨きがかかり、新たな飛躍を遂げた彼の活躍に、今後も目が離せない。映画では、最新主演作「感染列島」が、1月17日(土)より全国公開。本作は、新型ウイルスの感染爆発(パンデミック)の脅威に日本中がさらされるパニック・エンターテインメントで、妻夫木は、隔離された病院で患者の命を救うために懸命に戦う救命救急医を演じている。

(C)2009映画「感染列島」製作委員会

PROFILE
'80年12月13日、福岡県柳川市生まれ。神奈川県横浜市で育つ。両親と兄の4人家族。デビュー前にはファッション誌でカリスマ読者モデルとして活躍していた。'97年、アミューズ、ホリプロ、ニッポン放送主催の“アホポンプロジェクト”による「超ビッグオーディション」で、300万人以上の応募者の中から第1回グランプリに選ばれて芸能界入り。以降、ドラマやCM、映画と幅広い分野で活躍する。TVドラマの出演作は、熱血研修医を演じた「ブラックジャックによろしく」(2003)、柴咲コウ共演の「オレンジデイズ」(2004)など。

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