ジェイミー・リー・カーチス

鍛え上げた肉体美が魅力のタフでセクシーな個性派女優
出演作「トゥルーライズ」('94)が5月23日(土)にフジ系で放送。
アクションからコメディーまでこなす実力派女優カーチス。'76年ころからTVドラマ「チャーリーズ・エンジェル」や「刑事コロンボ」にゲスト出演していたが、映画デビューは、ジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」('78)。この作品で彼女は、まじめで聡明だがシャイな高校生ローリーを熱演し、国際SF・恐怖・ファンタジー協会と第8回パリ・ファンタスティック映画祭の最優秀女優賞を獲得する。
以降、母親のジャネット・リーと共演した「ザ・フォッグ」('80)や「テラー・トレイン」('80)、「ブギーマン」('81)など数多くのホラー映画に出演し、その絶叫シーンに定評があることから“スクリーミング・クイーン”(悲鳴の女王)と呼ばれた。
そんな彼女だが、'83年のコメディー映画「大逆転」では、大富豪のいたずらで立場を入れ替えられてしまう大金持ちと貧乏な男性2人にからむ役どころで出演。彼女が本来持っているコメディーセンスやきっぷの良さ、人の良さといった魅力をフルに発揮し、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞した。
こうしてホラー映画からの脱皮を図ることに成功した彼女は、この作品を契機に、以後コミカルな役柄や、ヒューマニックな作品にも意欲的に出演するようになり、いい味を出していく。英国コメディー「ワンダとダイヤと優しい奴ら」('88)では、セクシーな情婦役を熱演し、また、ヒロインに抜てきされた「ブルースチール」('90)では、持ち前の男っぽさとスタイルの良さをフルに生かして警官メーガン役を好演。タフな警官でありながら、女性らしさも表現するカーチスの演技がみごとだった。さらに、アーノルド・シュワルツェネッガーと共演した「トゥルーライズ」で夫にだまされ続ける妻を演じ、その多彩な演技力をいかんなく発揮してゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞した。
こうして、気さくなホラーヒロインから、今では“コメディー・アクター”と自称するくらいコメディエンヌとしての評価が高まり、演技にも幅が出てスターとしての風格が備わっていく。現在公開中のかわいいセレブ犬のチワワが思わぬ大冒険を繰り広げるファミリー・コメディー「ビバリーヒルズ・チワワ」(2008)では、ヒロインのチワワを溺愛する飼い主、化粧品会社のオーナーにふんしている。

PROFILE
'58年11月22日米・ロサンゼルス市生まれ。父は俳優のトニー・カーチス、母は女優のジャネット・リー。児童書の著者としてもベストセラーを生むなどして活躍。小児AIDS向けの財団の広報担当者でもあり、ピッツバーグにある子ども病院の資金調達の支援なども行っている。'84年、俳優兼映画監督のクリストファー・ゲストと結婚。'86年に養女をとった。姉も女優のケリー・カーチス。

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