マックG

大作で新しい伝説を作り、今後の期待度No.1監督
監督作「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003)が6月28日(日)にテレビ朝日系で放送。
衣料販売店Gapとコカ・コーラのコマーシャルの監督としてキャリアをスタートさせたマックGは、サブライムやワイクリフ・ジーンといった多種多様なアーティストたちのミュージックビデオも50本以上監督してきており、業界で高く評価された。そんな彼の映画監督デビュー作は、ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、ルーシー・リュー主演の「チャーリーズ・エンジェル」(2000)。本作は、姿を見せないボス、チャーリーの探偵事務所に所属する美女3人組の探偵の活躍を描いた痛快アクション。スピーディーな展開ゆえ、そこにはアクション、ギャグ、サスペンス、恋愛ドラマなど様々な要素がぎっしりと詰め込まれて、エネルギッシュで遊び心いっぱいの演出が見る者を引きつける。そして、主演3人のコミカルでキュートな魅力をうまく引き出している。
この作品は、公開週末ナンバー1に輝いただけでなく、新人監督としては最高記録となる、米国内4千万ドルの興行収益を上げた。その後、世界31カ国で公開週ナンバー1となり、2億6千万ドルの世界興行収益を記録する。デミ・ムーアが加わり、3人に負けずとも劣らないパワフルな美しさを披露した続編「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」では、さらに演出が大胆になり、作品の魅力が増した。
また実話に基づいた「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」(2006、日本未公開)は、飛行機事故で選手の大半を亡くした大学アメリカンフットボールチームを再生させるために奔走する1人の若きコーチとチームの奮闘を描いたスポーツ・ドラマ。マックGは映画をあまり撮っていない経験不足から心情の描写や物語の組み方が不得手のように言われるが、ミュージックビデオ出身なだけに映像やシーン個々の描き方、音楽の使い方では抜群の手腕を発揮する。それは、まさに映像でストーリーを語っているような印象を受ける。「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」では、特にフットボールシーンが秀逸。
現在公開中の「ターミネーター4」(2009)は、巨匠ジェームズ・キャメロン監督が創造し、アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作となったSFアクションシリーズの最新作。ゴージャスでカラフルな映像で描く痛快アクションを得意とするマックGが、本作では徹底してリアルな映像とそのスピード感、音響の臨場感、ダークな演出にこだわった点が注目されている。
次回作としては、ジュール・ヴェルヌによるSFアドベンチャーの名作を映画化した『海底2万マイル』のリメークを手掛けることになっている。また、トニー賞に輝いたミュージカル「Spring Awakening」の映画化の企画開発にも入っているという。

PROFILE
'68年8月9日、米・ミシガン州カラマズー生まれ。カリフォルニア州ニューポートで育つ。カリフォルニア大学アーバイン校卒業後、音楽会社のカメラマンとしてキャリアをスタートさせる。日本のサブカルチャーに造詣があり、「チャーリーズ・エンジェル」の1シーンにピチカート・ファイブを挿入歌として使ったり、プライベートでAKB48のライブを観に行ったこともある。映画以外では、「The O.C.」「Chuck」「スーパーナチュラル」「ファストレーン」などテレビドラマの製作を手掛けている。

シャイア・ラブーフ

スティーブン・スピルバーグもほれ込んだハリウッド期待の若手スター
シャイア・ラブーフ主演作「トランスフォーマー」(2007)が20日(土)にフジ系で放送。
スピルバーグも太鼓判を押す演技力とスターの素質を兼ね備えるラブーフ。今やハリウッドで最も注目される若手俳優の1人となった彼の映画デビュー作は、傑作児童文学を映画化したファミリー・アドベンチャー、「穴 HOLES」(2003、日本未公開)だった。シガニー・ウィーバーらベテラン俳優と共演したこの作品で、無実の罪で捕まり更生施設でひたすら穴を掘らされる少年を熱演し、注目を集める。
その後は「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003)、「アイ,ロボット」(2004)、「コンスタンティン」(2005)など大作に続けて出演し、ハリウッドでの足場を固めていく。中でも、人間の世界に侵入する悪魔と戦う探偵の姿を描いた「コンスタンティン」では、キアヌ・リーブスの相棒役で強い存在感を発揮した。
そんな彼が本格的なブレークを果たした作品が、主演を務めたサスペンス「ディスタービア」(2007)だった。同作でラブーフは、暇つぶしで始めたのぞき見ゲームが原因で事件に巻き込まれていく高校生役を好演。映画も10代を中心に多くの観客を集め、スマッシュ・ヒットを記録した。着実にスターへの道を歩み始めていた彼は、巨匠スピルバーグに見初められ、さらなる飛躍を遂げることになる。
まず2007年には、スピルバーグが製作総指揮を務め、日米合作のアニメを実写化した「トランスフォーマー」の主役に抜てき。ブロックバスター大作としては初の主演となったこの作品では、ハードなアクション・シーンも見事にこなし、映画の大ヒットに貢献した。
続いてスピルバーグが自ら監督を務め、19年ぶりに復活した人気シリーズ第4作「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」(2008)に、ハリソン・フォード演じるインディの息子役で出演。名優フォード相手に物おじすることなく、繊細さと不良っぽさが同居した青年を演じ、日本でも多くのファンを獲得した。さらに、監督は「ディスタービア」のD・J・カルーソ、製作総指揮はスピルバーグという、気心の知れたスタッフと組んだサスペンス「イーグル・アイ」(2008)では、無実の罪を着せられ国家に追われる羽目になる青年役で、これまでにない大人の魅力をたたえた演技を見せ、映画ファンをうならせた。

「トランスフォーマー リベンジ」「トランスフォーマー」の続編「トランスフォーマー リベンジ」が6月20日(土)より公開。アメリカ、中国、エジプトなど世界各地を舞台に、人類を巻き込んだ金属生命体の戦いを描いたSFアクションで、ラブーフは前作に続いて主人公の青年サムを演じる。

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PROFILE
'86年6月11日、米・カリフォルニア州生まれ。スタンダップ・コメディアンとして地元のコーヒーショップに立ったことをきっかけに演技に目覚める。その後はオーディションを受けて「X-ファイル」などのTVシリーズにゲストで出演。さらにディズニー・チャンネルのドラマ「おとぼけスティーブンス一家」にレギュラー出演し、お茶の間の注目を集める。私生活では、ドラッグストアへの不法侵入や飲酒運転で逮捕されるなど、トラブルが多い。

中井貴一

時代劇からコメディーまで巧みにこなす実力派俳優
中井貴一出演作「亡国のイージス」(2005)が14日(日)にテレビ朝日系で放送。
父親は往年の二枚目俳優・佐田啓二、姉は女優の中井貴惠という芸能一家に生まれた中井。山田太一脚本のTVドラマ「ふぞろいの林檎たち」('83)で、四流大学生であることに劣等感を抱きながらも、ひたむきに生きていく若者を好演し、ブレークのきっかけとなる。
その後、市川崑監督が自作を29年ぶりに再映画化した「ビルマの竪琴」('85)の主役に抜擢。悲劇を背負い、僧となった水島上等兵の演技は多くの観客の涙を誘った。続いて、山田洋次監督の「キネマの天地」('86)や、相米慎二監督作「東京上空いらっしゃいませ」('90)などに出演した彼は、着々と俳優としてのキャリアを積んでいく。
そして、大石内蔵助と吉良側の司令塔・色部又四郎との謀略戦争を軸に“忠臣蔵”を描いた時代劇「忠臣蔵 四十七人の刺客」('94)では、主演の高倉健を向こうにまわしての熱演を見せ、日本アカデミー賞助演男優賞をはじめ多くの映画賞を受賞。また、愛する家族のために戦いの中に身を投じていく新撰組の剣士を演じた「壬生義士伝」(2002)では、日本アカデミー賞主演男優賞に輝く。一方、謎の術師にふんした「陰陽師II」(2003)や、冷徹な視線の奥に不気味さが漂う対日工作員を演じた「亡国のイージス」では悪役としても質の高い演技を発揮。
また、「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」(2003)では外国映画に初出演し、せりふのほとんどが中国語という役柄に挑み、役者として大きな成長を見せる。その甲斐があってか、後に主演とプロデューサーを務めた日・中合作映画「鳳凰 わが愛」(2007)ではその手腕を評価された。
近年では、津川雅彦(監督名・マキノ雅彦)初監督作品「寝ずの番」(2005)に続いての主演となった「次郎長三国志」(2008)で、痛快な仲間たちを引き連れる清水次郎長を熱演。7月18日(土)に公開される新作「アマルフィ 女神の報酬」では、織田裕二演じる外交官・黒田に日本から指示を出す上司役として、声の出演をしている。

PROFILE
'61年9月18日、東京都世田谷区生まれ。2歳のときに父・佐田啓二が交通事故で他界。父の17回忌で松林宗恵監督の目に留まり、戦争大作「連合艦隊」('81)で映画デビューを飾る。翌年、NHKの連続時代劇「立花登・青春手控え」でTVドラマ初出演。'88年にはNHK大河ドラマ「武田信玄」の主役に抜擢され、俳優として不動の地位を築いた。近年では故・緒形拳の遺作となった「風のガーデン」にも出演。現在放送中のドラマ「スマイル」では、あらぬ疑いを警察にかけられた青年・ビト(松本潤)を助けようと奔走する弁護士、伊東一馬役を演じている。

ダニエル・クレイグ

新生ボンドへのバッシングを絶賛に変えた実力派アクター
ダニエル・クレイグ出演作「トゥームレイダー」(2001)が6日(土)にフジ系で放送。
“007”シリーズの6代目ジェームズ・ボンドとして注目を集め、同世代の俳優の中で最も優れた1人と称えられるクレイグ。イギリスのチェスターに生まれた彼は、16歳でロンドンに移り、ナショナル・ユース・シアターの一員となる。その後、ロンドン・ギルドホール音楽演劇学校でユアン・マクレガー、ジョセフ・ファインズらと共に演技を学び、'91年に卒業。翌年、映画「パワー・オブ・ワン」('92)で映画デビューを果たす。
以降、TVドラマや舞台などで高い評価を得たクレイグは、「愛の悪魔/フランシス・ベーコンの歪んだ肖像」('99)で実在の画家、フランシス・ベーコンの恋人を演じ、エジンバラ映画祭の男優賞を受賞。実力派の俳優として広く知られるようになる。2001年にはアクション・アドベンチャー大作「トゥームレイダー」で、アンジェリーナ・ジョリー扮する主人公ララ・クロフトの恋人役をゲット。続いて「ロード・トゥ・パーディション」(2002)、「Jの悲劇」(2004)、「ミュンヘン」(2005)などで高い演技力を見せたクレイグは、2006年に「007/カジノ・ロワイヤル」で新生6代目ジェームズ・ボンドに大抜擢される。
クレイグの起用が発表された当初は、金髪で青い目の容姿がボンドのイメージと異なると、ボンドファンから様々なバッシングも受けた。しかし、実際に公開されるとシリーズ史上最高の興行成績を記録し、クレイグへの評価も一変。タフでセクシーなのはもちろん、内面の危うさを感じさせる新世紀のボンドを見事に演じ、英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど絶賛が集まった。
その後の主な出演作は「インベージョン」(2007)、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」(2007)、「ディファイアンス」(2008)と順風満帆。“007”シリーズの2作目「007/慰めの報酬」(2008)では、アクションシーンの撮影中にクレイグ自身が顔や手を負傷するアクシデントに見舞われるも、その渾身の演技は期待を裏切らず、映画は大ヒットを記録した。
新作としては、スティーブン・スピルバーグ監督による映画「タンタンの冒険:なぞのユニコーン号」がアメリカで2010年に公開予定。クレイグは、極悪非情の海賊レッド・ラッカム役を演じる。“007”シリーズの新作「Bond 23」(仮)の製作も決定しており、イギリスで2011年に公開予定。ファンに求められる限りボンドを続けたいと言うクレイグ。鍛え抜かれた肉体にセクシーなスーツ姿のクレイグを世界が心待ちにしている。

PROFILE
'68年3月2日、英・チェスター生まれ。両親の離婚で幼少期は姉と共にリバプールの母の実家で育つ。16歳のときにロンドンに移りナショナル・ユース・シアターとギルドホール音楽演劇学校で演技を学ぶ。以降、TVドラマや舞台で経験を積み、イギリス演劇界で常に高い評価を受け、着実にキャリアを築く。ハリウッド映画にも数多く出演し、2006年には6代目ジェームズ・ボンドに抜擢。私生活では、'92年に元女優のフィオラ・ロードンと結婚し女の子をもうけるが、'94年に離婚。その後、7年間ドイツの女優、ハイケ・マカッシュと同棲する。現在は、映画プロデューサーの日系人サツキ・ミッチェルと交際中。

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