本広克行

新たな一歩を踏み出したヒット・メーカー
本広克行監督作「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003)が18日(土)にフジ系で放送。
本作で「南極物語」('83)を抜いて日本の実写映画の歴代興行収入第1位に輝く快挙を成し遂げた本広監督。より多くの観客を楽しませるためのエンターテイナーに徹した映画製作を心掛けているという彼は、ドラマディレクターとしてTVドラマ版「踊る大捜査線」など、数多くのドラマを手掛けてきたことからキャリアを積んでいき、96年に「7月7日、晴れ」で映画監督デビュー。そして「踊る大捜査線 THE MOVIE」('98)のヒットを機に、彼は演出家・監督としてのさらなる可能性を模索しはじめる。
「踊る―」シリーズのスピンオフ第1作「交渉人 真下正義」(2005)では、ハリウッド映画さながらの演出でユースケ・サンタマリアふんする警視庁初の“交渉人”と地下鉄テロ犯との心理戦をスピーディーに表現。関西を中心に活動する劇団ヨーロッパ企画のヒット舞台劇を映画化した「サマータイムマシン・ブルース」(2005)では、クーラーのリモコンをめぐって現在と昨日を行き来する学生たちの騒動を軽快なテンポで描き、讃岐うどんを題材にした「UDON」(2006)では、本広監督作品ではお馴染みとなったユースケ・サンタマリアを主演に、随所に面白さを散りばめた娯楽映画を作り上げた。
近年ではカンフー・アクションとコメディーを組み合わせた柴咲コウ主演の「少林少女」(2008)でメガホンを取り興行収入15億円のヒットを記録した。11月21日(土)には最新監督作「曲がれ!スプーン」が公開。長澤まさみと初のタッグを組む本作では、どんなこだわりと映像表現で観客を楽しませてくれるのか期待が集まる。

PROFILE
'65年7月13日、香川県生まれ。横浜放送映画専門学校(現在の日本映画学校)を卒業後、CM制作会社のアルバイトを経てTV番組の制作会社である共同テレビに入社。'92年、深夜ドラマ「悪いこと」で演出デビュー。「NIGHT HEAD」の演出家の1人として注目されて以降、「お金がない!」など数多くのドラマを手掛ける。'96年、「7月7日、晴れ」で劇場映画を初監督。TVドラマから映画にも飛躍した“踊る大捜査線”シリーズでヒット・メーカーの地位を確立する。2008年に放送された連続ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」の総監督に続き、ことし公開予定の劇場版でも監督を務める。

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