アラン・リックマン

クールで紳士的な個性派俳優
11月6日(金)に出演作「ダイ・ハード」('88)が日本テレビ系で放送。
洗練された演技力と、ルックスからは想像しにくい甘い声とのギャップが独特な雰囲気をかもし出すリックマン。デザイン学校卒業後、夢だった俳優を目指してイギリスのロイヤル演劇アカデミーに入ったリックマンは、初舞台を踏んでからはイギリスのロイヤル・シェークスピア劇団で活躍。'87年の舞台「危険な関係」を見ていた映画プロデューサーのジョエル・シルバーによって、映画デビュー作「ダイ・ハード」でブルース・ウィリスの敵役に登用され、クールな悪役ぶりが注目される。
その後、「ロビン・フッド」('91)で、国王不在の国を牛耳ろうとする悪代官役を好演した彼は、英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。90年代前半には禁断の姉弟愛を描いた初主演作「クローズ・マイ・アイズ」('91)をはじめ、数々の作品で主役から脇役までをこなした。そして、日本未公開の「Mesmer」('94)で主役の催眠暗示療法師を巧みに演じた彼は、モントリオール世界映画祭の最優秀男優賞を受賞。90年代後半に入ると「いつか晴れた日に」('95)、「マイケル・コリンズ」('96)で再び英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされる。
それ以降は「ドグマ」('99)などで個性的な役どころを演じて好評は得る。日本でも広く知られるようになったのは「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)を第1作とするJ・K・ローリング原作の人気シリーズで、ひときわミステリアスな教師・スネイプ役だろう。今年7月に公開されたシリーズ第6作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(2008)でもその存在感をいかんなく発揮している。
そんな彼の最新作は来年4月17日公開の「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)。本作は児童小説「不思議の国のアリス」を基に、ヒットメーカーのティム・バートン監督&ジョニー・デップがタッグを組む話題作。リックマンは、身長が縮んだアリスに元に戻るための助言をするキャタピラ役を演じる。

PROFILE
'46年2月21日、英・イングランド生まれ。本名はアラン・シドニー・パトリック・リックマン。演劇よりもより確実な仕事を得るためにデザイン学校を卒業した彼は、在学中からアマチュア劇団で演劇活動を続け、26歳でロイヤル演劇アカデミーに入学。俳優以外でも非凡な才能の持ち主で、映画監督としても高い評価を受けている。監督デビュー作は「ウィンター・ゲスト」('97)で、世界3大映画祭の一つ、べネチア国際映画祭で金獅子賞(最高賞)ほか3部門にノミネートされた。妻子はおらず、97年から政治家の女性と同棲中。

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