ウィル・フェレル

抱腹絶倒の“おバカ”コメディーで全米を爆笑させるスーパー・スター
出演作「メリンダとメリンダ」(2004)が21(水)に衛星第2で放送。“俺たち”シリーズなど主にコメディーで活躍し、アメリカで絶大な人気を誇るフェレル。190cmの長身にサル顔という個性的なルックスと下ネタ満載の“お下劣”キャラで、爆笑必死のコメディーを数多くヒットさせている。人気バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」で、ブッシュ前大統領をはじめ20人以上のキャラクターを持ちネタにして人気コメディアンとなった彼は、「オースティン・パワーズ」('97)を皮切りに映画界に進出。「エルフ サンタの国からやって来た」(2003未公開)では、妖精に育てられた人間の大男という役柄で初主演を務める。冴えない中年男の風貌で大真面目に妖精を演じるさまがなんともユーモラスで、彼の出世作となった。
こうして映画俳優としても人気を得た彼は、酒乱男役で全裸もいとわないバカ騒ぎを繰り広げた「アダルト♂スクール」(2003未公開)、やりたい放題の“性悪”ニュースキャスターにふんした「俺たちニュースキャスター」(2004未公開)、天才レーサー役でクレイジーなカー・レースに挑んだ「タラデガ・ナイト オーバルの狼」(2006未公開)などヒット作を連発。残念ながら日本ではDVDのみで公開されることが多かったものの、マッチョでセックス依存症のフィギュアスケーターをはまり役で熱演した「俺たちフィギュアスケーター」(2007)は、日本でもスマッシュ・ヒットを記録し、多くのファンを獲得する。得意の“オレ様”キャラを炸裂させ、股と股をくっつけあったり、股間をつかんだリフトなど下品な大技を目一杯披露し、大いに笑わせてくれた。
一方、こうした“おバカ”コメディー以外の作品では、意外にも高い演技力を披露している。「プロデューサーズ」(2005)ではナチス信望者のドイツ人劇作家を存在感たっぷりに好演。悲劇作家が執筆中の小説に人生を左右されていると知った男性の奮闘を描いた「主人公は僕だった」(2006)では、得意のオーバーアクトを封印し、おかしくも実直な演技で主人公の心の動きを繊細に表現した。この2作品はともにゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、演技派としての評価は高い。
近作「マーシャル博士の恐竜ランド」(2009)でも、コミカルな演技に加え、本格的なアクションに挑戦するなど、新たな一面を見せてくれたフェレル。マーク・ウォールバーグ共演のアクション・コメディー「The Other Guys(原題)」や、ブラッド・ピットらと声優を務めたドリームスワークス社製アニメ「Megamind(原題)」など公開待機作もめじろ押しだ。これからもコメディーはもちろん、さまざまな作品で楽しませてくれるだろう。

PROFILE
'67年7月16日、米・カリフォルニア州アーバイン生まれ。南カリフォルニア大学卒業後、即興コメディアン集団“The Groundlings”に参加し、コメディアンの才能を磨く。その後「サタデー・ナイト・ライブ」に95年から7年間にわたりレギュラー出演し、その経験を生かして映画界へ。また、近年はブロードウェーにも進出し、得意のブッシュ前大統領のモノマネ1人舞台で、トニー賞にノミネートされた。私生活では、「ロクスベリー・ナイト・フィーバー」('98日本未公開)で共演したスウェーデン人女優、ビベカ・ボーリンと2000年に結婚、2児の父親である。来年1月には3人目の子どもが誕生予定。

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