タンディ・ニュートン
新しいミレニアムを代表するブラック・ビューティー女優
出演作「M:I-2」(2000)が16日(月)に衛星第2で放送。
知的でエキゾチックな顔立ちとキュートな笑顔、スレンダーなボディが魅力のタンディ。イギリスで育った彼女はダンサーを目指すがけがで断念。女優志望に転じ、'90年、オーストラリア映画「ニコール・キッドマンの恋愛天国」(日本未公開)のオーディションに合格し、女優としてのキャリアをスタートさせる。その後一度はハリウッド進出を図り渡米するものの、英国アクセントのため仕事に恵まれず挫折。イギリスに戻ってケンブリッジ大学で人類学を学ぶかたわら、女優活動を続ける。そして大学を卒業して本格的な女優活動に入った彼女は、ダニー・キャノン監督、ニール・ジョーダン監督、ジョナサン・デミ監督ら一流の監督との仕事をコンスタントに重ねていく。
彼女が一躍注目される存在となったのは、ベルナルド・ベルトルッチ監督の「シャンドライの恋」('98)に主演して家主である音楽家から求愛される黒人の家政婦シャンドライ役を好演、さらにジョン・ウー監督の大ヒット作「M:I-2」で、主演のトム・クルーズの相手役に大抜てきされたあたりから。彼女の起用について、ウー監督は「クラシックなスパイ映画の味を出したかったから、オードリー・ヘプバーンのようなクラシックな品の良さと、強さなどモダンな感覚を併せ持つタンディ・ニュートンをヒロインに選んだ」と語っている。
彼女にとって、この作品は初の大作映画であったが、怪盗ナイアという役を、今までのイメージとは見違えるような小悪魔ぶりで演じてみせ、見事な存在感を発揮した。その後も、英国アカデミー賞の最優秀助演女優賞を獲得した「クラッシュ」(2004)、なりふりかまわぬ権力欲を振りかざす女王様のような司令官の妻ヴァーゴ夫人を熱演したSFアクション大作「リディック」(2004)、ウィル・スミス主演の「幸せのちから」(2006)でスミスの別れた妻リンダ役、ブッシュ前米大統領の側近であるライス国務長官にふんした「ブッシュ」(2008)など、どんな役柄もこなす演技力を武器に活躍し続けている。
そんな彼女の最新出演作は、11月21日(土)より公開される超大作ディザスター「2012」。地球規模で襲い掛かる大災害により世界各国が崩壊していく、3年後の衝撃的な未来を描いた本作で、大統領の娘ローラ・ウィルソンにふんし、政府の秘密と自分が携わっている仕事の真意を知り苦悩する女性を好演している。
PROFILE
'72年11月6日、ザンビア生まれ。母はジンバブエのショナ族の王女。父親は英国人アーティスト。政情不安に伴い、5歳で英国に移住し、11歳までをコーンウォールで過ごす。その後、ロンドンでモダンダンスを学ぶが、けがのためにダンサーとなることを断念し、女優志望に転向。そのほかの出演作に、ニール・ジョーダン監督の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」('94)、ジョナサン・デミ監督の「愛されし者」('98)や「シャレード」(2002)、「ロックンローラ」(2008)などがある。また、2003年から2005年までTVドラマシリーズ「ER緊急救命室」で、主役のカーター先生の恋人役を演じている。私生活では、'98年に監督・脚本家のオル・パーカーと結婚し、娘が2人いる。