スティーブン・セガール
日本人ファンの心を掴んで止まないアクション俳優
出演作「エグゼクティブ・デシジョン」('96)が12月9日(水)にテレビ東京系で放送。ベテラン・アクション俳優として今も活躍するセガール。彼が俳優になるきっかけは、7歳の頃から始めた武道だった。10年間日本で柔道や空手、合気道などさまざまな武道の修行を積んだセガールは、ロサンゼルスにマーシャルアーツの道場を開設。そこで、アクション映画のコーディネートを行い、映画界と関係を持つようになり、エージェントのマイケル・オービッツと知り合う。オービッツに紹介されたワーナー映画の会長テリー・セメルにそのスター性を見いだされたセガールは、自ら製作・原案も務め、映画初出演作となった「刑事ニコ 法の死角」('88)でいきなり主演に抜擢される。その寡黙なキャラクターとキレのよいアクションはたちまちハリウッドで注目を浴びる。
そして、戦艦を占拠したテロリストを相手に華麗なアクションを見せた「沈黙の戦艦」('92)でブレーク。実践に裏打ちされた格闘シーンは“セガール拳”と呼ばれ、セガール映画の醍醐味のひとつともなる。「沈黙の要塞」('94)で監督デビューし、「沈黙の標的」(2003)や「イントゥ・ザ・サン」(2005)などでは脚本も手掛けている。
また、ほとんどの作品は自らプロデュースも行っており、警官やFBI、軍人、スパイなどどんな役でも一貫したイメージの役を演じている。こうした様式美ともいえる無敵の男セガールが悪を一蹴するストーリーは、セガールファンの心を掴んで離さない。2010年には、「沈黙の●●」(原題はDriven to Kill)の●●に当てはまる言葉が一般公募されたことも話題となったDVDがリリースされる。本作でセガールは、愛する者を殺した敵に復しゅうする元ロシアのマフィアのボスを演じる。
PROFILE
'51年4月10日、米・ミシガン州生まれ。幼少期から成人になるまでに、空手、合気道、柔道、剣道のほか、太極拳など複数の中国武術を学ぶ。17歳の時に日本に旅立ち、内弟子として大阪にある合気道の道場に住み込む。そこで数年におよぶ修行の後、合気道七段に昇格して師範の資格を獲得。'75年に西洋人として初めて大阪に道場を構えた。私生活では、道場に住み込んでいた時に道場主の娘・藤谷美也子と結婚。一男一女を授かるが離婚。長男は俳優・映画監督の剣太郎セガール。長女は女優の藤谷文子。その後「ハート・トゥ・キル」('87)で共演したケリー・ルブロックと再婚するも離婚している。