マギー・スミス
世界トップの舞台俳優や映画俳優から尊敬される俳優
出演作「天使にラブ・ソングを…」('92 )が1月22日(金)に日本テレビ系で放送。イギリスを代表する演技派俳優スミス。オックスフォード大学の演劇科で学んだ彼女は、演劇を続けながら映画のエキストラ出演をこなして経験を積み、'57年の演劇「Share My Lettuce」でのコメディエンヌぶりがうけて映画界からも注目されるようになる。そして愛憎と陰謀が渦巻く古典劇「オセロ」で、名優ローレンス・オリビエが演じる主人公の妻デズデモーナ役に抜擢される。同演劇を映画化した「オセロ」('66)で再び同役を演じたスミスは、夫を一途に愛する妻を熱演して米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、若きスター俳優の誕生を印象付けた。
演劇と映画で着実に演技の幅を広げていった彼女は、「ミス・ブロディの青春」('69)でウィットに富んだ会話などで生徒や同僚教師から注目を浴びる個性的な教師を好演してアカデミー賞主演女優賞を受賞する。そして、「ナイル殺人事件」('78)では再びアカデミー賞主演女優賞にノミネート。ニール・サイモンの戯曲を映画化した「カリフォルニア・スイート」('78)では、アカデミー賞に落選した女優役を存在感ある演技で魅せてアカデミー賞助演女優賞にも輝いた。
そのほか、スティーブン・スピルバーグ監督の「フック」('91)をはじめ、オスカー俳優ウーピー・ゴールドバーグと共演した「天使に-」など、スミスが出演する作品にはヒット作が多数ある。近年の代表作は“ハリー・ポッターシリーズ”で、シリーズを通じて登場する厳格な副校長マクゴナガル役として、脇役ながら気品ある凛とした立ち居振る舞いと抑揚のある声、味のある演技で物語を大いに盛り立てている。今冬公開予定のシリーズ最新作「ハリー・ポッターと死の秘宝 (PartⅠ)」からも目が離せない。
PROFILE
'34年12月28日、英・ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒業後、演劇で数々の賞を獲得。映画俳優としてオスカーを2度受賞したほかに、「眺めのいい部屋」('86)などで英国アカデミー賞(BAFTA)主・助演女優賞を5度受賞。近年ではその功績から英国アカデミー賞生涯功労賞にも輝いている。舞台俳優としても非凡で、演劇界で国際的に知られるようになったのはローレンス・オリビエと演じた「オセロ」。数々の受賞経験から英国室より“デイム”の称号を受けた舞台俳優としても有名。私生活では「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(2008)の撮影時、乳がんの腫瘍摘出手術を受けていたことが発覚した。