多部未華子
柔軟さと芯の強さを兼ね備えた若手演技派女優
出演作「君に届け」(2010)が28日(金)に日本テレビ系で放送。
映画やTVに引っ張りだこの、目力が印象的な多部。強い存在感と確かな演技力で高い評価を得ている多部は、2005年、CGキャラクターと共演した「HINOKIO」でブルーリボン賞新人賞を受賞。中性的な役柄の上、ベテランでも難しい誰もいない空間での演技を見事にこなし注目を集めた。
その後「ゴーヤーちゃんぷるー」(2005)のイジメが原因でひきこもりとなった中学生や、「夜のピクニック」(2006)のクラスメートと異母兄弟であるという秘密を抱えた女子高生など問題を抱えた役を演じ、思春期の少女の微妙な感情の動きを表現した。そういった役だけでなく、奇妙な幻聴に悩まされる少女を演じた「こわい童謡 表の章」(2007)、その解決編「~裏の章」(2007)ではホラー、勇猛な王女にふんした「西遊記」(2007)ではアクション、TVアニメ化もされた人気少女コミックが原作の「君に届け」ではラブ・ストーリーと、さまざまなジャンルに挑戦している。
またTVドラマでは、「山田太郎ものがたり」(2007 TBS系)、NHK連続テレビ小説「つばさ」(2009)などに重要な役どころや主人公として出演。「デカワンコ」(2011 日本テレビ系)、「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」(2011 テレビ朝日系)での主演も記憶に新しい。
シリアスからコメディーまでこなし、見る者を引き込む演技力と存在感を持つ多部だが、役に入るという意識や演じるキャラクターを作り込むということはないという。このことからも、彼女が持って生まれた演技に関するセンスの良さがうかがえる。
そんな多部が出演する「源氏物語 千年の謎」が12月10日(土)より公開。「源氏物語」の世界と作者・紫式部がいる現実の世界が交錯するストーリーで、多部は「源氏物語」の主人公、光源氏の正妻・葵の上にふんする。ほか、2012年3月には、多部を新ヒロインに迎えた人気シリーズの再映画化「ライアーゲーム」(タイトル未定)の公開も控えている。
PROFILE
'89年1月25日、東京都生まれ。小学生のころ、ミュージカル「アニー」への出演を目指しオーディションを受け続けるが夢かなわず、その間にスカウトされ2002年に女優デビュー。以後、映画、TVドラマで活躍し、CMにも多数出演。ほかにもニンテンドーDS用ゲームソフト「ニノ国 漆黒の魔導士」で主人公の声を担当。同シリーズの最新作でプレイステーション3用ゲームソフト「ニノ国 白き聖灰の女王」は11月17日(木)発売予定。