ニコラス・ケイジ
シリアス・ドラマと娯楽大作の両輪で活躍する実力派スター
主演作「コン・エアー」('97)が2月12日(日)にテレビ朝日系で放送。
現在のハリウッドを代表するトップ・スターのひとりとして、バラエティー豊かなジャンルの作品で活躍し続けるケイジ。巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督を叔父に持つ名門一家に育ち、舞台活動を経て'82年に映画デビューした後は、順調にキャリアを築いてきた。
シェールと共演した「月の輝く夜に」('87)で鮮烈な印象を残し注目を集め、コーエン兄弟監督作「赤ちゃん泥棒」('87)、デヴィッド・リンチ監督作「ワイルド・アット・ハート」('90)など、ひとクセある個性派監督の作品で頭角を現していく。実在したアルコール依存症の脚本家を鬼気迫るリアリティーで演じ切った「リービング・ラスベガス」('95)で、ついにアカデミー賞主演男優賞に輝き、演技派俳優の地位を不動のものとする。
さらに人間ドラマ系の作品に留まらず、ケイジは娯楽アクション大作の主人公にも果敢にトライ。「ザ・ロック」('96)での正義感あふれるFBI捜査官、「コン・エアー」でのタフな囚人など多彩な役柄に次々と挑み、作品のヒットに貢献していった。アクション系の作品としての彼の代表作といえば、歴史学者であり型破りな冒険家ベン・ゲイツを好演した“ナショナル・トレジャー” シリーズ(2004)だろう。
ケイジがユニークなのは、こうしたハリウッド大作に出演する一方で、インデペンデント系の一風変わった小規模作品にもコンスタントに顔を出している点だ。異色コメディー「アダプテーション」(2002)、悪徳刑事を描く問題作「バッド・ルーテナント」(2009)などに続き、近年では快作ヒーロー映画「キック・アス」(2010)で、バットマンを思わせるキャラクター、ビッグ・ダディを演じ好評を博した。ますます活躍の幅を広げるケイジには、ヒット作の続編「ゴーストライダー:復讐の精霊」(2012)、サスペンス「シーキング・ジャスティス」(2011)など、新作も多数控えている。
PROFILE
'64年1月7日アメリカ・カリフォルニア州生まれ。大学教授の父と元バレエダンサーの母の間に育ち、15歳で演劇学校に入学後は俳優の道へ。「初体験 リッジモント・ハイ」('82)で映画デビュー。「リービング・ラスベガス」('95)でアカデミー主演男優賞受賞。以降、数々のヒット作に出演。私生活でも女優パトリシア・アークエットとの結婚・離婚などで話題を振りまき、また大のアメコミ・マニアとしての顔も知られている。