オーランド・ブルーム
美しく強い戦士たちを演じて大ブレークした二枚目俳優
出演作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」(2003)が21日(日)にテレビ朝日系で放送。“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズで、エルフ族の麗しき弓の名手レゴラスを演じて一躍脚光を浴びたブルーム。端正な顔立ちとノーブルな身のこなしで世界中の女性をとりこにしている若き英国の二枚目俳優だ。そんな彼の映画デビューは、名門ギルドホール音楽演劇学校在学中に出演した「オスカー・ワイルド」('97)。通りに立つゲイの若者の1人という端役だったが、その美しさだけで映画界からのオファーが殺到した。だが、まだ修業が足りないと思った彼は、映画出演の話を全て断って演技の勉強を続ける。そして、ギルドホール卒業を2日前に、ファンタジー超大作「ロード・オブ・ザ・リング」(2001)のレゴラス役を射止め、本格的な俳優活動をスタートさせた。
続いて、ディズニーランドのアトラクションを映画化した海洋アドベンチャー「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」では、海賊に連れ去られた最愛の女性を救うため大海原で冒険を繰り広げる鍛冶屋の青年を演じ、主役のジョニー・デップを食うほどの急成長を遂げる。今作の大ヒットとともに人気を爆発させた彼は、大作へのオファーが絶えないハリウッド若手スターの地位を確立。ブラッド・ピット共演の歴史スペクタクル「トロイ」(2004)では、自らの恋のため祖国に厄災をもたらしたトロイの王子にふんし、無敵の戦士アキレスをタフに演じたピットと対をなすナイーブな魅力でファンを感嘆させた。リドリー・スコット監督と組んだ「キングダム・オブ・ヘブン」(2005)では、父親の理想を受け継ぎ、十字軍に参加して偉大な騎士へと成長する鍛冶屋の青年を堂々と演じ、見事な主演を飾る。
同年には、等身大の青年を演じた現代劇「エリザベスタウン」(2005)に出演。失恋と失業のダブル・パンチをくらった青年が、新たな人生を歩みだす姿をナチュラルに演じている。最新作は、11人の監督がニューヨークを舞台にさまざまな愛の形をつづる「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー」(2008)。ブルームが出演したのは岩井俊二監督の「アッパー・ウェスト・サイド」で、若き青年作曲家とその助手の物語を描く。今後の出演作としては、ロックバンドのリーダーシンガー役にふんする「シンパシー・フォー・デリシャス」(原題)や、小さな町の人々の生活が1人の訪問者によって変化していくアンサンブル映画「メーン・ストリート」(原題)、SF逃亡劇「ザ・クロス」(原題)など目白押し。さらなる躍進を目指すブルームの今後の動向に注目したい。
主演作「海を飛ぶ夢」(2004)が12日(木)に衛星第2で放送。
出演作「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」(2008)が10月30日(金)に日本テレビ系で放送。189cmの長身と甘いマスクでイケメン・モデルとして活躍した後、役者としてのキャリアを重ね、今やコメディーからシリアス、アクションまで巧みに演じ分ける演技派俳優へと成長した。'87年のデビュー作「はいからさんが通る」でいきなりヒロインの相手役に起用され注目を集めた阿部は、その波に乗って「YAWARA!」('89)、「孔雀王 アシュラ伝説」('90)などに出演。
出演作「おくりびと」(2008)が9月21日(月)にTBS系で放送。
出演作「クライマーズ・ハイ」(2008)が8日(土)にフジ系で放送。
現在は、TBS系ドラマ「官僚たちの夏」に出演中。映画の新作は、「南極料理人」が8月8日(土)より公開。堺は南極にやって来た観測隊の調理担当にふんし、意外な料理の腕前を披露している。そのほか、実在した結婚詐欺師を演じた「クヒオ大佐」が今秋に公開、伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を映画化した「ゴールデンスランバー」も来年公開と、出演作がめじろ押しだ。
出演作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004)が12日(日)にテレビ朝日系で、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007)が17日(金)に日本テレビ系で放送。
新作としては、「ハリー・ポッター」シリーズの第6弾、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が、2009年7月15日(水)に日米同時公開。続き、「ハリー・ポッター」シリーズの最終章となる「ハリー・ポッターと死の秘宝」の第1部が2010年11月、第2部が2011年に公開予定。さらに、若くしてソマリアで亡くなったフォト・ジャーナリスト、ダン・エルドンを描く「ザ・ジャーニー・イズ・ザ・デスティネーション(原題)」の主演が決定している。
主演作「トランスフォーマー」(2007)が20日(土)にフジ系で放送。
「トランスフォーマー」の続編「トランスフォーマー リベンジ」が6月20日(土)より公開。アメリカ、中国、エジプトなど世界各地を舞台に、人類を巻き込んだ金属生命体の戦いを描いたSFアクションで、ラブーフは前作に続いて主人公の青年サムを演じる。
出演作「亡国のイージス」(2005)が14日(日)にテレビ朝日系で放送。
出演作「トゥームレイダー」(2001)が6日(土)にフジ系で放送。
出演作「ハッカビーズ」(2004)が1日(月)に衛星第2で放送。
出演作「アンフェア the movie」(2007)が4月18日(土)フジ系で放送。
こうして話題作にコンスタントに出演し続ける彼の新作は、バリー・アイスラーのベストセラー小説「雨の牙」が原作の本格ハードボイルド・アクション・サスペンス「レイン・フォール/雨の牙」(4月25日[土]より丸の内ルーブルほか全国公開)。日系アメリカ人の暗殺者ジョン・レインが、ある殺しの依頼を受けたことから政権汚職と利権をめぐる陰謀に巻き込まれ、自身の愛と復しゅうのはざまでほんろうされる姿を描く。彼は主役のレインを演じ、あこがれの男優ゲーリー・オールドマンとの共演を果たしている。
主演作「レッドクリフ PartI」(2008)が4月12日(日)にテレビ朝日系で放送。
新作「レッドクリフ PartII-未来への最終決戦-」が4月10日(金)より公開。レオンは前作同様、諸葛孔明(金城武)が軍師を務める劉備軍と同盟を結び、天下統一を企てる曹操軍に戦いを挑む孫権軍の司令官・周瑜を演じる。
出演作「座頭市」(2003)が5日(日)にテレビ朝日系で放送。
最新作「鈍獣」が5月16日(土)からシネクイントほかで公開。'04年に公演された宮藤官九郎脚本の同名舞台を映画化した本作で浅野は、友人たちに殺されかけても何故か死なない世界一鈍感な男を演じる。また、6月には日本地図完成のために命を懸けた男たちの軌跡を描く「剱岳 点の気」の公開も控えている。
主演作「クローズZERO」(2007)が27日(金)にTBS系で放送。
そんな「クローズ―」の続編で、彼の最新作となる「クローズZEROII」が4月11日(土)より全国東宝系で公開。前作から8カ月後、不良の巣窟・鈴蘭男子高校と“殺しの軍団”と恐れられる鳳仙学園の抗争が描かれる本作で、小栗は前作に引き続き滝谷源治を演じる。また、秋には芥川龍之介の小説「藪の中」を映画化した「TAJOMARU」の公開も控えている。
主演作「インファナル・アフェア」(2002)が16日(月)に、同じく主演作「インファナル・アフェアIII 終極無間」(2003)が18日(水)に、それぞれ衛星第2で放送。
こうして新作ごとにより深い味わいを増していく男優へと成長している彼の次回作は、ジェット・リー、金城武と共演した話題作「ウォーロード/男たちの誓い」(2009年5月8日公開)。西太后が君臨する激動の清朝末期を舞台に、義兄弟の契りを交わした3人の男たちの愛と友情、そして裏切りを壮大なスケールで描いており、彼は盗賊のリーダーにふんしている。
出演作「どろろ」(2007)が11(日)にTBS系で放送。
現在は、NHK大河ドラマ「天地人」に主演中。俳優として磨きがかかり、新たな飛躍を遂げた彼の活躍に、今後も目が離せない。映画では、最新主演作「感染列島」が、1月17日(土)より全国公開。本作は、新型ウイルスの感染爆発(パンデミック)の脅威に日本中がさらされるパニック・エンターテインメントで、妻夫木は、隔離された病院で患者の命を救うために懸命に戦う救命救急医を演じている。
主演作「デスノート the Last name」(2006)が1月9日(金)に日本テレビ系で放送。
主演作「バレット モンク」(2003)が11日(木)にテレビ東京系で放送。
主演作「プレデター2」('90)が11月30日(日)にテレビ朝日系で放送。
本年度カンヌ国際映画祭オープニング作品である話題の新作「ブラインドネス」が22日(土)より丸の内プラゼールほか全国公開中。ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した心理パニック・サスペンスで、彼は原因不明の伝染病で失明した黒い眼帯の老人を穏やかに演じている。また来年夏には、出演とエグゼクティブ・プロデューサーを兼任する日米合作映画「The Harimaya Bridge はりまや橋」が公開される予定である。
出演作「ワンダー・ボーイズ」(2000)が27日(木)にNHK衛星第2で放送。
全米ナンバーワン・ヒットとなった「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」が22日(土)より公開。アクション映画の撮影で東南アジアを訪れた俳優らが本物の戦争に巻き込まれるコメディーで、ダウニー・Jr.は黒人軍曹になりきるため皮膚の色を黒くした演技派俳優を演じている。
出演作「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007)が21日(金)に日本テレビ系で放送。
主演作「LOVERS」(2004)が10月26日(日)テレビ朝日系で放送。
さらに12月20日(土)には日本映画「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」の公開も控えており、年末の映画界を賑わす“顔”となるだろう。
主演作「Life 天国で君に逢えたら」(2007)が28日(日)にTBS系で放送。
俳優として磨きがかかり、男としても脂が乗ってくる40歳を迎えた彼は、日本映画界に欠かせない人気俳優の1人としてさらなる活躍が期待されている。新作「ICHI」が10月25日(土)に公開。“座頭市”を女性にした時代劇アクションで、大沢は主人公の綾瀬はるかと運命的な出会いを果たす侍の役で出演している。その他、初めてプロデュースを手掛けた「ラブファイト」も11月15日(土)に公開される。
主演作「オペラ座の怪人」(2004)が10日(水)にNHK衛星第2で放送。
主演作「インデペンデンス・デイ」('96)が8月30日(土)フジテレビ系で、同じく主演作「メン・イン・ブラック」('97)が9月5日(金)日本テレビ系で放送。
主演作「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」が18日(月)にTBS系で放送。
主演作「ザ・コア」(2003)が10日(日)にテレビ朝日系で放送。
主演作「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」(2004)が30日(水)に衛星第2で放送。
出演作「THE 有頂天ホテル」(2005)が7日(土)にフジテレビ系で放送。名優・三國連太郎を父親に持つ佐藤。長年、三國との間に確執がありながら同じ俳優の道を選んだ彼は、'81に「青春の門」でスクリーンデビュー。炭鉱の町に生まれ育った少年がひとり立ちしていく姿を、父親譲りの筋の良さで力演し、ブルーリボン新人賞を受賞する。その後は名女優・夏目雅子の恋人役に抜擢された「魚影の群れ」('83)、仲代達矢、岩下志麻と共演した「北の螢」('84)などで、ベテラン俳優相手に演技を磨く。さらに、興行収入100憶円のヒットとなった中国シルクロードを舞台にした歴史大作「敦煌」('88)にも出演するなど着実に実績を積んでいく。娯楽作よりも内容が濃く人間をしっかりと描いた作品に多く出演し、その都度新たな才能を発揮してきた佐藤。そんな彼が度々タッグを組むのが、観る側に問題を投げ掛け考えさせるような社会派作品を得意とする阪本順治監督。「トカレフ」('94)では、幼児誘拐殺人犯の心の闇を誇張することなく繊細に好演。「顔」(2000)では、妹を殺害し逃亡する内気な女性の心の支えになる男性役を、「KT」(2002)では、日本のあり方に疑問を感じる元自衛官を熱演し、「亡国のイージス」(2005)では、まじめな防衛庁情報局の内事本部長役で同世代の名優たちと競演。それぞれ作品の重要な役どころを存在感ある独特の雰囲気と高い演技力で務めた。次第に父親同様、邦画になくてはならない貴重な存在となった佐藤は、近年の「THE 有頂天ホテル」辺りからはコメディーにも挑戦し新たな魅力を放っている。そして6月7日(土)から公開される同じく三谷幸喜監督の新作「ザ・マジックアワー」(2008)では主演を務め、映画の撮影だと騙され、本物のギャング相手に殺し屋にふんする売れない三流役者をコミカルに演じている。今後も「闇の子供たち」「誰も守ってくれない」「少年メリケンサック」と出演作が目白押しだ。
主演作「それでもボクはやってない」(2006)が1日(土)にフジテレビ系で放送。同作の周防正行監督は、加瀬を見た瞬間に惚れ込み主演に抜擢した。「気取っていないし、構えてもいない」と、彼の魅力を話す。この作品の前には、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」(2006)に主要キャストとして出演し、加瀬の知名度は急速に増した。しかしながら、2000年の「五条霊戦記 GOJOE」でデビューしてからの彼の出演作は、待機作も含めて40本を超えている。彼は、どんな小さな役もいとわず出演し、作品ごとに見せる顔が異なる、カメレオン性を持ち合わせた俳優であるゆえ、多くの作品に出演していながらも、これまで知名度には繋がらなかったのかもしれない。「花」(2002)や「メールで届いた物語(ストーリー)」(2005)などで好青年な顔を見せ、「female」や「花よりもなほ」(ともに2005)、「ストロベリーショートケイクス」(2006)などでは女を翻弄する役を演じた。「スクラップ・ヘブン」(2005)では正義感と悪が混在し、不安定に揺れる刑事にふんし、単独初主演の「アンテナ」(2003)では、病んだ家族を抱え、自傷行為を繰り返しながらSMにのめり込んでいく大学院生という強烈な役を全身全霊で演じた。さまざまな役を演じ分ける加瀬は、「カクト」(2002)、「理由」(2004)、「疾走」、「好きだ、」(ともに2005)、「パッセンジャー」(2006)など、犯罪者にふんすることも多い。普通で柔らかな笑顔を持ちながら、角度を変えると狂気が宿ったような表情を見せる、という相反する表現をできる俳優であり、その普通さの中にさまざまな顔や感情を内包させ、しなやかに変化していく。“いろいろやってきた試行錯誤が体に馴染んできたのでそれをもっと外に出していきたい”と語る加瀬。その言葉通り、今後も「犬と私の10の約束」が3月15日(土)に公開を控え、デビュー当時から親交の深い石井克人監督の「山のあなた 徳市の恋」をはじめ「パコと魔法の絵本」、「TOKYO!~Interior Design~」、「ぐるりのこと」、「グーグーだって猫である」と待機作が目白押しだ。
出演作「デスノート 前編」(2006)が1日(金)に日本テレビ系で放送。同作で、姿勢を猫背に、顔には大胆なメークを施し、原作の漫画のキャラクターそのものといっても過言ではないほど作り込んで謎の探偵“L”を演じた松山。このL役で一気に知名度を上げた彼だが、ここで“松山=L”というイメージを持った観客たちは、大きく裏切られることになる。実際の松山はLの冷たく都会的なイメージとは異なり、出身地の青森の訛りが残る素朴な青年なのだった。そんな素の姿をみじんも感じさせず、憑依したかのごとく役になり切ってしまう彼は“カメレオン俳優”と称されることも多い。彼にとって演技とは“自分を捨て、役のいいところも悪いところも受け入れて、信じること”なのだという。2002年に「アカルイミライ」で映画デビュー後、初主演作の「ウィニング・パス」(2003)や「不良少年<ヤンキー>の夢」(2005)などにコンスタントに出演を重ね、素直に役を受け入れてきた松山。そんな彼は、国のために命を捨てることもいとわない少年兵を演じた「男たちの大和 YAMATO」(2005)で転機を迎える。この作品でベテラン映画スタッフたちの誇りや撮影現場の熱気に触れ“映画が熱い中で生まれる芸術だ”と気付いた彼は俳優としてだけではなく、一人の人間として作品のために何ができるのかを考えるようになったという。自発的に役にかかわっていくようになり、表情も大人びてきた彼は、「デスノート―」をはじめ、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」(2007)や「椿三十郎」(2007)など、より大規模な作品にも活躍の幅を広げ、その成長と活躍は目覚ましい。今後も主演作が続き、「デスノート―」のスピンオフ作品「L change the WorLd」が2月9日(土)に公開になるほか、カルト的な人気を誇る同名ギャグ漫画を実写映画化した「デトロイト・メタル・シティ」が2008年夏公開、また、同じく漫画が原作の「カムイ外伝」の公開が2009年に予定されている。「カムイ外伝」は監督を崔洋一、脚本を宮藤官九郎が務める注目作であり、鬼才たちと彼が組んでどのような化学反応が生まれるのか楽しみだ。
出演作「チャーリーとチョコレート工場」(2005)が11日(金)に日本テレビ系で放送。ワイルドさと繊細さを併せ持ったセクシーさが魅力のデップ。はさみの手を持つ心優しき人造人間にふんした「シザーハンズ」('90)など、一風変わった役柄を持ち前の豊かな感受性で巧みに演じる彼は、独自のセンスで出演作を選ぶことで有名。特に、「スリーピー・ホロウ」('99)などでコンビを組んだティム・バートン、「ショコラ」(2000)などのラッセ・ハルストレム、「ナインスゲート」('99)のロマン・ポランスキーら、作家性の強い監督たちの作品に好んで出演することが多く、ハリウッドの中にいながらもその本流から一歩身を引く存在だ。そんな彼だが、'80年代にデビューした当初は、ルックスを生かしたアイドル的な俳優に過ぎなかった。だが、“史上最低の映画監督”をエキセントリックに演じた「エド・ウッド」('94)、殺し屋に追われる男にふんしたロード・ムービー「デッドマン」('95)あたりから、役柄の幅広さと確かな演技力で存在感を放つ、個性派俳優としての確固たる地位を築いてきた。近年では、ディズニー・テーマパークの人気アトラクションから生まれたスペクタクル・アドベンチャー、“パイレーツ・オブ・カリビアン”シリーズで海賊ジャック・スパロウを好演。彼にしては珍しいメジャー作品への出演となり、世界中で大ヒットしたことも手伝って新たなファン層の拡大に成功している。ティム・バートン監督と6度目のコンビとなる新作、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」が2008年1月19日(土)に公開。19世紀のロンドンを舞台に、理髪師の顔を持つ殺人鬼の恐怖を描く。人気ミュージカルを映画化したもので、殺人鬼にふんするデップが初めて披露する歌声にも注目。
出演作「出口のない海」(2006)が19日(日)にテレビ朝日系で放送。ここ数年、演技派俳優として破竹の勢いで頭角を現してきた香川。'88年にデビューした彼は、以来10年ほどオリジナルビデオ界での活動がメーンで映画への出演は少なかった。そのターニングポイントとなったのは、“今までのゆるかった血を全部抜かれて、熱い血を輸血で注ぎ込まれた作品”とまで語るほど、チアン・ウェン監督にしごき倒されたという中国映画「鬼が来た!」(2000)だ。単身で中国へ乗り込んだ過酷な撮影環境の中、中国の小さな村の農民たちに捕らわれた日本兵役を、鬼気迫るほどエネルギッシュに演じ切った。「鬼が来た!」はカンヌ映画祭グランプリを受賞し、彼は一躍注目を浴びる。その後は、「独立少年合唱団」(2000)では小学校教師、「北の零年」(2004)では腹黒く野蛮な男、はたまた「明日の記憶」(2006)での敏腕サラリーマンなど、カメレオン俳優といっても過言ではないほどさまざまな役柄を演じ、存在感を放ってきた。とりわけ、都会で自由に暮らす弟への劣等感と嫉妬(しっと)にゆがんだ実家に残る兄を演じた「ゆれる」(2006)では高い評価を受ける。善と悪とを併せ持つ、人間のドロドロとした複雑な内面をリアルに見せる彼の持ち味がうまく発揮されており、この作品で数々の映画賞を受賞したのも納得のいくところだ。表面をなぞるだけではなく、生身の感情をさらけ出すような彼の熱い演技には、円熟期を前にして、まだまだ未知の可能性を感じさせる。エリート検事を演じた「HERO」(9月8日[土]公開)、全編英語の台詞に挑んだ日本版西部劇「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(9月15日[土]公開)と、次々と公開を控える新作も期待大だ。
主演作「ロッキー4 炎の友情」('85)が22日(日)にテレビ朝日系で放送。'80年代以降、ハリウッドを代表するアクション・スターの1人として活躍するスタローン。中でも “ロッキー”('76~2006)“ランボー”('82~'88)シリーズの知名度の高さは、古今東西の映画の中でもトップクラスだ。“負け犬からの復活”“理不尽なものへの怒り”をテーマに、それぞれの主人公を全身全霊で熱演し多くのファンを獲得。“ロッキー”“ランボー”が彼の代名詞になるほど人気を博した。だが、あまりにもそのイメージが強すぎたため、その後はヒットに恵まれずに苦戦。アクションからの脱却を図り「オスカー」('91)「刑事ジョー ママにお手あげ」('92)とコメディーに挑戦するが不評に終わる。'93年に、標高4000mの山中で国際犯罪者集団と対峙する天才ロック・クライマーを好演した「クリフハンガー」で盛り返すも、しばらく低迷を続ける。しかし60歳を迎えた2006年、原点に立ち返り、現在公開中の“ロッキー”シリーズの完結編「ロッキー・ザ・ファイナル」で監督・主演を務めカムバック。彼は、“絶対にあきらめないような人生が素晴らしいと思っている”と語り、ボクサーを引退し愛妻にも先立たれたロッキーが、再びリングを目指し立ち上がる姿を通して、体力的若さはないものの精神は衰えないという等身大の魅力を見せつけている。さらにもう1つの原点である“ランボー”シリーズの新作をタイやフィリピンで現在撮影中。今度のランボーは、ミャンマーの少数民族カレン族を支援している宣教師たちを残忍な兵士たちから守る戦いに挑む。日本では来年公開予定。
主演作「エネミー・ライン」(2001)が11日(日)にテレビ朝日系で放送。輝くような金髪に青い瞳、甘いマスクが印象的なウィルソン。もともと作家志望だった彼は、大学在学中に戯曲の講義で知り合った盟友ウェス・アンダーソン監督の影響で俳優としての道を歩み始める。アンダーソンと共同で執筆した脚本が「恋愛小説家」('97)のジェームズ・L・ブルックス監督の目に留まり、'96年「アンソニーのハッピー・モーテル」(日本未公開)として映画化され、アンダーソンが監督、ウィルソンは主演として映画デビューを飾る。「アナコンダ」('97)、「アルマゲドン」('98)といった話題作への出演を重ね、ジャッキー・チェンとコンビを組んだ「シャンハイ・ヌーン」(2000)あたりから知名度を上げる。その後は、やんちゃな若者や二枚目だがどこかとぼけた感じの青年役でコメディーを中心に活躍。中でも、エディ・マーフィ共演の「アイ・スパイ」(2002)や、ベン・スティラー共演の「スタスキー&ハッチ」(2004・日本未公開)などのバディ・ムービーで、個性の強い相棒とは正反対に、アクがなく相手の魅力を引き立たせるような役柄で大きな存在感を示している。そんな彼は、17日(土)に公開されるスティラーの主演作「ナイトミュージアム」にノークレジットで出演している。その他の新作に、いじめられっ子の高校生2人が用心棒を雇うコメディー「Drillbit Taylor」、父親の死後にインドを旅行する3兄弟を描くアンダーソン監督の新作「The Darjeeling Limited」が製作進行中。
主演作「ドクター・ドリトル」('98)が4日(日)にテレビ朝日系で放送。TVバラエティー「サタデー・ナイト・ライブ」で、放送禁止すれすれの下品なギャクと有名人の物まねを披露して、一躍人気コメディアンとなったマーフィ。映画デビュー作「48時間」('82)で口八丁手八丁のチンピラを軽妙に演じた彼は、その後の主演作「大逆転」('83)、「ビバリーヒルズ・コップ」('84)などが次々とヒットし、20代前半にしてNo.1黒人スターに。当時のハリウッド製の大掛かりな娯楽作では、まだアフリカ系アメリカ人が主演することは少なく、早口でまくしたてるマシンガン・トークで一世を風靡した彼は、ウーピー・ゴールドバーグやウィル・スミスなどの黒人スターの先駆けとなった。'90年代には人気が下降したものの、肥満体の教授を演じた“ナッティ・プロフェッサー”シリーズや動物の言葉が分かる医者に扮した“ドクター・ドリトル”シリーズで鋭くキレのあるギャグ・センスを取り戻し、見事トップに返り咲く。2000年以降も「チャーリーと14人のキッズ」、「ホーンテッドマンション」(ともに2003)などファミリー向けのコメディー作品で安定した地位を築いている。公開中の「ドリームガールズ」(2006)では、故ジェームス・ブラウンをイメージしたと言われているソウル・シンガー役で圧倒的なパフォーマンスと歌声を披露。これまで映画賞に無縁だった彼だが、「ドリーム―」の好演でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、演技派俳優として認められた。新作の「Norbit」が米国で現在ヒット公開中。肥満女性と結婚する羽目になった青年が巻き起こす騒動を描く。特殊メークで大変身して肥満女性、青年とその育ての親の一人3役を演じている。また、声優を務めた「シュレック3」(2007)が6月30日に日本公開予定。
主演作「隠し剣 鬼の爪」(2004)が23日(金)に日本テレビ系で放送。クールでスタイリッシュな探偵や殺し屋、そして地味だが実直な好青年。そんな両極端ともいえる役柄をどちらも違和感なく演じ分けている永瀬。彼が活躍するきっかけとなったのは、米インディーズ界の鬼才ジム・ジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」('89)へ出演してから。以降、林海象、石井聰亙、利重剛といった個性派監督や新人の監督の作品に続けて登場。ファッションや音楽にもこだわる姿勢を見せ、クールでアーティスティックなイメージを印象付けていく。一方で、名匠・山田洋次監督は「息子」('91)、「学校II」('96)、「隠し剣 鬼の爪」など好んで彼を起用。“王道”の人間ドラマで、奇をてらわない彼のもうひとつの魅力を引き出した。山田監督は「彼は映画の中で生きている感じがする。深く映画に入り込んでしまっている」と語り、映画の中で見せる彼の自然なたたずまいを絶賛している。TVドラマではなく映画を活動の中心とし、インディーズ作品にも積極的に出演したり、俳優業の傍ら本格的な音楽活動を行うという彼の独自のスタンスは、後に続く浅野忠信、オダギリ ジョーらへと受け継がれていると言えるかもしれない。新作は、2月24日(土)公開の「さくらん」。安野モヨコの人気コミックを土屋アンナ主演で実写化した話題作で、主人公のおいらんに心引かれる浮世絵師に扮している。さらに、夏に公開が予定されている佐藤江梨子主演の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」にも出演が決まっている。
主演作「マスク」('94)が11日(日)にテレビ朝日系で放送。ひょうきんで明るいイメージのキャリーは、意外にも小学校低学年までは友達が一人もできないほど引っ込み思案な少年だったという。だが、ある時“クラスメートを笑わせればみんなが僕に話し掛けてくれるかな”と思い立ったキャリー少年は、授業中に突然教室の後ろに言ってバイオリンの音まねをし、みんなを笑わせることに成功する。“その時に笑ってもらえる喜びにとりつかれた”と語る彼はこの出来事を原点としてコメディアンとしての成功を夢見るようになった。15歳からスタンダップ・コメディアンとして舞台に立ち、TVなどでキャリアを積みながら、'83年ごろから映画に進出。10年ほどはヒット作に恵まれなかったが、'94年に「エース・ベンチュラ」で持ち味であるオーバーアクションと顔芸が注目を集め、続く「マスク」の世界的大ヒットで一躍ハリウッドのトップ・スターの仲間入りを果たす。「マスク」のほか、「グリンチ」(2000)、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(2004)など、特殊メークやSFXを使い、特異なキャラクターを演じている印象が強いが、その一方で「トゥルーマン・ショー」('98)や「マン・オン・ザ・ムーン」('99)、「エターナル・サンシャイン」(2004)など、シリアスな演技でも高く評価され、既にコメディアンの枠には収まらない、俳優としての成長を着実に遂げている。新作は「バットマン・フォーエヴァー」('95)で組んだジョエル・シュマッカー監督による「ナンバー23(原題)」(ことし公開)。自分の過去と未来が記された本にとりつかれる男を演じ、初の本格的ミステリーに挑む。
主演作「コン・エアー」('97)が9日(金)に日本テレビ系で放送。ハンサムとは言い難い、どこかとぼけた感じの容姿が印象的なケイジ。その独特な風ぼうから、かつては「赤ちゃん泥棒」('87)、「あなたに降る夢」('94)などでお人よし的なキャラクターを好演していたが、近年ではさまざまなジャンルの作品で主演、存在感を示すトップスターとなっている。「コン・エアー」や「60セカンズ」(2000)といったアクション作品では、ルックスからは想像できないようなハリウッド映画のヒーロー役を違和感なく演じる一方で、シリアスなドラマにも意欲的に出演。自堕落なアルコール依存症の脚本家を演じた「リービング・ラスベガス」('95)ではアカデミー賞主演男優賞を受賞し、その後も「救命士」('99)、「ウインドトーカーズ」(2001)といった人間ドラマにコンスタントに出演を重ねている。父親がイタリア系、母親がドイツ系という血筋からか、「ナショナル・トレジャー」(2004)などで見られるラテン系のハイテンションな演技を得意とする一方、「ワールド・トレード・センター」(2006)での、救助活動中ビルのがれきに生き埋めになった警察官役などゲルマン系の謹厳実直な落ち着いたキャラクターまで演じられる芸風の幅広さが彼の身上だ。新作「ゴーストライダー」が3月3日(土)に公開。原作は「スパイダーマン」のマーベル・コミック。ケイジふんする、悪魔に魂を売った“ゴーストライダー”が悪魔たちと激闘を繰り広げる。ピーター・フォンダ、エバ・メンデス共演。
出演作「赤い月」(2003)が26日(金)に日本テレビ系で放送。クールで端正なルックスと、東京芸大出身という経歴からかアーティスティックな雰囲気を漂わせる伊勢谷。ファッション界では“カリスマ・モデル”として若者に絶大な人気を誇っていたが、近年は着実に演技のキャリアを積んで“映画俳優”としての地位を確立した。「赤い月」では、関東軍秘密情報機関のエリート情報員に扮し、麻薬におぼれる姿を迫真の演技で見せたほか、天国の入り口を舞台に、人生の中で最良の思い出を振り返る死者22人のうち、あえて思い出を選ぼうとしない偏屈な若者役の「ワンダフルライフ」('98)や、18歳のホーム・ヘルパーに恋する実年齢は80歳だが、外見は20歳の青年という難役に挑戦した「金髪の草原」(2000)、一途に愛しながらもヒロインの人生を転落させていくやくざ役の「嫌われ松子の一生」(2006)など、どこか屈折した影のある役柄がピタリとはまる。俳優としての名を全国に広めた「CASSHERN」(2004)でも、単なる勧善懲悪なヒーローではない苦悩する主人公・鉄也を好演している。役者としての活躍にとどまらない彼は、'98年にニューヨーク大学映画コースに短期留学して映画製作を学んだ経験を生かし、「カクト」(2002)を初監督。ストリートに生きる若者たちが、ドラッグをめぐって騒動に巻き込まれていく姿をスピーディーかつみずみずしいタッチで描き、マルチな才能を発揮した。現在、声優に初挑戦のアニメ「鉄コン筋クリート」が大ヒット上映中。新作として、秋に公開予定の異才・三池崇史監督が手掛ける全編英語の西部劇「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」への出演も決まっている。
出演作「クリムゾン・タイド」('95)が18日(木)にテレビ東京系で放送。「遠い夜明け」('87)で黒人活動家スティーブ・ビコ役に扮し、高い演技力を見せて以来、主役級でさまざまな話題作に出演してきたワシントン。鍛え上げられた肉体と、知性と思慮深さを感じさせる端正な風ぼうが魅力で、「遠い夜明け」のほか、南北戦争下の北軍黒人部隊の兵士役を熱演した「グローリー」('89)、米国の黒人解放運動の指導者マルコムXを演じた「マルコムX」('92)といった実話に基づく社会派ドラマや、犯人検挙に奔走するFBIのテロ対策部長に扮した「マーシャル・ロー」('98)、病院側が拒否する息子の心臓移植手術を要求して病院に立てこもる父親を熱演した「ジョンQ 最後の決断」(2002)などのサスペンス作品で正義感の強い善人役を好演。中でも「グローリー」ではアカデミー賞助演男優賞を受賞し実力を見せつけた。“役作りで最も大切にしているのは精神面”と言うワシントンは、軍人や刑事役を多く演じながらも、役それぞれの状況設定を考え抜き印象深いキャラクターに作り上げる。'99年の「ボーン・コレクター」では、事故により顔と1本の指以外がまひしながらも名推理で事件を解決に導く刑事という難役に挑戦。体をほとんど動かせない制約の中、顔の表情で見事に演じきった。2001年には「トレーニング デイ」で、今までのイメージを変え初の悪役に挑み、汚職もいとわないベテラン麻薬捜査官で新境地を開く。意外にもこの悪役でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、'63年のシドニー・ポワチエに続く、黒人俳優として2人目の主演男優賞受賞者となった。新作「デジャヴ」が3月17日(土)から公開。デジャブ体験をめぐる謎を追うサスペンスで、優れた分析力を持つ捜査官を演じる。
出演作「北の零年」(2004)が24日(日)にテレビ朝日系で放送。野性味あふれる雰囲気ときりっとした鋭い瞳が魅力の渡辺謙。大ヒット公開中のクリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」(2006)では、主人公の硫黄島総指揮官・栗林忠道中将役を監督直々に指名されるなど、近年、ハリウッドからオファーが絶えない日本人俳優だ。そんな彼が日本での知名度を上げたのは、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」('87)への主演がきっかけ。だが'89年、「天と地と」('90)の撮影中に急性骨髄性白血病で倒れて主役を降板、闘病生活を余儀なくされる。一時は俳優生命も危ぶまれたが、不屈の精神力で見事カムバックを果たし、映画、TV、舞台と徐々に活動の幅を広げていく。そして2003年、ハリウッド進出作「ラスト サムライ」で、誇り高き侍を演じて米アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、一躍世界に“ケン・ワタナベ”の名を知らしめた。近年は全編英語のセリフで挑んだ「バットマン ビギンズ」、「SAYURI」(ともに2005)、主演、エグゼグティブ・プロデューサーを務めた「明日の記憶」(2006)な