ソフィ・マルソー

フランスが誇る国民的女優
出演作「ブレイブハート」('95)が3月1日(月)衛星第2で放送。マルソーは13歳の時に、700人の応募者から「ラ・ブーム」('80)のヒロインに選ばれ映画デビューを果たす。思春期の多感な少女をナイーブで素直な感性で演じた本作は、パリで450万人を動員。日本でも大ヒットして、その親しみやすい愛らしさからたちまちアイドル女優となった。2年後の「ラ・ブーム2」も順調にヒットし、マルソーはセザール賞有望若手女優賞を受賞。しかし、アイドルの枠に収まりきらない情熱を秘めていた彼女はその後、本格的に女優の道を開始するため、フロラン演劇学校で演技の基礎を学ぶ。
そして、「フォート・サガン」('84)では、人妻から1児の母となるヒロインを意欲的に演じ、特に前半、恋に突進するヒロインの情熱を若々しく表現して、着実な成長ぶりを示した。'85年には、ドフトエフスキーの『白痴』を翻案した「狂気の愛」の情熱的なヒロインに挑戦。大胆なヌードも披露し清純なアイドルのイメージを一新した本作でマドリード映画祭の主演女優賞を受賞した。この作品でメガホンをとったアンジェイ・ズラウスキー監督とは、以降、公私にわたってパートナー関係を築き、その後も「私の夜はあなたの昼より美しい」('89)、「ソフィー・マルソーの愛人日記」('91・日本未公開)などの作品をコンビで発表する。
'95年には、アカデミー賞作品賞など5部門に輝いたメル・ギブソン監督・主演の歴史大作「ブレイブハート」でハリウッドに進出。以降も数々の映画出演を続けている。主な作品としては、ジェームズ・ボンドを惑わすセクシーな悪女にふんし圧倒的な存在感を見せつけた“007”シリーズ「ワールド・イズ・ノット・イナフ」('99)。また「ルーヴルの怪人」(2001)では、ルーヴル美術館内で謎の怪人にとりつかれる美しいヒロイン役で、悪女のような激しい面と、繊細な女性らしい面とを見事に演じ分け、女優としての実力を大いに振るっている。
2009年は、「Ne te retourne pas」(原題・日本公開は未定)でモニカ・ベルッチと共演し2人で一役という難役を見事にこなした。こうして1作ごとに女優らしい風格、強さを身につけていくマルソー。近年では、女優業に飽き足らず、監督・主演・脚本を務めた「ソフィー・マルソーの過去から来た女」(2007・日本未公開)など監督業にも乗り出し幅広い才能を発揮している。

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松雪泰子

年々磨きがかかる日本映画に欠かせない実力派女優
松雪泰子出演作「フラガール」(2006)が2月6日(土)フジ系で放送。高校在学中に、「第1回メンズノンノ・ガールフレンド」に選ばれモデルとしてデビュー。高校卒業と同時に上京し、本格的に芸能活動を始め、'91年にドラマ「熱血!新入社員宣言」で女優デビューを果たす。'93年にはドラマ「白鳥麗子でございます!」で、主人公・白鳥麗子役を務め、絶大な美貌を持つが、非常に高飛車でプライドが高い社長令嬢という強烈な役柄が受けて、続編や劇場版も制作されるハマリ役となる。
その後、TVドラマを中心にコメディーからシリアスなドラマまで、さまざまな役を演じ女優としての地位を確立していく。'06年ごろから映画出演が多くなっていき、'08年には、人気作家・東野圭吾の大人気ミステリー小説を映画化した「容疑者Xの献身」で、離婚後もしつこくつきまとってくる元夫を殺害してしまう女性を好演。物語の鍵となる重要な役どころを演じきったことは記憶に新しい。母親役や、落ち着いた大人の女性を演じるイメージが大きい松雪だが、同じ'08年の「デトロイト・メタル・シティ」では一転して、デスメタル好きの超過激な性格のレコード会社社長役で圧倒的な存在感を放っている。たばこの火を舌で消したり、暴言を連発する役柄を演じ、彼女の意外な一面を見せてくれるが、そんな型破りな役も妙に似合っている。この2作品で彼女は第32回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。翌'09年、松雪は、話題作に次々と出演することになる。主人公・恩地のライバル、行天のよき理解者であり愛人・三井美樹を演じた「沈まぬ太陽」。結婚詐欺師・クヒオを愛し、彼に献身的に尽くす弁当店の女性社長・永野しのぶを演じた「クヒオ大佐」。殺人事件の濡れ衣を着せられた同僚の無実を証明するために奔走する女性刑事・小島百合を演じた「笑う警官」。
さらに、主演を務めた「余命」では、結婚10年目にして妊娠するが、乳がんの再発により出産か治療の選択を迫られ、一人で病気に立ち向かう妻を熱演した。今や、彼女は日本を代表する演技派女優として不動の地位を築き、日本映画界になくてはならない存在の一人だ。
そんな松雪の次回出演作は、「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」(2010年GW公開予定)。松雪は、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史演じるサンゴ礁の再生に挑む夫を支える妻役に挑戦する。

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メリル・ストリープ

磨き抜かれた演技力でアメリカ映画界をリードする大女優
出演作「プラダを着た悪魔」(2006)が15日(金)に日本テレビ系で放送。俳優としては最多の米アカデミー賞に15回ノミネート、うち2度の受賞を誇る、名実ともに現代最高の名女優といえるストリープ。ヴァッサー大学の演劇科で女優になることを決意したストリープは、奨学金を得てイエール大学演劇大学院へ進学。卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、ニューヨーク・シェークスピア・フェスティバルでの舞台で高い評価を得る。'77年の「ジュリア」で映画デビューを飾り、翌年のロバート・デ・ニーロ共演作「ディア・ハンター」で早くもアカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。
さらに翌年、自立を求めて家庭を捨てる女性を演じた「クレイマー、クレイマー」で同賞助演女優賞を受賞。そして、ナチス強制収容所で心に深い傷を負ったユダヤ人女性を熱演した「ソフィーの選択」('82)で同賞主演女優賞を獲得した。天性の演技力を持ちながらも徹底したリサーチで役柄を作り上げる彼女はその後もオスカーレースをにぎわし、家族を食べさせるために歌手活動を再開する母親にふんして素晴らしい歌声を披露した「黄昏に燃えて」('87)、殺人容疑をかけられたオーストラリアの女性を不気味な表情で演じた「A Cry in the Dark」('88、日本未公開)、さすらいの孤独な男と永遠の恋をする主婦を好演した「マディソン郡の橋」('95)、バイオリン教室の音楽教師を演じるために2カ月以上も前からバイオリンの猛特訓を受けて臨んだ「ミュージック・オブ・ハート」('99)など、数々の良質な作品へ出演し、自身が持つアカデミー賞のノミネート記録を塗り替えていく。
以降、21世紀に入っても第一線を走り続けるストリープは、超一流ファッション誌の鬼編集長にふんした「プラダを着た悪魔」で、誰もが悪女と恐れるキャラクターの奥に隠された人間的な部分を絶妙な演技で表現、近年では、ABBAのヒット曲で構成されたミュージカル映画「マンマ・ミーア!」(2008)で新境地を開拓。これまでシリアスな役が多かったストリープが、弾けるように踊り歌い上げている。また同年には、氷のように冷たい厳格なカトリック学校の校長にふんした「ダウト あるカトリック学校で」(2008)で、鬼気迫る演技を披露し、その多才ぶりを見せつけた。
2009年は、アメリカの食卓にフランス料理の一大革命を起こした実在の料理研究家にふんした「ジュリー&ジュリア」(2009)と、離婚した男女の複雑な関係を描く「恋するベーカリー」(2010年2月19日公開)に出演している。ストリープはこの2作品で、第67回ゴールデン・グローブ賞のコメディー・ミュージカル部門主演女優賞にWノミネートされた。アカデミー賞の前哨戦である賞へのノミネートを果たし、今年はついに3度目のオスカー受賞となるか、期待は高まる。

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レーチェル・マクアダムス

ハリウッドの期待に応え成長著しい若手実力派女優
出演作「ウエディング・クラッシャーズ」(2005・日本未公開)が12月21日(月)衛星第2で放送。キュートで明るい魅力をはじけさせているレーチェル。カナダ・トロントのヨーク大学で演劇を学び、卒業後はカナダでTVや映画に出演していた彼女は、コメディー映画「ホット・チック」(2002・日本未公開)でハリウッドに進出。その後、リンジー・ローハンと共演した「ミーン・ガールズ」(2004)で学園の女王という小悪魔的な役柄を演じ、彼女のちょっときついまなざしが性悪キャラにうまくはまって高評価を得る。
そんな彼女が一気にブレークしたのが、天真らんまんなヒロイン、アリーを初々しく演じた「きみに読む物語」(2004)。お嬢さまでちょっと世間知らずなところはあるけれど、恋人をいちずに愛し続ける可憐なヒロインを熱演し、世界中の女性から熱い共感を得た。さらに、オーウェン・ウィルソン、ビンス・ボーン主演のコメディー「ウエディング・クラッシャーズ」や、ダイアン・キートン、サラ・ジェシカ・パーカー主演のラブロマンス「幸せのポートレート」(2005)などヒット作に次々と出演し、ハリウッド注目の若手女優に成長していく。そして、これまで高校生や大学生の役が多かった彼女が、一変して大人の女性を魅力的に演じたのが「あぁ、結婚生活」(2007)。2人の中年男性を手玉に取る若くて美しい女性にふんした彼女は、この作品で新境地を開拓し、さらに演技に磨きがかかっていく。2009年は、社会派サスペンス「消されたヘッドライン」とラブストーリー「きみがぼくを見つけた日」に出演。「消されたヘッドライン」では主演のラッセル・クロウと同僚の新米女性記者デラを好演、「きみがぼくを見つけた日」では、時空を超えた恋愛をするヒロイン、クレアにふんし、恋人を愛するいちずな思いとかっとうを巧みに表現している。
今後の作品としては、ロバート・ダウニーJr.、ジュード・ロウと共演の「シャーロック・ホームズ」が、2010年3月に日本公開。アーサー・コナン・ドイルの小説「ボヘミアの醜聞」に登場するアイリーン・アドラー役の彼女は、女性嫌いで女性を信用しないホームズを唯一翻ろうした女性を魅力的に演じている。

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タンディ・ニュートン

新しいミレニアムを代表するブラック・ビューティー女優
出演作「M:I-2」(2000)が16日(月)に衛星第2で放送。
知的でエキゾチックな顔立ちとキュートな笑顔、スレンダーなボディが魅力のタンディ。イギリスで育った彼女はダンサーを目指すがけがで断念。女優志望に転じ、'90年、オーストラリア映画「ニコール・キッドマンの恋愛天国」(日本未公開)のオーディションに合格し、女優としてのキャリアをスタートさせる。その後一度はハリウッド進出を図り渡米するものの、英国アクセントのため仕事に恵まれず挫折。イギリスに戻ってケンブリッジ大学で人類学を学ぶかたわら、女優活動を続ける。そして大学を卒業して本格的な女優活動に入った彼女は、ダニー・キャノン監督、ニール・ジョーダン監督、ジョナサン・デミ監督ら一流の監督との仕事をコンスタントに重ねていく。
彼女が一躍注目される存在となったのは、ベルナルド・ベルトルッチ監督の「シャンドライの恋」('98)に主演して家主である音楽家から求愛される黒人の家政婦シャンドライ役を好演、さらにジョン・ウー監督の大ヒット作「M:I-2」で、主演のトム・クルーズの相手役に大抜てきされたあたりから。彼女の起用について、ウー監督は「クラシックなスパイ映画の味を出したかったから、オードリー・ヘプバーンのようなクラシックな品の良さと、強さなどモダンな感覚を併せ持つタンディ・ニュートンをヒロインに選んだ」と語っている。
彼女にとって、この作品は初の大作映画であったが、怪盗ナイアという役を、今までのイメージとは見違えるような小悪魔ぶりで演じてみせ、見事な存在感を発揮した。その後も、英国アカデミー賞の最優秀助演女優賞を獲得した「クラッシュ」(2004)、なりふりかまわぬ権力欲を振りかざす女王様のような司令官の妻ヴァーゴ夫人を熱演したSFアクション大作「リディック」(2004)、ウィル・スミス主演の「幸せのちから」(2006)でスミスの別れた妻リンダ役、ブッシュ前米大統領の側近であるライス国務長官にふんした「ブッシュ」(2008)など、どんな役柄もこなす演技力を武器に活躍し続けている。
そんな彼女の最新出演作は、11月21日(土)より公開される超大作ディザスター「2012」。地球規模で襲い掛かる大災害により世界各国が崩壊していく、3年後の衝撃的な未来を描いた本作で、大統領の娘ローラ・ウィルソンにふんし、政府の秘密と自分が携わっている仕事の真意を知り苦悩する女性を好演している。

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スカーレット・ヨハンソン

若さと才能あふれる今最もセクシーな女優
主演作「理想の女〈ひと〉」(2004)が21日(水)に衛星第2で放送。
往年の名女優を思わせる端正な顔立ちと、セクシーなスタイルが魅力のヨハンソン。子役でデビューし、さまざまな作品に出演してきた彼女は、インディーズ映画で名をあげた演技派女優だ。映画初主演作「のら猫の日記」('96)では、11歳にしてインディペンデント・スピリット映画賞の主演女優賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。ヒロインに抜てきされたロバート・レッドフォード監督の文芸大作「モンタナの風に吹かれて」('98)や、ソーラ・バーチやスティーブ・ブシェミなど個性派俳優と共演した青春映画「ゴーストワールド」(2001)などで着実にキャリアを重ねる。
そんな中、大きな転機となったのが、ソフィア・コッポラ監督が手掛けた「ロスト・イン・トランスレーション」(2003)だ。言葉の通じない東京で偶然出会ったハリウッド俳優と心を通わせていく若妻役を、繊細な演技と瑞々しいセクシーさで好演。画家フェルメールに名画を描かせた架空のヒロインを、清楚かつ無垢な演技で表現した「真珠の耳飾りの少女」(2003)も高評価を受け、同年のゴールデングローブ賞の女優賞にダブルノミネートされるなど一躍ハリウッド期待の若手女優となった。その後は、人間に臓器提供するため命の危機を迎えるクローンにふんしたSFアクション「アイランド」(2005)や、オスカー・ワイルドの戯曲を映画化した恋愛ドラマ「理想の女〈ひと〉」などさまざまな作品に引っぱりだこ。さらに、ブライアン・デ・パルマやウッディ・アレンなど名だたる監督との仕事を通して女優としての幅を広げていく。
特に近年のアレン作品においては、彼の新たなミューズとしてその魅力を振りまいている。「マッチポイント」(2005)では、当時19歳ながら、主人公を翻ろうする小悪魔的な女性をセクシーな魅力全開で熱演。官能的なラブ・シーンにも挑戦し、圧倒的な美しさと女優としての存在感を印象付けた。スクープを狙って殺人事件の調査に深入りしていく女子大生にふんした「タロットカード殺人事件」(2006)では、出演も兼ねたアレンと絶妙なコンビぶりを披露し、キュートなコメディエンヌとしての魅力を発揮。今年公開された「それでも恋するバルセロナ」(2008)でも主演を務め、バツイチの画家とアバンチュールを楽しむ奔放な女性役を好演した。“ウッディとわたしは相思相愛のカップル”と語るように、まだまだアレン監督によって彼女の新たな魅力が引き出されそうだ。
新作としては、来年初夏に公開される大ヒットSFアクションの続編「アイアンマン2」に出演。ヨハンソンは、自慢のブロンドを赤毛に染め、ロバート・ダウニーふんするアイアンマンを誘惑するロシアの女スパイ“ブラック・ウィドー”を演じる。

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ミシェル・ヨー

アジアを代表する美ぼうの女性アクション・スター
出演作「トゥモロー・ネバー・ダイ」('97)が10月4日(日)にテレビ朝日系で放送。
切れのあるアクションとクールな美ぼうでグローバルに活躍するヨー。'84年に映画デビューを飾り、真田広之共演のアクション「皇家戦士」('87)などに主演した彼女だったが、'87年にD&Bフィルムの会長ディクスン・プーンと結婚し、あっさりと女優を引退してしまう。だがその4年後に離婚すると、ジャッキー・チェン主演作「ポリス・ストーリー3」('92)のヒロイン役で復帰。バイクや列車を使った派手なスタントにも果敢に挑み、ジャッキーをしのぐほどの存在感を発揮した。その後も、「ポリス―」のスタンリー・トン監督と再び組んだポリス・アクション「プロジェクトS」('93)など映画出演を重ね、アジアを代表するアクション女優として人気を博す。
そして'97年、「007」シリーズ通算第18作目となる「トゥモロー―」に中国の情報部員役で大抜てきされ、ハリウッドに進出。香港仕込みのアクションを駆使し、主人公ジェームズ・ボンドをサポートする“史上最強のボンド・ガール”をさっそうと演じた。この作品で世界的にその名を知られるようになったヨーは、アカデミー賞外国語映画賞に輝いた大河ロマン「グリーン・デスティニー」(2000)への出演により、国際派女優としての地位を確立する。ダイナミックなワイヤワーク・アクションが話題を呼んだ同作で彼女が演じたのは、チョウ・ユンファふんする剣の達人に思いを寄せる女弟子。得意のアクションはもちろん、師に許されぬ恋心を抱くヒロインのかっとうを巧みに表現し、英国アカデミー賞など多くの映画賞で主演女優賞候補となった。
さらに、スティーブン・スピルバーグ製作の下、チャン・ツィイーや渡辺謙などアジアを代表する俳優たちと共演したラブ・ストーリー「SAYURI」(2005)では、主人公さゆりの先輩芸者役で大女優の風格漂う堂々たる演技を披露。また昨年は、人気アクション・アドベンチャー第3弾「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」(2008)に呪術師役で出演し、CGもスタントも一切用いず、剣を駆使したソードアクションなど激しい立ち回りを演じた。同作の監督ロブ・コーエンが、メガホンを取る条件としてヨーの出演を要求したという事実が、ハリウッドにおける彼女の人気・知名度の高さを表わしている。
現在、「レッドクリフ」2部作のジョン・ウーが総監督を務める「剣女江湖」を撮影中。チョン・ウソン共演のアクション大作で、ヨーは女剣士を演じる。

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ドリュー・バリモア

マルチな才能を発揮するスーパーウーマン
主演作「50回目のファースト・キス」(2004)が9月10日(木)衛星第2で放送。
プロデューサーとしても手腕を発揮する実力派女優のバリモア。祖父母、伯父と大伯母、両親とも俳優という芸能一家に生まれた彼女は、生後まもなくCMに出演。4歳のときに、SFスリラー「アルタード・ステーツ 未知への挑戦」('80)でスクリーンデビューを飾ると、その後もスピルバーグ監督の「E.T.」('82)や、スティーブン・キング監督の「炎の少女チャーリー」('84)などで主演を張り、天才子役として注目を浴び、順調にキャリアを重ねていく。しかし私生活では、9歳頃にはアルコールとドラッグに溺れるようになり、14歳の時、自殺未遂をはかるなどして波乱万丈の10代を過ごす。
その後の彼女は、子役時代のイメージとは正反対の不良少女や小悪魔的な役柄を演じることが多かったが、ウディ・アレン監督の「世界中がアイ・ラヴ・ユー」('96)で隠れたコメディーの才能を発揮したあたりから方向転換に成功。そして、人気コメディアンのアダム・サンドラーと共演した「ウェディング・シンガー」('98)での幸せを夢見るウエートレス役や、聡明で活発なシンデレラを演じた「エバー・アフター」('98)などで、“ハリウッドで最も稼げるロマコメのヒロイン”の片りんをのぞかせるようになっていく。
こうして、女優として新境地を開いた彼女は、一方では'94年10月、友人と共に立ち上げた製作会社フラワー・フィルムズのもとでプロデューサーとしても活躍。初めて製作総指揮を手掛けたロマンチック・コメディー「25年目のキス」('99)では主演も兼ね、奥手な女性記者を等身大の演技で見事に演じきった。またキャメロン・ディアス、ルーシー・リューと共演し、全世界で5億ドル以上の興収を上げた「チャーリーズ・エンジェル」シリーズ(2000、2003)、カルト映画「ドニー・ダーコ」(2001)などヒット作を次々に送り出し、今や女優としてだけでなく、プロデューサーとしても、ハリウッドで一目置かれる存在になった。
近年は、共演のヒュー・グラントと息の合った演技で作家志望の女性を好演した「ラブソングができるまで」(2007)、キュートで世間知らずなビバリーヒルズ育ちのチワワ(主役のイヌ)の声を務めた「ビバリーヒルズ・チワワ」(2008)などに出演、どんな役柄も幅広くこなす実力派女優として目覚ましい活躍を見せている。
現在、公開中の製作総指揮も手掛けた「そんな彼なら捨てちゃえば?」(2008)では、いつものキュート&ドジなキャラを封印し34歳の実年齢にふさわしい等身大の演技を披露。今後の作品としては、ロバート・デ・ニーロ、ケート・ベッキンセール共演の「Everybody's Fine」(原題)、初監督を務めたスポ根コメディー「Whip It!」(原題)の、2009年全米公開が予定されている。

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リンダ・フィオレンティーノ

多彩な表現力と美貌を併せ持つ演技派女優
出演作「メン・イン・ブラック」('97)が26日(水)にテレビ東京系で放送。
見る者を引き付ける力強い眼差しと、凛とした美しさが特徴のフィオレンティーノ。彼女が女優を目指したのは大学卒業後、ニューヨークにある演劇学校サークル・イン・ザ・スクエアで演技を本格的に学んだことから始まる。そして、'85年に公開された青春ドラマ「ビジョン・クエスト 青春の賭け」のヒロイン役に抜擢されて映画デビュー。夢と恋に懸ける主人公の青年が一目惚れする気の強い年上女性を見事に演じきった。
その後、サスペンスタッチの娯楽作「ガッチャ」('85)で演じた女性スパイや、マーチン・スコセッシ監督によるブラック・コメディー「アフター・アワーズ」('85)で妄想癖の強い彫刻家役を演じたことでキャリアを積んだ彼女は、アカデミー俳優キース・キャラダインと共演した「モダーンズ」('88)で、たたき上げの実業家に寄り添う魅惑的な妻を好演して個性派女優としての地位を確立する。'90年代に入ると、「クイーンズ・ロジック 女の言い分・男の言い訳」('91)でケビン・ベーコン、「過ぎゆく夏」('91)ではジョン・トラボルタといったハリウッド・スターたちとの共演も果たす。
そんな彼女が転機を迎えたのが初主演作品「甘い毒」('94)と「ジェイド」('95)(ともに日本未公開)。これまで青春映画やコメディーなどでクリーンなイメージがあった彼女は、この2作品で続けてエロティックな悪女を好演。男を惑わす危険な色香を漂わせる彼女の妖艶な演技は絶妙なハマリ役となった。そして全世界ナンバー1ヒットを記録した「メン・イン・ブラック」でのクールで知的な美人検死官役でブレークした後は、「ドグマ」('99)、「私が愛したギャングスター」('99)などさまざまなジャンルで起用される実力派女優として新たな一歩を踏み出す。
近年は、ウェズリー・スナイプ主演のアクション・サスペンス「スナイパー」(2002)以来スクリーンから遠ざかっていたが、ことし全米で公開が予定される「Once More With Feeling(原題)」(2009)で7年ぶりにスクリーンにカムバックした。日本公開は未定だが、今作ではどのような演技を見せてくれるのか期待が集まる。

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ジュディ・デンチ

圧倒的な演技力と存在感で抜きん出たイギリスきっての名女優
出演作「プライドと偏見」(2005)が8日(水)に衛星第2で放送。
舞台で培った確かな演技力を武器に、歳を重ねてから映画界で“演技派”としての地位を確立したデンチ。'57年に「ハムレット」のオフェーリア役で舞台デビューを果たして以来、長らく舞台を中心に活躍していた彼女は、50歳を越えた'80年代ころから積極的に映画出演を増やしていく。
「眺めのいい部屋」('86)では好奇心旺盛な恋愛小説家ラビッシュ夫人を好演し、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。人妻と不倫の恋に落ちるジゴロの母親を演じた「ハンドフル・オブ・ダスト」('88)でも同賞を受賞した。さらに、「ゴールデンアイ」('95)以降の“007”シリーズにジェームズ・ボンドの上司“M”役で出演したことで、一般的に顔を知られるようになる。
脇役から主役、古典劇から現代劇までどんな役柄もものにする彼女は、その後映画界で引っぱりだこ。ヴィクトリア女王を従僕との禁断の恋に生きた1人の女性として情感豊かに演じた「Queen Victoria 至上の恋」('97)では、初めて米アカデミー賞主演女優賞にノミネート。翌年には、「恋に落ちたシェイクスピア」('98)でエリザベス1世を貫録たっぷりに演じ、わずか8分程度の出番ながら強烈な印象を残して、見事米アカデミー賞助演女優賞を受賞した。
以降、チョコレートで心を開いていくひねくれ者の老女を説得力十分に演じた「ショコラ」(2000)で米アカデミー賞助演女優賞、認知症に冒された実在の小説家を渾身の演技で熱演した「アイリス」(2001)、イギリス初のヌード・レビューを誕生させた劇場のオーナーにふんし、コミカルな魅力を発揮した「ヘンダーソン夫人の贈り物」(2005)で米アカデミー賞主演女優賞とつづけざまにノミネートされたほか数々の映画賞を受賞。もはや賞レースの常連といえるほど、現代最高の女優としてその地位を揺るぎないものとしている。
近年は、ケート・ブランシェット共演のサスペンス「あるスキャンダルの覚え書き」(2006)で、年下の女性教師と特殊な友情を結ぼうとする老教師を恐ろしいまでの存在感で演じ切り、真骨頂を発揮。ことし公開されたシリーズ最新作「007 慰めの報酬」(2008)でも作品の醍醐味に一役買い、健在ぶりを見せつけた。
新作としては、ニューヨークのファッション・ウィークで起こった殺人事件をブラックユーモアを交えて描いたサスペンス「Rage(原題)」が今年後半に全米公開予定。そのほか、ロブ・マーシャル監督が手掛けるミュージカル映画「NINE」にも出演し、来年春に日本公開が決定している。

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ジェイミー・リー・カーチス

鍛え上げた肉体美が魅力のタフでセクシーな個性派女優
出演作「トゥルーライズ」('94)が5月23日(土)にフジ系で放送。
アクションからコメディーまでこなす実力派女優カーチス。'76年ころからTVドラマ「チャーリーズ・エンジェル」や「刑事コロンボ」にゲスト出演していたが、映画デビューは、ジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」('78)。この作品で彼女は、まじめで聡明だがシャイな高校生ローリーを熱演し、国際SF・恐怖・ファンタジー協会と第8回パリ・ファンタスティック映画祭の最優秀女優賞を獲得する。
以降、母親のジャネット・リーと共演した「ザ・フォッグ」('80)や「テラー・トレイン」('80)、「ブギーマン」('81)など数多くのホラー映画に出演し、その絶叫シーンに定評があることから“スクリーミング・クイーン”(悲鳴の女王)と呼ばれた。
そんな彼女だが、'83年のコメディー映画「大逆転」では、大富豪のいたずらで立場を入れ替えられてしまう大金持ちと貧乏な男性2人にからむ役どころで出演。彼女が本来持っているコメディーセンスやきっぷの良さ、人の良さといった魅力をフルに発揮し、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞した。
こうしてホラー映画からの脱皮を図ることに成功した彼女は、この作品を契機に、以後コミカルな役柄や、ヒューマニックな作品にも意欲的に出演するようになり、いい味を出していく。英国コメディー「ワンダとダイヤと優しい奴ら」('88)では、セクシーな情婦役を熱演し、また、ヒロインに抜てきされた「ブルースチール」('90)では、持ち前の男っぽさとスタイルの良さをフルに生かして警官メーガン役を好演。タフな警官でありながら、女性らしさも表現するカーチスの演技がみごとだった。さらに、アーノルド・シュワルツェネッガーと共演した「トゥルーライズ」で夫にだまされ続ける妻を演じ、その多彩な演技力をいかんなく発揮してゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞した。
こうして、気さくなホラーヒロインから、今では“コメディー・アクター”と自称するくらいコメディエンヌとしての評価が高まり、演技にも幅が出てスターとしての風格が備わっていく。現在公開中のかわいいセレブ犬のチワワが思わぬ大冒険を繰り広げるファミリー・コメディー「ビバリーヒルズ・チワワ」(2008)では、ヒロインのチワワを溺愛する飼い主、化粧品会社のオーナーにふんしている。

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竹内結子

巧みな演技力と存在感が光る女優
竹内結子主演作「チーム・バチスタの栄光」(2008)が2日(月)にTBS系で放送。
今や日本映画をけん引する女優となった竹内。「リング」('98)が映画デビュー作となった彼女は、続く「イノセントワールド」('98)で映画出演2作目にして初主演を飾る。そこで彼女は、自分が体外受精で生まれた子供であることを知り、本当の父親を探す旅に出る女子高生を見事に演じきる。その演技が評価され、NHK連続テレビ小説「あすか」のヒロインに抜擢された彼女は、京都で和菓子の美しさに魅せられ、夢と希望に向かって懸命に生きる女性和菓子職人を熱演。天真爛漫な笑顔や、明るく活発的なヒロインを上手く捉えた演技が反響を呼び一躍注目を得る。瞬く間にTVに映画に引っ張りだこの人気若手女優となった彼女は、さらに「黄泉がえり」(2002)、「いま、会いにゆきます」(2004)、「春の雪」(2005)など邦画の話題作に次々と主演を果たすと、最優秀主演女優賞を逃すも、3年連続で日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝く活躍を見せて、次第に活発で元気のある“女の子”から清楚でおしとやかな日本女性らしい役者へと成長する。
その後、電撃結婚&妊娠でスクリーンからは一時期姿を消した竹内。だが、復帰後の2007年に主演を務めた「サイドカーに犬」で、彼女は母親が出で行った家庭に乗り込む愛人ヨーコを好演。本妻に頭突きを食らわせたりと、今までの彼女の演技からは考えられない弾けた演技で新境地を開拓する。そして、同じ年に制作された「クローズド・ノート」、「ミッドナイト・イーグル」での演技も評価された彼女は、日本アカデミー賞に並ぶ映画祭、第81回キネマ旬報ベストテンでこの年の最優秀主演女優賞を受賞。昨年は、「チーム・バチスタ―」で医療事故に見せかけた殺人事件の真相を追う窓際医師・田口を演じた。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」この「チーム・バチスタ―」の続編で、彼女の最新作となる「ジェネラル・ルージュの凱旋」が3月7日(土)より全国東宝系で公開。本作で彼女は、前作で解消した阿部寛演じる厚生労働省の切れ者官僚・白鳥とのタッグを再結成。血まみれ将軍と呼ばれる救命救急の天才の周囲で起こる怪事件の真相を追う。

(C)2009 映画 「ジェネラル・ルージュの凱旋」製作委員会

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ソフィア・コッポラ

偉大な父から受け継いだ才能と、卓越したセンスを併せ持つ女性監督
出演作「ゴッドファーザーPART III」('90)が17(火)に衛星第2で放送。
映画監督のフランシス・フォード・コッポラを父に持ち、自らも映画監督として活躍するコッポラ。幼い頃から父の作品に端役として出演し、「ゴッド―」では、当時18歳ながら、ヒロインという大役を務めた。その後、ファッション・デザイナーやカメラマンなど幅広いジャンルで活躍し、「ヴァージン・スーサイズ」('99)で初めて監督として長編映画を手掛けた。
映画監督としての彼女の持ち味は、女性らしい感性を生かした独特の映像センスと、女性の内面を繊細に描き出すところにある。また、一貫して、若い女性が自分の歩む道やアイデンティティを模索する過程を描いてきた。「ヴァージン―」では、思春期の少女特有の美しさやはかなさを、“ガーリー”な映像のなかで魅力的に映し出し、彼女たちが自ら死を選ぶまでの揺れ動く心情をみずみずしく描写。新しい世代の映画監督として、鮮烈なデビューを果たした。
そして、監督2作目となった「ロスト・イン・トランスレーション」(2003)で、早くも映画監督としての地位を確立する。“東京への愛、東京の魅力を描きたくて撮った”という本作では、小型カメラを駆使したゲリラ的な撮影によって幻想的でロマンチックな“東京”の風景を抽出。異国の地で共に孤独を抱える男女が、次第に心を通わせ合うまでの細やかな心の機微を丁寧にとらえ、見る者に深い感動を与えた。本作は各方面から絶賛され、ゴールデングローブ賞の主要3部門や、アカデミー賞オリジナル脚本賞を獲得した。
そして3作目に手掛けた「マリー・アントワネット」(2006)は、まさに“ソフィア・コッポラの世界”を象徴するような作品。音楽から衣装、美術などすべてにこだわって、徹底的に“ポップでガーリー”な映像を作り込み、実在した王妃マリー・アントワネットの生涯を、等身大の1人の少女の青春物語として描いた。本作のヒットで、多くのファンを獲得したソフィア。今後どのような作品を作り出すのか期待大だ。

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ヘレナ・ボナム・カーター

古典的な美しさをもつ個性派女優
主演作「眺めのいい部屋」('86)が2月10日(火)に衛星第2で放送。
曾祖父が元英国首相という名門一家に育った気品と優雅さを身にまとい、なおかつ個性的で創造的な英国の実力派女優ボナム・カーター。学生時代からCMや舞台に出ていた彼女は、舞台演出家トレバー・ナンに見いだされて、'84年「レディ・ジェーン/愛と運命のふたり」で映画デビューを果たす。そして同年、ジェームズ・アイボリー監督の「眺めのいい部屋」に主演し、イギリスの良家の令嬢が因習と自由思想の間で、真の恋に目覚め成長していくようすを繊細な演技で表現し注目された。
この映画の成功で、彼女は世界的に知られるようになり、さらにメル・ギブソン主演の「ハムレット」('90)でハリウッドに進出。その後は、知的な中産階級の次女を演じた「ハワーズ・エンド」('92)、ヒロインの花嫁エリザベス役を熱演したケネス・ブラナー監督・主演のホラー大作「フランケンシュタイン」('94)、アカデミー主演女優賞にノミネートされた「鳩の翼」('97)など、クラシカルな作品で演技を光らせてきた。
血筋が良く、陶器のように白い肌と黒髪を持ち、“コスチューム女優”としての評価が高い彼女だが、それまでのお嬢さまイメージを覆す汚れ役にチャレンジしたのが、ブラッド・ピットと共演した「ファイト・クラブ」('99)。この作品で、彼女は小悪魔的なヒロインを見事に演じ、新境地を開いた。さらに、ティム・バートン監督が手掛けた「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001)では、猿の特殊メークで人間愛護運動の女性活動家であるアリを知的でセクシーに好演し、キャリアの幅を広げていく。現・夫であるバートン監督とは、このあたりから交際が始まり、以降、人生の喜びと父と息子のきずなを描いたファンタジー「ビッグ・フィッシュ」(2003)、ジョニー・デップと共演した「チャーリーとチョコレート工場」(2005)、デップ演じるスウィーニーが殺した人間の肉でパイを焼くラべット夫人にふんした「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2005)などバートン監督作品への出演が増え、一作ごとにバートン監督との“あうん”の呼吸が絶妙な演技からにじみ出るようになっていく。
こうして今では、ジャンルや国籍を問わず、いろいろな役柄を演じきれる個性的な実力派として引っ張りだこのボナム・カーター。ことし公開される作品では、登場シーンは短いが重要な役どころとなる悪人セレナにふんした「ターミネーター4」(2009年6月13日公開)、前作に続き魔女のベラトリックス・レストレンジ役を演じる「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(2009年7月17日公開)に出演している。

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サマンサ・モートン

純真さと妖えんさが同居した不思議な魅力を持つ実力派女優
主演作「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」(2002)が31日(土)に衛星第2で放送。
少女のようなあどけなさと妖えんな魅力を併せ持ち、硬軟自在な演技力を武器に幅広い役をこなすモートン。本格的な映画デビュー作となった「アンダー・ザ・スキン」('97)で彼女が演じたのは、最愛の母を亡くした悲しみから自暴自棄になる19歳の少女。ヌード・シーンや過激な性的場面もあったこの難役を繊細かつ大胆に演じきり、ボストン映画批評家協会賞の主演女優賞に輝くなど絶賛を浴びた。
さらにモートンは、この作品を見て彼女に注目したウッディ・アレン監督の「ギター弾きの恋」('99)に出演し、ブレークを果たす。「アンダー―」の役から一転、言葉の話せない純粋な娘にふんした彼女は表情としぐさだけでさまざまな感情を見事に表現し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。また2002年には、自身初の大作となったスティーブン・スピルバーグ監督のSFサスペンス「マイノリティ・リポート」(2002)に出演。予知能力を持つ“プリコグ”という不思議なキャラクターがモートンの持つミステリアスな雰囲気にマッチし、強烈な存在感を発揮した。この年はほかにも、恋人の自殺に直面した女性の心の再生を描いた「モーヴァン」、監督ジム・シェリダンの実体験を基にした感動作「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」に主役で出演。特に「イン・アメリカ―」では、ニューヨークへ移住した貧しいアイルランド人一家の母親役で激しさを内に秘めた真摯な演技を見せ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
世界的な実力派女優としての地位を確固たるものにしたモートンは、その後も話題先行型の空疎な大作ではなく、ドラマのしっかりした作家性が強い作品に出演していく。イギリスの新鋭ローレンス・ダンモアのデビュー作「リバティーン」(2004)では、ジョニー・デップ演じる破天荒な詩人と恋に落ちる舞台女優にふんして陰影のある演技を披露し、映画ファンをうならせた。また鬼才ハーモニー・コリン監督の異色作「ミスター・ロンリー」(2007)では、“マリリン・モンロー”になりきることでしか生きられない女性役を熱演。デビュー時から変わらぬ感性豊かな演技に成熟味が加わり、大女優の風格さえ感じさせた。
舞台演出家の男性と彼を取り巻く女性たちの姿を描いたヒューマン・コメディー「シネクドキ、ニューヨーク(原題)」が2009年公開予定。「エターナル・サンシャイン」(2004)などの人気脚本家チャーリー・カウフマンの初監督作で、モートンは妻子に去られた主人公の恋人を演じる。

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チャン・ツィイー

華々しい活躍を続けるアジアン・ビューティー
主演作「ジャスミンの花開く」(2004)が26日(月)に衛星第2で放送。アジア映画をけん引する監督のひとり、チャン・イーモウにその才能を見出され、デビュー作でヒロインに抜擢された「初恋のきた道」('99)であどけなさが残る純朴な少女を好演したツィイー。「初恋の-」は第50回ベルリン国際映画祭で銀獅子賞にも輝くとともに、彼女の未知なる可能性を感じさせた作品となる。
そして彼女の才能は、2000年度アカデミー賞外国語映画賞ほか3部門に輝いた大河ロマン「グリーン・デスティニー」(2000)で早くも芽吹き始める。前作「初恋-」で見せた内気な少女とは一転、華奢な体からは想像もできないほどの見事な殺陣を披露するなどして、女剣士にあこがれる活発な女性を演じた彼女の姿には共演者のチョウ・ユンファ、ミシェル・ヨーも絶賛。この作品を境に国内外からも一層の注目を浴びるようになった彼女は、ジャッキー・チェン主演の「ラッシュアワー2」(2001)で映画出演3作目にしてハリウッドに進出し、自身初となる悪女役にも挑戦して演技の幅を広げる。
以降、韓国映画「MUSA 武士」(2001)や、中国映画「HERO」(2002)、木村拓哉との共演が話題となった「2046」(2003)などに出演。そして、ロブ・マーシャル監督が手掛けた「SAYURI」(2005)で演じた芸者役で、彼女はゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネート。受賞こそ逃すものの、その美貌と卓越した演技力でアジアのみならず世界の映画ファンをとりこにした。また最近では母国での2年ぶりの主演作「女帝(エンペラー)」(2006)をはじめ、アメリカ・日本・韓国・中国を舞台に精力的に映画出演を続けている。彼女の最新作「花の生涯-梅蘭芳-」が3月7日(土)より公開。本作で彼女は、激動の時代を愛と共に生きた天才女形“梅蘭芳”役のレオン・ライの愛人であり、京劇の男役を演じる女性を熱演している。

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ミア・ファロー

ウディ・アレンのミューズとして一世を風びした個性派女優
主演作「フォロー・ミー」('72)が27日(土)に衛星第2で放送。
独特の雰囲気と高い演技力で抜群の存在感を放つファロー。「バタシの鬼軍曹」('64)で本格的な映画デビューを果たした彼女の出世作となったのは、鬼才ロマン・ポランスキー監督によるオカルト・ホラー「ローズマリーの赤ちゃん」('68)だった。ファローは、悪魔信仰集団のたくらみで悪魔の子供を産んでしまう若妻役で鬼気迫る演技を見せ、「彼女の演技は俳優と役柄が奇跡ともいえる神話的な合致を見せた希有な例」等、批評家の絶賛を浴びた。同作で最も注目される若手女優の1人となったファローは以降、夫の依頼で自分を尾行する探偵と交流を結ぶ新妻にふんした「フォロー・ミー」や、一家惨殺事件の鍵を握る盲目の少女を演じた「見えない恐怖」('71)などで繊細な個性を発揮。同時に、ロバート・レッドフォード(「華麗なるギャツビー」('74))や、ロバート・アルトマン監督(「ウエディング」('78))など名だたるスターや監督との仕事を通してトップ女優の地位を確立していく。
そして'81年、ウディ・アレンとの出会いが彼女のキャリアを大きく変化させることになる。ファローは公私にわたるパートナーとして、「サマー★ナイト」('82)から「夫たち、妻たち」('92)まで13本のアレン作品に出演。生来の神経質な風情に、アレンによって引き出されたキュートなコメディエンヌとしての魅力が加わり、俳優としての幅をさらに広げていった。
中でも人気の高い作品の1つが、ファンタスティック・コメディー「カイロの紫のバラ」('85)だ。同作でファローが演じたのは、失業中の夫を抱え、映画に生きがいを求めるウエートレス。その頼りなげで楚々とした佇まいは、撮影時に40歳近くだったことが信じられないほどの可憐さで、多くの映画ファンを魅了した。“ギネスブックもののコンビ”とまでいわれた2人だったが、'93年にファローがアレンと中国系養女の性的関係を告発して破局。その後しばらく、ファローは作品に恵まれず低迷が続いた。そんな彼女が再び脚光を浴びたのが、'76年製作の同名ホラーをリメークした「オーメン」('06)での演技だった。悪魔の子ダミアンの乳母にふんしたファローの演技を多くの人々が称賛。さらに最新作「僕らのミライへ逆回転」('08)では、「カイロの―」の役柄をほうふつとさせる映画をこよなく愛する女性を演じてファンを喜ばせ、復活ぶりを印象づけた。

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アン・ハサウェイ

2人の名女優に“お墨付き”をもらった期待の女優
出演作「プリティ・プリンセス」(2001)が15日(月)、「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」(2004)が16日(火)に衛星第2で放送。
こぼれんばかりの大きな目と、大きな口が印象的なハサウェイ。美しい顔立ちでありながら飾り気がなく親しみやすい彼女は、どこかジュリア・ロバーツと重なる雰囲気を持っている。映画デビューもロバーツと似ており、ロバーツの出世作「プリティ・ウーマン」('90)を手掛けたゲーリー・マーシャル監督による「プリティ・プリンセス」で映画デビュー。ある日突然、プリンセスになってしまった現代の女子高校生を等身大で演じ一躍ブレークした。共演者の名女優ジュリー・アンドリュースはハサウェイについて、「オードリー・ヘプバーンとジュリア・ロバーツを足したような、光るものが内にある。きっと大スターになるわ」と高く評価した。
続編「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」の後は、プリンセスのイメージを払拭しようと、「アン・ハサウェイ 裸の天使」(2005日本未公開)で、麻薬やけんかにおぼれる若者にふんし、ヌードにも挑戦。また、2005年度アカデミー賞で話題を呼んだ「ブロークバック・マウンテン」(2005)では、ロデオに出場する快活なテキサス娘役を熱演。その演技を「最高に優れている」と絶賛したベテラン女優メリル・ストリープと共演した「プラダを着た悪魔」(2006)で、ハサウェイの人気は確固たるものになった。ファッション業界を舞台に、雑誌編集長である鬼上司に振り回されながら成長していく新米アシスタントの姿をコミカルに描いた今作は、鬼上司にふんしたストリープの名演が高く評価されたが、同時に彼女に食らいついていくハサウェイ演じるアシスタントの姿が、20~30代女性の共感を呼び大ヒット。アンドリュースの予想通り今作でスターに上り詰めた。
その後は、英国作家ジェーン・オースティンを演じるロマンス史劇「Becoming Jane」(日本公開未定)や、スパイにふんしたアクション・コメディー「ゲットスマート」(2008)、セラピストを演じるサスペンス「パッセンジャーズ」(2009年3月公開)と出演作が目白押しだ。現在は、ティム・バートンの最新作「Alice in Wonderland」の撮影中。名作童話「不思議の国のアリス」が原作で、ハサウェイは「不思議の国のアリス」の続編「鏡の国のアリス」に登場する慈悲深い“白の女王”を演じる。

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新垣結衣

モデルから女優へ成長をとげた若手女優
新垣結衣主演作「恋空」(2007)が12日(日)TBS系で放送。
清楚なイメージで清純派女優の新星として期待を集める新垣。小中学生向けファッション雑誌の人気モデルだった彼女は、2006年に放送されたお菓子のCMのイメージキャラクターとして一躍大ブレイク。以降、日本テレビ系「ギャルサー」(2006)などゴールデンタイムで放送される人気ドラマにも出演するようになり、彼女の人気はさらに急上昇していく。
そんな彼女を女優として目覚めさせたのが、映画デビュー作にして初主演を務めた「恋するマドリ」(2007)。彼女はこの作品で引越しをきっかけに起こる、恋愛と友情の三角関係に揺れる純朴な美大生・ユイを熱演。舞台あいさつで“主演という事は考えずに、良い演技をして見てもらう。やることは一緒です”と語り、女優としての成長を感じさせる作品となった。その後、「ワルボロ」(2007)で不良に目覚める青年が恋心を抱くヒロイン・山田をキュートな魅力で演じて好評を受け、彼女は女優としての才能をさらに開花させる。
そして、原作は約1200万人が涙したと言われるケータイ小説を映画化した「恋空」(2007)で2回目の主演を果たした彼女は、次々と過酷な現実が降りかかる女子高生・美嘉という主人公で、これまでの明るい印象を一変させるシリアスな演技にも挑戦。辛い経験を糧に少女から大人の女性へと変化していく過程を見事に好演してみせた。また、タイプの異なる2人の男性から受ける深い愛情に揺れる女性の心境を上手く捉えているあたりも、この作品を大ヒットとなった彼女の魅力の1つだろう。

「フレフレ少女」そんな、実力派女優へと一歩ずつ近づく彼女の最新主演作「フレフレ少女」が10月11日(土)に公開。本作はお粗末な応援で大失態を犯し、“へなちょこ”応援団のレッテルを張られる応援団の奮闘劇を描く青春ムービーで、新垣は応援することの素晴らしさに目覚め、だらしない応援団をまとめる団長を演じている。

(C)2008「フレフレ少女」製作委員会

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キルスティン・ダンスト

子役から売れっ子演技派へと成長した女優
出演作「スパイダーマン」(2002)が26日(金)に日本テレビ系で放送。
3歳で芸能界入りを果たし、100本以上のTVコマーシャルの出演を経て'89年、ウッディ・アレン監督の「ニューヨーク・ストーリー」で映画デビュー。その後'94年に出演した「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」により、彼女の名前は一躍有名に。トム・クルーズ、ブラッド・ピッドが吸血鬼にふんした本作で、子どものまま吸血鬼にされた“少女の体を持つ大人”という難しい役どころを見事に演じきり、映画界の各賞を総なめにした。共演したトム・クルーズも当時11歳だったダンストに対し「まるでベテラン女優を相手にしているようだった」とその演技力を高く評価していた。
その後も、ウィノナ・ライダー、スーザン・サランドンといったベテラン女優と共演した「若草物語」('94)、主人公のガール・フレンドをキュートに演じた「スモール・ソルジャーズ」('98)とキャリアを重ね、'99年、ソフィア・コッポラの初監督作品「ヴァージン・スーサイズ」に出演。思春期の少女の揺れ動く感情の機微を繊細に表現し、子役から演技派女優へと華麗な転身を遂げた。続く2000年の「チアーズ!」では、問題を抱える名門チアリーディング・チームのキャプテンを等身大の演技で見せ、アイドル的存在に。そして人気アメリカン・コミックを映画化した大ヒットシリーズ“スパイダーマン”では活発なヒロインを好演し、新たな飛躍を遂げた。ジュリア・ロバーツと共演した「モナリザ・スマイル」(2003)で、人生に悩む女子大生にふんし、確かな演技力を見せつけた彼女は、「ウィンブルドン」「エターナル・サンシャイン」(共に2004)、オーランド・ブルームと共演した「エリザベスタウン」(2005)と、作品ごとに魅力を発揮し、その人気を不動のものに。
そして2006年ソフィア・コッポラ監督がマリー・アントワネットを等身大の1人の少女として捉えた「マリー・アントワネット」に出演。キルスティンは、王妃マリー・アントワネットをキュートかつゴージャスに見せながら、同時に彼女の孤独や苦悩も見事に体現してみせた。そんな彼女だが、今年2月にうつ状態のため、リハビリ施設に入院していた。現在は新作の恋愛ミステリー映画「オール・グッド・シングス(原題)」の製作中で、女優業も無事再開しているようだ。

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アン・へッチ

存在感ある演技が光る実力派女優
出演作「ボルケーノ」(1997)が6日(日)にテレビ朝日系で放送。
知的でクールな容姿と、謎を秘めたような独特な雰囲気が魅力のヘッチ。10代の頃から舞台に立ち、TVドラマ「アナザー・ワールド」でエミー賞を受賞するなど確かな演技力を持つ彼女は、日本でも一部放送された“ヤング・インディ・ジョーンズ”シリーズなどのTVドラマや舞台で活躍し、「ハックフィンの大冒険」(1993、日本未公開)で映画デビュー。「ミルク・マネー」(1994)、「ワイルド・サイド」(1996)など出演作を重ねた後、デミ・ムーア主演の「陪審員」(1996)で、マフィアに脅される陪審員(ムーア)を支える親友役を好演し脚光を浴びる。
一気に映画界で引っ張りだこになった彼女は、ホワイトハウスの広報官役を演じた「ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ」(1997)ではダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロと、気の強い地質学者役を演じた「ボルケーノ」ではトミー・リー・ジョーンズと、さらに夫の身を案じる妻を好演した「フェイク」(1997)ではアル・パチーノ、ジョニー・デップと、流行雑誌の副編集長役にふんした「6デイズ/7ナイツ」(1998)ではハリソン・フォードと共演。立て続けにビッグネーム俳優の相手役を務める。中でも「6デイズ/7ナイツ」では、医者や学者など硬派な役が多い中で、等身大のキャリア・ウーマンをコケティッシュに演じ、それまでに見られなかったキュートな姿を披露しファンを増やした。
演技力、人気共に得たヘッチは、巨匠アルフレド・ヒチコックの名作をリメークした「サイコ」(1998)に出演。オリジナル版でジャネット・リーが演じアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたマリオン・クレーン役に抜擢され、シャワーを浴びながら殺される名シーンを見事に再現。その後も「私は『うつ依存症』の女」(2001)、「ジョンQ 最後の決断」(2002)、「記憶の棘」(2004)などに出演し、キーパーソン的重要な役で輝きを見せている。新作はアシュトン・カッチャーと共演するロマンチック・コメディー「スプレッド(原題)」。久し振りのコメディー作品への出演で注目を集めそうだ。

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池脇千鶴

等身大の演技が光る若手女優
声の出演作「猫の恩返し」(2002)が4日(金)に日本テレビ系で放送。透明感のある可憐な少女のような雰囲気が魅力の池脇。TVのオーディション番組で芸能界入りした彼女は、「大阪物語」('99)で映画デビューを果たし、売れない漫才コンビを両親に持つ多感な少女を好演。その演技力の高さが評価されると、NHK連続テレビ小説「ほんまもん」(2001~2002)のヒロインに抜てきされるなど、瞬く間にTVに映画に引っ張りだこの人気女優となる。清純派としてのイメージが強い彼女だが、平凡な大学生と足の不自由な女の子ジョゼをめぐる恋物語「ジョゼと虎と魚たち」(2003)では、それまでのイメージを覆すようなヌードシーンに挑戦、大学生にふんした妻夫木聡と大胆なベッドシーンを披露している。その後も、TVドラマや「火火」(2004)、「誰がために」(2005)など順調にキャリアを積んで多様なキャラクターを演じるようになるが、女優として彼女が最も存在感を放つ役柄は、やはり“等身大の少女”である。友人宅に集まった若者たちの何気ない一日を温かな視点で描く青春群像ドラマ「きょうのできごと a day on the planet」(2003)や、都会の片隅でそれぞれの幸せを求めて懸命に生きようとする4人の女性を描いた「ストロベリーショートケイクス」(2006)など、恋に一喜一憂したり、悩みを抱えながら夢を追いかけたりと、“現実”を生きる女性にふんしたときの彼女の演技は目を見張るものがある。新作は、作家・菊池寛とその周囲の人々が織り成す人間模様を描く「丘を越えて」が現在公開中。池脇は西田敏行ふんする菊池寛の個人秘書役で出演。その他にも、「火垂るの墓」、「20世紀少年」、「ホームレス中学生」と話題作の公開が続々と控えている。

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ジュリア・ロバーツ

ゴージャスな美ぼうとチャーミングな笑顔が魅力のハリウッドのトップ女優
出演作「ザ・メキシカン」(2001)が16日(月)にNHK衛星第2で放送。ハリウッドのトップ女優として確固たる地位を築いているロバーツ。'88年に映画デビューを果たし、「マグノリアの花たち」('89)の薄幸の人妻役などで注目を集めていた彼女の名を世界に知らしめたのが、その年の全米ナンバーワンヒット作「プリティ・ウーマン」('90)だった。実業界の大物と恋に落ち、エレガントな女性に変身していく売春婦ビビアンを、抜群のスタイルと親しみやすい笑顔で好演。“現代のシンデレラ・ストーリー”と呼ばれた映画さながらに、一夜にしてスターの仲間入りを果たした。だがその後は、不治の病をもつ青年と恋に落ちる娘を演じた「愛の選択」('91)など、多くの話題作に出演するも、思うようなヒットに至らず人気は低迷。私生活でも、「フラットライナーズ」('90)での共演をきっかけに交際を始めたキーファー・サザーランドとは挙式予定3日前に婚約破棄、'93年にカントリー歌手ライル・ラベットと結婚するが21カ月で離婚するなど、ゴシップ誌をにぎわせる。そんなロバーツが本来の輝きを取り戻した作品が、ラブ・コメディー「ベスト・フレンズ・ウェディング」('97)だった。元恋人の結婚を阻止しようと奔走するヒロインを、持ち前のキュートな魅力で軽やかに演じ、映画は大ヒット。マスコミからも“彼女のカムバック作品になった”と絶賛された。そして2000年には、新たな代表作となる「エリン・ブロコビッチ」への出演を果たす。同作でロバーツが演じたのは、巨大企業を相手に史上最大級の訴訟に勝利した、子持ちの独身女性。知識も教養もないが、曲がったことが嫌いで自分の心のままに突き進む姿が「プリティ・ウーマン」のビビアンとも重なるこの役で、アカデミー賞主演女優賞を受賞。名実ともにハリウッドを代表する女優の1人となった。このとき既に30代に入っていたロバーツは、以降、「モナリザ・スマイル」(2003)での保守的な女子大に変化をもたらす教師、男女4人のもつれる愛を描いた「クローサー」(2004)の写真家など、知的で落ち着いた女性の役を好んで演じるようになる。その一方、「ザ・メキシカン」などでは変わらぬ天性のコメディエンヌぶりを披露し、昔からのファンを喜ばせている。新作「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」が公開中。'80年代の世界情勢を変えた、米国の政治家チャーリー・ウィルソンの実話を基にした社会派コメディーで、ロバーツはチャーリーに味方する資産家を演じている。

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ティルダ・スウィントン

中性的な容姿と硬軟自在な演技力で抜群の存在感を放つ知性派女優
出演作「ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女」(2005)が18日(日)にテレビ朝日系で放送。ミステリアスなルックスと幅広い演技力で、圧倒的な存在感を放つスウィントン。大学卒業後、舞台女優として活躍していた彼女は、映画監督デレク・ジャーマンとの出会いをきっかけに映画女優としての道を歩み始める。ジャーマンがイタリア・ルネサンス期の画家カラヴァッジオの生涯を描いた「カラヴァッジオ」('86)で映画デビュー。賭け事師の恋人とカラヴァッジオとの間で揺れる女性レナにふんし、デビュー作ながら、準主役にあたる重要な役柄を見事に演じた。以降、「ザ・ガーデン」('90)、「ヴィトゲンシュタイン」('93)などに出演し、ジャーマン作品の常連となる。中でも、悲劇の王エドワード二世の姿を描いた「エドワードII」('91)では、妻イザベラ役で迫真の演技を見せ、ベネチア映画祭主演女優賞に輝いた。その翌年には、女性監督サリー・ポッターがバージニア・ウルフの原作を映画化した「オルランド」に出演。こん睡状態から覚めると女性になっていた青年貴族オルランドを演じ、世界中の話題を集めた。'94年にジャーマンがエイズで死去。その後も、「イヴの秘かな憂鬱」('96)でセックス依存症の弁護士にふんするなど、インディーズ系作品でクセのある役を演じることが多かったが、レオナルド・ディカプリオとの共演作「ザ・ビーチ」(2000)でハリウッドに進出。それを機にハリウッドの大作にも出演するようになる。しかし演じる役は一筋縄ではいかないものが多く、キアヌ・リーブスと共演した「コンスタンティン」(2005)では天使ガブリエルを、「ナルニア国物語―」では冷徹な魔女を演じ、いずれも強烈な印象を残した。この2作に顕著なように、その独特な容姿から、性もしくは人間をも超越した役をオファーされることも多いというスウィントン。だが「サムサッカー」(2005)で17歳の少年の平凡な母親、「ブロークン・フラワーズ」(2005)でバイク男たちと暮らす昔かたぎの女性を演じているように、自身のパブリック・イメージに固執せず、多彩な役に挑戦している。「自分の顔立ちが作品内でどんな化学反応を起こすのか楽しんでいる」というコメントからもうかがえる、自らを客観視できる知性もまた魅力の一つだろう。公開中の「フィクサー」では、体重を増やして冷酷な企業弁護士を演じ、見事アカデミー賞助演女優賞を受賞。新作「ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛」が5月21日(水)より公開される。

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ジョディ・フォスター

才色兼備のハリウッド・クイーン
ジョディ・フォスター出演作「フライトプラン」(2005)が6日(日)にテレビ朝日系で放送。知的で洗練された大人の雰囲気が魅力のフォスター。子役時代から異才を放っていた彼女は、「タクシー・ドライバー」('76)でローティーンの娼婦役をクールに演じてアカデミー賞助演女優賞にノミネート、大器の片りんをのぞかせた。'80年代前半には“4大ティーンエージャー女優”の1人(他の3人はテータム・オニール、クリスティ・マクニコル、ブルック・シールズ)として絶大な人気を誇っていたが、当時から聡明堅実だった彼女は名門エール大学への進学という自分の道を選択し、一時映画界から距離を置く。だが卒業後、活動を再会した彼女は目覚ましい活躍を見せる。「告発の行方」('88)でレイプの被害者を熱演してアカデミー賞主演女優賞を受賞し、さらに'91年、猟奇殺人鬼に挑むFBI訓練生を演じた「羊たちの沈黙」で再びアカデミー賞主演女優賞を受賞。“子役は大成しない”というジンクスを見事に打ち破り、名実共にハリウッドのトップ女優となる。その後、美しい女スリにふんした「マーヴェリック」('94)や、地球外知的生命体との接触を図る天文学者役に挑んだ「コンタクト」('97)、妊娠中にもかかわらず体当たりのアクションを披露した「パニック・ルーム」(2002)や、犯罪者に制裁を下す女性のかっとうを描く「ブレイブ ワン」(2007)などで好演を見せ、演技派女優として確固たる地位を築いている。新作「Nim's Island」が米国で4日に公開。同名児童小説を映画化したファンタジーで、孤島で科学者の父と暮らす少女が行方不明になった父を助けるため、愛読書の著者に協力を求め、非常事態を切り抜ける姿を描く。フォスターは主人公の少女に協力を求められる作家役で出演している。

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ケイト・ウィンスレット

演技派の道を着々と歩んできた英国を代表する女優
出演作「タイタニック(後編)」('97)が29日(土)に日本テレビ系で放送。同作でケイトは一躍、若手ハリウッドスターの座を獲得したが、当時、人気急上昇中のレオナルド・ディカプリオの“運命の女”を演じるには無名であり、ファンの嫉妬から“ミスキャスト”の声もあった。しかし、公開されてみれば彼女の演技のうまさは歴然で、アカデミー賞主演女優賞はじめゴールデングローブ賞などにノミネート。そんなケイトの演技力は、デビュー当時から際立っており、デビュー作「乙女の祈り」('94)では、物おじしない大胆な演技と、初々しい魅力が高く評価された。続くアン・リー監督の「いつか晴れた日に」('95)では美しく奔放な次女を好演し、英国、米国両方のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされている。「タイタニック」の出演により、スターの仲間入りを果たすも、彼女は“映画スター”と呼ばれることを好まず、芸術性の高い作品「グッバイ・モロッコ」('98)、「ホーリー・スモーク」('99)などに出演し、地に足のついた作品選びで、着実にキャリアを重ねた。2001年に再びアカデミー賞助演女優賞候補になった「アイリス」に出演後は、あまり話題作がなかったケイトだが、2004年、ジョニー・デップと共演した「ネバーランド」、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた「エターナル・サンシャイン」が公開。病に倒れた後も、息子たちに心配させまいと気丈に振る舞う母親を演じた「ネバーランド」では、自身も2児の母になったことで、より一層の美しさと母親としての包容力、貫録を見せた。続く「リトル・チルドレン」(2006)で、主婦の日常の姿を繊細に演じてみせ、5度目のアカデミー賞にノミネートされる。初めての現代英国女性にふんした「ホリデイ」(2006)では、女性の感情を巧みに、ユーモアも交え表現。さらに「オール・ザ・キングスメン」(2006)に出演と、コンスタントに仕事をこなす彼女は、母親としての強さや優しさを身につけ、豊かな演技力で確実に演技派女優の道を築いてきた。そんなケイトの新作には、「タイタニック」以来のレオナルド・ディカプリオとの共演となる「Revolutionary Road」(2009年公開予定)が控えており、2人は夫婦を演じる。監督を、ケイトの夫でもあるサム・メンデスが務める。

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シャロン・ストーン

容姿の美しさだけに留まらず着実に進化する女優
出演作「キャットウーマン」(2004)が17(日)にテレビ朝日系で放送。一大センセーションを巻き起こした官能サスペンス「氷の微笑」('92)での体当たり演技で一躍スター女優の仲間入りを果たしたストーン。色気で刑事を惑わす殺人容疑者役は、力強い目をした美しい顔立ちと抜群のプロポーションを持つ彼女のはまり役に。当時34歳と遅咲きではあったが、その美ぼうを武器に「硝子の塔」('93)や「スペシャリスト」('94)などで、濃厚なラブ・シーンに果敢に挑み、“90年代のセックス・シンボル”になった。しかしその一方で、セクシーだけで中身のない女優というレッテルを張られる。そんな彼女の転機となったのが、マーチン・スコセッシ監督作の「カジノ」('95)。妖えんな魅力を持つ切れ者詐欺師役を、名優ロバート・デ・ニーロ相手に熱演。'95年度ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)最優秀主演女優賞に輝き、実力を見せつけた。しかし以降も、ラジー賞の常連になるなど演技への不評を完全には拭いきれなかったが、余命わずかな少年の母親役にふんした「マイ・フレンド・メモリー」('98)や、軽妙なコメディエンヌぶりを披露した「ハリウッド・ミューズ」('99)と、役者としての幅を広げていく。2001年の脳内出血による女優生命の危機を乗り切った彼女は、「キャットウーマン」で久々の悪役にふんし、健在ぶりをアピール。2006年には、ロバート・F・ケネディ暗殺の現場に居合わせた人々の姿を描く「ボビー」で、悩みを抱えた客に優しく接する美容師役を落ち着いた演技で見せ、豪華出演陣の中で存在感を残した。バッシングに合いながらも、一貫して芯の強いかっこいい女性を演じ、ハリウッド女優としての地位を維持し続けるストーンの新作は、今年のサンダンス映画祭で上映されたコメディー「The Year of Getting to Know Us」。ジミー・ファロンふんする主人公の母親役を務める。そのほか、ブラッド・ピットと共演の「Dirty Tricks」が製作進行中。

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ナタリー・ポートマン

清純派から実力派へと成長した人気女優
出演作「レオン」('94)が14日(木)にテレビ東京系で放送。幼さの残る顔立ちの中にも凛とした美しさと気品が漂うポートマン。リュック・ベッソン監督の大ヒット作「レオン」で、殺し屋として生きていく少女マチルダ役を演じて鮮烈なデビューを飾った彼女は、将来を嘱望される子役として世界中からその動向が注目された。だが周囲の喧騒をよそに、当時から堅実でクレバーだった彼女は学業優先を主張し、「ヒート」('95)や「マーズ・アタック!」('96)などの話題作に出演するものの、いずれも脇役クラスに徹した。そんな彼女にとって節目となった作品が「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」('99)をはじめとした“スター・ウォーズ”の新シリーズ3部作。世界中に熱狂的ファンを持つ大作で女王アミダラ役を演じ、ハリウッドのトップ女優の仲間入りを果たした。2004年には、感情の起伏の乏しい売れない俳優と1人の少女との交流を描く「終わりで始まりの4日間」(日本未公開)が各方面から絶賛され、ロンドンを舞台に男女4人のもつれる愛を描く「クローサー」では、アカデミー賞助演女優賞に初ノミネートされたとともにゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞するなど、本格派女優として大きな飛躍を遂げた。近年ではストリッパーを演じた「クローサー」やヌードを披露した新作「ダージリン急行」など、かつては拒んでいた大胆なラブ・シーンにも果敢に挑戦。これまでの清楚な美少女というイメージを一新し、色気を持った大人の女性の一面を披露している。新作は、ファンタジック・コメディー「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」が16日(土)に公開。ダスティン・ホフマンふんする、引退を宣言した不思議なおもちゃ屋のオーナーの跡を継いだ雇われ支配人を演じる。さらに、3月8日(土)公開の「ダージリン急行」にカメオ出演するほか、3月22日(土)には「マイ・ブルーベリー・ナイツ」も公開される。

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ジェシカ・アルバ

エキゾチックな美貌を持つ子役出身のセクシー女優
出演作「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」(2005)が18日(金)に日本テレビ系で放送。アメリカの男性誌で軒並み“最もセクシーな女性”の上位にランクされ、セックス・シンボルとして扱われることも多いアルバ。子役出身の彼女が全米でブレークしたのは、ジェームズ・キャメロン製作総指揮のTVシリーズ「ダーク・エンジェル」(2000)だった。1000人以上の候補者の中からヒロインのマックス役を射止め、そのチャーミングな魅力で幅広いファンを獲得。やがて同シリーズが第2シーズンで終了すると、本格的に映画俳優としての活動に力を注ぐようになる。英国の植民地時代のインドネシアが舞台の「スリーピング・ディクショナリー」(2002)では、英国行政官との許されぬ恋に落ちる現地女性を熱演。大胆なラブシーンにも挑戦した。そして2005年には3本の大作でメインキャストを務め、日本での人気も急上昇する。3人の男が繰り広げる愛と復讐を描く「シン・シティ」(2005)では、ブルース・ウィリス扮する刑事に恋する可憐なストリッパーを好演。一方、ポール・ウォーカー扮するトレジャーハンターの恋人役で出演した海洋アドベンチャー、「イントゥ・ザ・ブルー」(2005)では、ダイビング経験を生かし、海中でのアクションの大半をスタントなしでこなした。さらに、「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」では、実験中に放射線を浴びて超能力を身に付けた科学者を、知的かつキュートに演じてみせた。続編「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」(2007)にも出演し、ハリウッドを代表する若手女優の一人となる。「シン・シティ」では革のパンツ、「イントゥ・ザ・ブルー」でも小さな水着姿と、露出度の高い衣装でセクシーな魅力をふりまいたアルバだが、昨年のインタビューでは「セックスアピールだけでなく演技力も認められたい」と発言。今後は、また新たな彼女の魅力を目にすることができるに違いない。香港・タイ合作のホラー「the EYE【アイ】」(2001)のリメーク、「The Eye」(原題)に出演。2月に米国で公開が予定されている。

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ペネロペ・クルス

本格派女優へと成長を遂げる情熱あふれるラテン女優
出演作「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(2005)が13日(木)にテレビ東京系で放送。愛らしさとラテンの華やかさを併せ持つルックスとグラマラスなプロポーションで、スクリーンで鮮烈な存在感を放つクルス。'92年に映画デビュー作の「ハモンハモン」で良家の子息の子を身ごもりながらも野性的な男と恋に落ちる娼婦を体当たりで演じ、そのセクシーな魅力で注目を集めた彼女は、一躍スペインの若手人気女優となる。'99年、エイズに感染した修道女を演じたペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」がアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞したことをきっかけにハリウッドでも人気に火が付き、活躍の幅は世界へ広がる。その後は、彼女が'97年に出演したスペイン映画「オープン・ユア・アイズ」をハリウッドでリメークし、再び同じ役を演じた「バニラ・スカイ」(2001)やジョニー・デップと共演した「ブロウ」(2001)など、淑女からいわゆる“汚れ役”までを演じ分け、コンスタントに映画出演を重ねていく。そして今年、アルモドバル監督が彼女のために脚本を書いたという「ボルベール〈帰郷〉」(2006)で、カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞。情熱的で奔放な女性を演じることを得意としていたが、母親役としてさらに女のたくましさや母性を表現できる本格派女優への成長を見せつけた。“作品の大きさや国にこだわらず、やりがいを感じられるならどんどん新しい作品にチャレンジして、50歳になっても現役バリバリの女優でいたい”と演じることに貪欲な彼女。今後は、ベン・キングスレー演じる60歳を過ぎた老書評家の愛人を演じた「エレジー(仮題)」が2008年公開。また、ウッディ・アレン監督がスペイン、バルセロナを舞台に製作した「Vicky Cristina Barcelona」(2008年米公開)、「シカゴ」(2002)のロブ・マーシャル監督が、巨匠フェデリコ・フェリーニの名作「8 1/2」を基にしたブロードウェー・ミュージカルの再映画化に挑む「Nine」(2009年米公開)に出演する。

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ジュリアン・ムーア

確かな演技力で抜群の存在感を放つ実力派女優
出演作「エボリューション」(2001)が2日(日)にテレビ朝日系で放送。端正な顔立ちと気品漂う大人の色香が魅力のムーア。'90年代から映画に出演するようになった彼女は、それまで舞台で培ってきた確かな演技力を基盤とし、さまざまな役に挑戦してきた。アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた「ブギーナイツ」('97)での親権を失った元ポルノ女優、同じくポール・トーマス・アンダーソン監督作の「マグノリア」('99)での財産目当てで結婚した勝気な女性、「羊たちの沈黙」('91)の続編「ハンニバル」(2001)での勇敢なFBI捜査官役など、主役ではないが独特の存在感を放ち、作品を盛り上げる役割を果たしている。30歳を過ぎてから映画に出演し始め、映画女優としては遅咲きの彼女だが、コーエン兄弟が手掛けた「ビッグ・リボウスキ」('98)などのコメディーから、同性愛や人種問題に深く切り込んだ「エデンより彼方に」(2002)などのシリアスなメロドラマまで、ジャンルや作品の規模を問わずに活躍できるマルチな人気女優として、今ではハリウッドでも確固たる地位を築いている。そんな彼女の評価を如実に表しているのが映画賞の受賞履歴で、「エデンより彼方に」ではベネチア国際映画祭で主演女優賞を、文芸ドラマ「めぐりあう時間たち」(2002)ではベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)をそれぞれ受賞。アカデミー賞こそ受賞経験はないが、これまでに4度ノミネートされ、そのほか数多くの映画賞で主演、もしくは助演女優賞を受賞しており、賞レースの常連となっている。新作「NEXT―ネクスト―」が2008年に公開予定。ニコラス・ケイジふんする、数分後の未来を予知できる特殊能力を持つ男性が、FBIとテロリストの戦いに巻き込まれていくSFアクション・サスペンスで、ムーアは特殊能力を持つ男性に協力を依頼するFBI捜査官役で出演する。

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ミラ・ジョボビッチ

トップ・モデルから華麗な転身を遂げたスター女優
出演作「バイオハザード」(2002)が28日(日)にテレビ朝日系で放送。元スーパー・モデルならではの抜群のプロポーションと美ぼうが魅力的なジョボビッチ。'91年に「ブルー・ラグーン」で初の主演に抜てきされると、無人島に漂着した少年と恋に落ちる少女を好演し、15歳ながら鮮烈なヌードも披露して注目を集めた。'92年には青春ドラマ「カフス!」、チャールズ・チャップリンの半生を描いた「チャーリー」に出演し、女優としてのキャリアを積む。その後しばらく映画界から遠ざかっていたが、'97年にリュック・ベッソン監督のSF大作「フィフス・エレメント」に出演。ニューヨークでのオーディションに1度は落ちるものの、ロサンゼルスでベッソンに偶然再会したことがきっかけとなり、ヒロイン役を獲得。彼女のスタイルと中性的な雰囲気が、地球滅亡を救うカギを握る不思議な少女役に見事にはまり彼女の出世作となった。以降、ベッソン監督の「ジャンヌ・ダルク」('99)では英仏百年戦争のフランスの伝説的英雄、ビム・ベンダース監督の「ミリオンダラー・ホテル」(2000)では精神を病んだ女性という難役に挑戦。さらに、凶暴なゾンビ軍団と戦う特殊工作員にふんした「バイオハザード」では体を張ったアクションを披露し、女優としてのポテンシャルの高さを見せつけるとともに、名実共にハリウッド・スターの仲間入りを果たした。その後も、続編の「バイオハザードII アポカリプス」(2004)(11/3[土]にフジテレビ系で放送)や「ウルトラヴァイオレット」(2006)などのアクションから、「ポイント45」(2006)での問題を抱えた情婦というシリアスな役まで幅広くこなし、コンスタントな活躍を見せている。新作は、シリーズ第3作「バイオハザードIII」が11/3(土)に公開。ウイルスの感染によって砂漠と化した世界で、巨大な陰謀を阻止するために闘う女戦士アリスを演じている。

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蒼井優

映画への熱意が目覚めさせた女優への道
出演作「フラガール」(2006)が6日(土)にフジ系で放送。岩井俊二監督に見出され「リリイ・シュシュのすべて」(2001)で映画デビューした蒼井。そのとき岩井監督に“将来どんな女優になりたいの?”と聞かれた彼女は“こんなの人生の思い出作りですよ”と答えたという。岩井監督は“こういう人が女優をやらずに普通に生きて何になる”とまでその才能を認めていたが、彼女自身は当初、女優業に対して距離を置いていたところがあったようだ。だが、そんな意識が2004年に釜山映画祭に参加したことをきっかけに変化する。その際、彼女は映画が好きな人たちばかりが集まっている映画祭の熱気に刺激を受けるとともに、日本の映画が現地でほとんど認知されていないことにショックを受けて日本映画への愛着を痛感。“日本映画の良さを世界に認めてもらいたい。そしてずっと映画に関わっていたい”と思うようになる。映画への熱い思いが彼女の女優としての道を切り開いたのだ。「フラガール」では忙しい中でフラダンスの練習時間がなかなか作れず、“夜中に寝ている暇があったら練習しなければ”とまで自分を追い詰めた。結果、作品の評価を決めるといっても過言ではないほど重要なラストのソロ・ダンスシーンを見事に演じ切り、作品は2006年度の数々の映画賞を総なめにした。これはそんな彼女の映画への熱意が身を結んだ結果と言えるだろう。今後の出演作として、役作りのために7キロも減量して摂食障害の女性を演じた松尾スズキ監督の「クワイエットルームにようこそ」(20日[土]公開)、山崎ナオコーラ原作の話題作「人のセックスを笑うな」(来年正月公開予定)が控えるほか、4日(木)から公演が始まった蜷川幸雄演出の舞台「オセロー」に出演する。

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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

セクシーでゴージャスな美ぼうが魅力のオスカー女優
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ出演作「エントラップメント」('99)が27日(木)にテレビ東京系で放送。英国出身だが、どこかエキゾチックで情熱的な、ラテン系の雰囲気と色気を漂わせるゼタ=ジョーンズ。男勝りな剣さばきを披露した彼女の出世作「マスク・オブ・ゾロ」('98)、大泥棒を相手に戦うしたたかな保険調査員役の「エントラップメント」、音楽オタクの主人公をこっぴどく振る気取り屋の女性を演じた「ハイ・フィデリティ」(2000)など、力強いアクション・ヒロインや、いじわるな悪女がはまり役。ミュージカル映画「シカゴ」(2002)でも、スキャンダルを逆手に取り、スターダムにのし上がっていく貪欲なショーガールを好演。パワフルな歌とダンスで主役を食うほどの圧倒的な存在感を放ち、アカデミー賞助演女優賞を受賞した。以降も「ディボース・ショウ」(2003)や「オーシャンズ12」(2004)などで、わがままで自信満々の美女というイメージが大いに生かされているが、本人はプライベートでもそうしたイメージを持たれることを懸念している。彼女自身、自分をシャイで常に不安を抱えている普通の女性だと公言しており、「ハイ・フィデリティ」で共演したジョン・キューザックは、お高く留まっているイメージや世間が言う悪評と実際の彼女がかけ離れていたことに感動したと言われている。今後は、強い女性役ばかりではなく、そうした違う一面をスクリーンで披露してくれることを期待したい。新作は9月29日(土)公開の「幸せのレシピ」。ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」(2001)のリメークで、ニューヨークの高級レストランで働く完全主義者の女性シェフが、本当の幸せを求めていく姿を描く。2007年後半には、“脱出王”と異名を取る伝説のマジシャン、ハリー・フーディーニが、1926年のイギリス・ツアーで出会った女性と情熱的な恋に落ちるロマンチック・スリラー「Death Defying Acts」が米国で公開予定。

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キム・ベイシンガー

衰え知らずの美ぼうを持つ演技派美人女優
出演作「セルラー」(2004)が9月2日(日)にテレビ朝日系で放送。色気ある美ぼうと独特の存在感でスクリーンに華を添えてきたベイシンガー。“007”シリーズの番外編「ネバーセイ・ネバーアゲイン」('83)のボンド・ガール役で注目を集めた彼女は、一大センセーションを巻き起こした官能サスペンス「ナインハーフ」('86)での体当たり演技が話題を呼び、一躍人気女優に。その後、リチャード・ギアを誘惑する「愛という名の疑惑」('92)、スゴ腕の銀行強盗にふんした「ブロンディー 女銀行強盗」('93)など、セクシーで強い女の役ばかりオファーされるようになるが、おちゃめな宇宙人を好演した「花嫁はエイリアン」('88)、後に夫となるアレック・ボールドウィンと共演した「あなたに恋のリフレイン」('91)などでコメディーの才能も発揮し、役柄の幅の広さを証明した。アクション大作「バットマン」('89)でのジャーナリスト役も当たり役で、ハリウッドのトップ・スターとして揺るぎない地位を築く。'90年代半ばは、「ボクシング・ヘレナ」('93)への出演を降板したことで多額の慰謝料を請求され破産宣告をしたり、2度目の夫婦共演作「ゲッタウェイ」('94)が興行的に失敗するなど低迷が続いたが、クライム・サスペンス「L.A.コンフィデンシャル」('97)で妖艶な高級娼婦を好演し、みごとアカデミー賞助演女優賞を獲得した。2000年に入ると年齢的にも円熟期を迎え、人気ラッパー、エミネムの母親役を熱演した「8 Mile」(2002)や、愛する息子を誘拐されてしまう人妻を演じた「セルラー」など、母親役も増えてセクシーな中にも母性を漂わせている。主演の新作「While She Was Out」が2008年に公開予定。クリスマスを間近に控えた夜、買い物に出掛けた主婦が、とあることから若者4人に追い回されてしまうという設定のスリラーだ。

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木村佳乃

清楚なイメージを打破し新たな姿を見せる女優
出演作「蝉しぐれ」(2005)が26日(日)にテレビ朝日系で放送。穏やかな顔立ちと知的な雰囲気が魅力の木村。映画デビュー作「失楽園」('97)では、両親の離婚の危機を悲しみながらも、冷静に見守る主人公の娘役を好演し、'97年度日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2002年には「船を降りたら彼女の島」で、結婚を控えた等身大の女性をしっとりと演じるなど、近所のお姉さん的な親しみやすい役柄がよく似合う。2005年には黒土三男監督が、“「透明な女性」という条件が何より必要だ”と考えた「蝉しぐれ」のヒロイン役に、木村を抜てき。監督の期待通り、つややかで透き通るように美しい女性を演じ、2005年度日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した。29歳のときに出演した「寝ずの番」(2006)では、落語家の妻にふんして、自分のスカートの中を死期の近い師匠に見せるという大胆なシーンを披露。おしとやかなイメージを崩す強烈な印象を与えた。次いで江戸時代の吉原遊郭を舞台にした「さくらん」(2006)に、しっとに燃える花魁役で出演。そのインタビューの際、“20代よりこれからの30代の方がきっといろんな役にチャレンジできると思う”と語った彼女は、満たされない愛に苦しむ切ない女心を濃厚なベッドシーンを交えて熱演。清純派女優を卒業し、新たなステージへの飛躍を見せている。8月25日(土)からは、毎日のように男を変える有名漫画家を演じる「伝染歌」(2007)が、9月15日(土)からは、復しゅうに燃えるたくましくも色っぽい宿場町の女性にふんする「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(2007)が公開。現在は初の本格的ハリウッド映画出演作品になる、「ナイロビの蜂」を手掛けたフェルナンド・メイレレスの新作「Blindness」を撮影中。感染すると失明する謎の伝染病がまん延するというストーリーで、伊勢谷友介と夫婦役で出演する。

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アンジェリーナ・ジョリー

セクシーさと演技力を併せ持つハリウッドのトップ女優
出演作「トゥームレイダー」(2001)が3日(金)に日本テレビ系で放送。官能的な唇と鋭い瞳で妖しい魅力を放つジョリー。アメリカの雑誌「ピープル」が選ぶ2006年度の“最も美しい人100人”でトップを飾った、現在ハリウッドで最も人気のある女優の一人だ。デビュー後しばらくはB級作品への出演が続き、演技よりも過激な言動や共演者との恋愛で話題を集めた彼女だったが、ドラッグにおぼれ、エイズにより26歳の若さで他界した実在のモデルを演じた「ジーア 悲劇のスーパーモデル」('98、未公開)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞。続く「17歳のカルテ」('99)でも、精神を病んだ少女という難役を圧倒的な存在感で演じきってアカデミー賞助演女優賞に輝き、実力派女優としての地位を確立した。その後もさまざまなジャンルの作品に出演し、性別年齢を問わず幅広い層から支持されている。中でも、タフでセクシーな女性冒険家を演じた“トゥームレイダー”シリーズは大ヒットを記録。アクション・シーンのほとんどを自らこなし、アクション女優としての評価も高まった。その傍ら難民問題など世界情勢に深い関心を持ち、国連の親善大使として積極的な救援活動に取り組んでいる。新作「グッド・シェパード」が10月に、「マイティ・ハート 愛と絆」が12月に公開予定。前者は、CIAの創設メンバーとなった男性の人生を描く人間ドラマで、ジョリーはマット・デーモンふんする主人公の妻を演じる。監督はロバート・デ・ニーロ。後者は、2002年にパキスタンでアメリカ人記者がイスラム過激派組織に誘拐された事件を描いた作品。夫を捜す妊娠中の妻を演じたジョリーには、早くもアカデミー賞の声があがっている。製作を手掛けたのは、公私共にパートナーであるブラッド・ピット。

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モニカ・ベルッチ

ハードな役柄にも体当たりで挑む“イタリアの宝石”
出演作「ティアーズ・オブ・ザ・サン」(2003)が8日(日)にテレビ朝日系で放送。“イタリアの宝石”と呼ばれる程、パーフェクトな美ぼうを持つベルッチ。現在のイタリアを代表する女優である彼女の魅力は、力強い眼差しや整った顔立ちの美しさはさることながら、妖艶な色気を醸し出す豊満な肉体美だろう。女優歴2年目のとき「ドラキュラ」('92)でハリウッドデビューした彼女は、その後、フランスに活動の場を広げ、「アパートメント」('95)「ドーベルマン」('97)などのヒット作に出演。女優としての地位を着々と確立していく。そして2000年、少年の永遠のあこがれとなる美女を演じた「マレーナ」に主演。周囲から偏見や批判の声を浴びながらも夫の帰還を待ち続ける人妻役で、一躍ブレークを果たす。2003年には、ハリウッド超大作「マトリックス リローデッド」で主人公ネオを誘惑する富豪の妻役で存在感を見せ、ハリウッドでの地位も不動のものにした。自身を“野性的”だという彼女は、「アレックス」(2002)など、肉体をさらけ出すハードな役柄にもおくせず、キャリアを積み重ねてきている。そのため露出が多いことが強調されがちだが、大学では法律を学び、社会運動などにも強い関心を寄せるなど知性も併せ持つ彼女は、どんな役柄を演じようと決して気品を失わない。彼女自身は、演技や役柄について“ただ肉体の官能性だけを強調するのではなく、知性を持ちながら自身の肉体を使ってストーリーを導いていくということを意識している”と語っている。今後の出演作として、クライブ・オーウェン共演のバイオレンス・アクション「Shoot'Em Up」(9月米公開)、'66年の本格的フィルム・ノワール「ギャング」をリメークした「Le Deuxieme souffle」(10月フランス公開)、「オペラ座の怪人」のジョエル・シュマッカー監督の「1:30 Train」(来年米公開)などが控えている

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クレア・デーンズ

しんの強さと知性を兼ね備えた実力派女優
出演作「ターミネーター3」(2003)が29日(金)に日本テレビ系で放送。透き通った瞳に、意志の強そうな眼差し、愛くるしい笑顔が魅力のデーンズ。'94年、「若草物語」の病弱な三女役で本格的な映画デビューを飾った彼女は、「プラトニック・ゲーム」('96、未公開)の内気な女子高生や「逢いたくて」('96、未公開)の父親思いの娘役など、等身大の女の子役でさわやかな印象を残してきた。そんな彼女が知名度を上げたのが、ナタリー・ポートマン、クリスチーナ・リッチらライバルを押しのけて見事オーディションに合格した「ロミオ&ジュリエット」('96)。許されぬ恋に落ちたヒロイン、ジュリエットをキュートに好演し、一躍ティーン・スターの仲間入りを果たした。以来、「レインメーカー」('97)のフランシス・フォード・コップラ、「Uターン」('97)のオリバー・ストーンといった巨匠監督作品に出演し、演技の幅を広げていく。私生活では、勉学にも力を注ぎ、'98年に名門エール大学に入学。しばらく学業優先の生活を送っていたが、2002年「めぐりあう時間たち」で本格的な仕事復帰を果たした。その後も、華麗なアクションを披露した「ターミネーター3」や、ハートウォーミング・コメディー「幸せのポートレート」(2005)の主人公の妹役など、しんの強い女性役で深い印象を残している。新作の「消えた天使」(2007)が8月4日(土)に日本公開。性犯罪者誘拐犯の心の闇を描くサイコ・サスペンスで、リチャード・ギア演じる主人公と行動をともにする新人女性監視官役を演じる。また、ヒロインを務めた冒険ファンタジー「スターダスト」(2007)が今秋日本公開予定だ。

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柴咲コウ

アクションにも果敢に挑戦する若手女優
柴咲コウ出演作「県庁の星」(2006)が9日(土)にフジ系で放送。高い演技力が評価され、現在、日本映画界の第一線で活躍する若手女優の1人である柴咲。大きく鋭い目が印象的なクールな顔立ちは、人気漫画家・伊藤潤二の原作を映画化した「案山子 KAKASHI」(2001)や、彼女の初主演にしてヒット作「着信アリ」(2003)などのホラー作品で強烈な存在感を残した。その鮮烈な目力は、自己を持った“強い女性”という印象があり、彼女の1番の魅力だ。エリート官僚とともに三流スーパーの建て直しに立ち上がるパート店員にふんした「県庁の星」、日本が沈没するという究極の状況下で人々の救出に奮闘するレスキュー隊員を熱演した「日本沈没」(2006)など、凛とした彼女のたたずまいは、同性からも受け入れられるかっこ良さがある。ことし公開した、手塚治虫の名作漫画を実写映画化した「どろろ」(2007)では、やんちゃな少年“どろろ”という異色な役にも挑戦。孤児でありながら果敢に生きる“どろろ”のたくましさが、柴咲の魅力とうまくマッチして新たな一面を見せた。「やればやるほど欲が出てくる」と演技への情熱を語る柴咲は、最近では「日本沈没」でレスキュー隊の訓練シーンを自らやってのけたり、「どろろ」ではワイヤーアクションに挑むなど、体を張った役にも意欲的だ。現在は、人気香港映画「少林サッカー」(2001)の続編を“踊る大捜査線”シリーズの本広克行監督が手掛ける「少林少女」を撮影中。前作のサッカーからラクロスに設定は変わるが、前作同様アクションが見どころ。主人公を演じる柴咲は「半端なものにしたくない」と、撮影の1年前から武術を猛特訓。16日(土)からは、人気脚本家・宮藤官九郎が舞妓の世界を舞台に脚本を手掛けたドタバタ人情コメディー「舞妓Haaaan!!!」が公開。別れた彼氏を見返すため舞妓を目指す女性役で、艶やかな舞妓姿を披露する。

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キーラ・ナイトレイ

優雅な美しさが光る期待の英国人若手女優
出演作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003)が27日(日)にテレビ朝日系で放送。英国人から“世界でもっともセクシーな女性”に選ばれたナイトレイ。'99年「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」で、ナタリー・ポートマン演じるアミダラ姫の影武者役で注目されるようになった彼女は、TVや映画の出演を重ねた後の2002年に大きな転機を迎える。デビッド・ベッカムにあこがれるサッカー好きのインド系英国人少女の青春を描いた「ベッカムに恋して」(2002)に主人公のチームメートとして出演すると、元気ではつらつとしたサッカー少女を等身大の演技で好演。米国でヒットしたことで彼女自身も脚光を浴び、2003年から続く大人気アドベンチャー・シリーズ“パイレーツ・オブ・カリビアン”のメインキャストの1人に抜てきされ、一躍ハリウッド・スターの仲間入りを果たす。持ち前の凛とした美しさから、“パイレーツ~”シリーズの海賊の生き方にあこがれる総督令嬢エリザベス役や、「キング・アーサー」(2004)での祖国を愛する美しく勇敢な女性など、気品のある役柄を演じたときに存在感を発揮し、才気あふれる知的な女性を演じた文芸ロマン「プライドと偏見」(2005)では、弱冠20歳にしてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。だが、2005年の「ドミノ」ではそうした清楚なイメージを一新、実在した女賞金稼ぎをワイルドかつセクシーに演じて見せた。その「ドミノ」や“パイレーツ~”シリーズでは自らアクションもこなして女優としてのポテンシャルの高さを示し、将来を期待される若手女優として順調なキャリアを積んでいる。シリーズ3作目となる「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007)が25日(金)に公開される。そのほか、日本、イタリア、カナダ合作の官能ロマン「Silk」が来年公開予定。19世紀後半の日本とフランスを舞台に、日本を訪れたフランス人の蚕の仲介人が1人の美しい日本人少女に魅了されていく姿を描く。共演はマイケル・ピット、日本人キャストでは役所広司、中谷美紀らが出演する。

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キャメロン・ディアス

小悪魔キャラからどんな役もこなせる実力派女優へ
出演作「チャーリーズ・エンジェル」(2000)が13日(日)にテレビ朝日系で放送。青い瞳のキュートな笑顔とモデル出身の均整のとれたボディーが印象的なディアス。彼女はワガママお嬢様を演じた「普通じゃない」('97)、ジュリア・ロバーツと男をめぐるバトルを繰り広げる「ベスト・フレンズ・ウェディング」('97)など、周囲の男たちを翻ろうさせる小悪魔的な役柄を得意としてきた。ただ、それが嫌味な“悪女”にならないのは、彼女のもつ天性の明るいキャラクターがなせるワザ。そんな彼女の魅力がぐっと引きだされたのは、お下品コメディー「メリーに首ったけ」('98)。出会った誰もが好きになってしまう快活なヒロインのメリーは、まさに彼女のイメージそのもの。この作品でコメディエンヌとしての評価もぐっと高まり、日本でもすっかり知名度を上げた。ブレーク後は、「マルコヴィッチの穴」('99)でボサボサの髪の奇妙な人妻を演じたり、「チャーリーズ・エンジェル」でカンフー・アクションを披露したり、CGアニメ「シュレック」(2001)で声優に挑戦するなど、新たなイメージ獲得にも余念がない。「バニラ・スカイ」(2001)を最後にもうセックスのシーンはやらないと公言。セクシー路線を抑えた近年は「イン・ハー・シューズ」(2005)、「ホリデイ」(2006)で等身大の大人の女性を演じ、女優としての力を見せつけている。人気シリーズとなった新作「シュレック3」が6月30日から公開。王様の跡継ぎになりたくないシュレックが、もうひとりの跡継ぎ候補を探しに出かける中、フィオナ姫との間に子どもができていることが判明するなどシュレックに試練が続く。前作から引き続き声優はフィオナ姫をディアス、シュレックをマイク・マイヤーズといつものメンバーが務める。

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ケート・ベッキンセール

アクションで新たな魅力を開花させた知性派英国女優
出演作「ヴァン・ヘルシング」(2004)が18日(日)にテレビ朝日系で放送。両親共に俳優という家に生まれ、18歳ごろから女優としての道を歩むことを決意していたベッキンセールは、名門オックスフォード大学在学中に、英国演劇界の風雲児ケネス・ブラナーがシェークスピア劇に挑んだ「から騒ぎ」('93)でメーンキャストに抜擢され、映画デビュー。その後、TVドラマや劇団とともにイギリス国内ツアーで回るなど舞台の経験を積み、'98年に「ラスト・デイズ・オブ・ディスコ」でアメリカに進出。2001年「パール・ハーバー」でヒロインを演じ、ブレークを果たす。「セレンディピティ」(2001)などラブ・ロマンスの似合う正統派美人女優としてのイメージが強かったが、一転、2003年の「アンダーワールド」では苦手なアクションに初挑戦し、新境地を広げる。黒のタイトなレザースーツを身にまとったバンパイア役が当たり役となり全米No.1の大ヒット。知性派英国女優としての気品と美しさのみならず、クールなコスプレ・アクション・ヒロインとしても魅力を開花させた。また、往年の人気スター、エバ・ガードナー役の「アビエイター」(2004)では、妖艶でたくましい彼女を演じるために体重を増やし、人工肌を張り付けて顔を変えるなど相当の研究と努力を重ねて演じ切り、女優としての懐の広さを見せつけた。今後も、隠しカメラが仕掛けられたモーテルに泊まった夫婦の恐怖を描くスリラー「Vacancy」(4月全米公開)、南極で起きた初の殺人事件を調査する女性捜査官を演じるアクション・スリラー「Whiteout」(2008年全米公開予定)など多彩な出演作が控えている。

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上野樹里

コミカルな演技はナンバーワンの若手女優
上野樹里主演作「スウィングガールズ」(2004)が25日(日)にフジ系で放送。同作品で、おっちょこちょいだが、思い込んだら一直線に行動する女子高生役をパワフルかつ生き生きと演じ、一気に知名度をあげた上野。演奏シーンは吹き替えなしで撮影されたため、サックス演奏に苦戦しながらも、矢口史靖監督が「(上野の)天然の素材を主人公の友子役に生かしたら、そのままハマった」と語るほどの当たり役となり、2004年度の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。以降、地味で平凡な日常から脱却するため“スパイ”になってしまう、どこか抜けている若妻役の「亀は意外と速く泳ぐ」(2005)、母が亡くなったため、大富豪の兄に引き取られて超お嬢様学校に転入するも上流生活になじめずにいる女子高生役の「笑う大天使(ミカエル)」(2005)と、彼女自身のイメージと重なるようなエキセントリックでつかみ所のない役柄が続く。また、フジ系のドラマ「のだめカンタービレ」(2006)で演じたピアノの才能はあるが、奇行癖のある“のだめ”役は、「スウィングガールズ」以上のはまり役となり、彼女の人気を決定づけた。そんなコミカルで特異なキャラクターが多い中、「出口のない海」(2006)では、太平洋戦争下、人間魚雷“回天”の乗員に志願した市川海老蔵演じる主人公をいちずに愛する幼なじみ役をしっとりと演じ、コメディーだけにとどまらない正統派の芝居もできることを証明している。4月から放送されるTBS系ドラマ「冗談じゃない!」への出演も決定し、現在、最も勢いのある若手女優のひとりとなる。

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スーザン・サランドン

独自の“女性らしさ”を築き上げた実力派女優
スーザン・サランドン出演作「Shall we Dance?」(2004)が12日(金)に日本テレビ系で放送。実力派女優としての演技力のみならず、成熟した知性や色気を漂わせるサランドンの魅力は全く衰える気配を知らない。彼女はこれまで、友人を救うために殺人を犯す女性を演じた「テルマ&ルイーズ」('91)、検察の圧力に立ち向かう弁護士役の「依頼人」('94)、死刑囚を励ます修道女に扮した「デッドマン・ウォーキング」('95)などで自立した強い女性を演じ、高い評価を受けてきた。一方で、「ぼくの美しい人だから」('90)ではモデル出身の抜群のスタイルで17歳年下の青年をとりこにする女性を演じるなど、ラブ・ロマンスに出演すれば抜群の色気を発揮。そんなふうに色気だけでも強さや知性だけでもない、両面をバランス良く見せる現代的で新しい“女性らしさ”は彼女ならではの魅力と言える。彼女は役に対し、その人物をいろいろな観点からとらえ、表面からは語りきれないそのキャラクターの過去や考え方を引き出せるように演じたいと語る。だからこそ彼女の演じる人物には説得力があり、観客の共感を誘うのだろう。新作として、ビリー・ボブ・ソーントン共演のコメディー「Mr. Woodcock」(全米10月公開)、アニメと実写を融合させた「Enchanted」(全米11月公開)を含め約8本の出演作が控えている。

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宮崎あおい

秀逸な演技力が光る若手女優の代表格
宮崎あおい主演作「NANA」(2005)が11日(月)にTBS系で放送。幼くてあどけない等身大の少女の笑顔を見せたかと思うと、その童顔からは想像もできないほどの恐ろしく冷たい無表情な一面を見せたりと、作品ごとに全く別の“顔”を見せてくれる宮崎。特に、「EUREKA ユリイカ」(2000)や「害虫」(2002)、「ラブドガン」(2004)など、どこか孤独で陰のある少女を演じたときの存在感は圧倒的で、その演技力は、「害虫」の塩田明彦監督をはじめ多くの映画関係者に“天才肌”と評されている。そんな彼女は、作品ごとに異なる役柄と出会うことに喜びを感じるという。そういった意味では、おしゃれ好きで恋愛体質の20歳の女の子を演じた「NANA」、ジャズピアニストを目指す活発で感受性豊かな少女を演じたNHKの連続テレビ小説「純情きらり」への出演は、彼女にとって刺激的で、かつ大きな転機となったに違いない。大ヒットしたこの2作品で、従来見せていなかった明るく前向きなキャラクターを演じたことは、女優としてのポテンシャルの高さを改めて示しただけでなく、彼女の一般的な知名度を上げることにも成功した。2007年も彼女の活躍はとどまることを知らず、京都とソウルを舞台にした日韓合作のラブ・ストーリー「ヴァージンスノー」、過去に傷を持つ人々の物語が交錯する人間ドラマ「サッド・ヴァケイション」の公開が控えている。また、2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」では、大河ドラマ史上最年少での主演が決定している。

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