監督賞
平野俊一、大岡進、松田礼人
時代を再現した熱い男の骨太ドラマに賞賛!
俳優陣の緊迫感ある議論シーンが印象的だった「官僚たちの夏」に軍配。炭鉱や昔の風景などロケ地や時代背景にこだわり、高度経済成長期の日本という舞台をきっちり描いた点が支持された。2位は同得票数で「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」「任侠ヘルパー」「救命病棟24時」。
本格派俳優を集めた骨太ドラマを、緊迫感ある演出で魅せた平野俊一さん。ドラマアカデミー賞の受賞は、第37回で受賞した「ブラックジャックによろしく」以来6年ぶり(!)だそうです。
スケールの大きな作品で、大変だった点はたくさんあったそうですが、特に「官僚の実態をドラマにすると意外に地味で、それをドラマチックに提示していく方法に悩みました(笑)」とのこと。派手にするとウソっぽいし、地味だとドラマにならない…と、バランスが難しかったそうです。
また、昭和30年~44年という長い期間を、リアリティを持って見せていくことにも並々ならぬ苦労があったんだとか。緊迫感のある議論シーンが印象的でしたが「官僚たちの姿を描く上で、会議の場面は一つの見せ場と考えていました。しかし、演出する側としては人物が座っている芝居が最も難しくて、そこで緊迫感を出していくのは毎回チャレンジでしたね」と、見せ場のシーンではキャストもスタッフも妥協せず、難しさを追求していたそうです。
最後に、ドラマについて「日本人が戦後に歩んできたことを描いて、たくさんの人が共感してくれて嬉しかったです。ドラマはエンターテイメントだけど、人間の姿というか、一生懸命生きてきた人の姿を描くのは大事だと思いますね」と熱い言葉をいただきました。
次の作品で何を描かれるのか楽しみにしています。おめでとうございました!

