80年代洋楽ヒット曲へのこだわりでムードを演出
ワム!に代表されるようにドラマの世界観にマッチした曲を的確にセレクトしたセンスの勝利。各シーンで流れた洋楽曲が完璧にハマり、作品の世界へさらに引き込んだ。
ワム!に代表されるようにドラマの世界観にマッチした曲を的確にセレクトしたセンスの勝利。各シーンで流れた洋楽曲が完璧にハマり、作品の世界へさらに引き込んだ。
不倫に苦しむ大人の恋のせつなさを、主張しすぎないメロディーで演出。ロシア民謡「黒い瞳の」やクラシックの名曲などの使い方も巧みで、作品の濃密な世界観を築いた。
「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」で初受賞の千住は繊細なピアノ曲が恋のせつなさを表現。「HERO」服部はゴージャスなオーケストラが爽快な作品にハマった。
小刻みなうえに、シーンのトーンがガラッと転換するこの作品を音楽で巧みにつないだ。また、ドラマには珍しいテクノ調のサウンドで、スピード感や緊張感を生み出すことに成功。
エルガーの「威風堂々」を起用した時点ですでに賞に値するほど、ドラマにマッチした選曲であった。さらに、彼らしいスケール感あるオーケストラがやけに大仰で笑わせた。
ピアノやストリングスのせつなく優しい音色が、心に傷を抱えた登場人物たちの痛みを見る者に静かに、しかし確実に伝えた。主張しすぎることなく、メーンテーマともマッチした。
シンセサイザーを多用したサウンドで、スリリングな場面に臨場感を与えるなど、壮大なストーリーにさらに厚みをもたせた。スケール感あるサントラでドラマを効果的に演出。
メインテーマの“壮大な嘘”を音楽面からバックアップ。緊迫したシーンでの劇伴の使い方のうまさもさることながら、スタンダード曲を挿入するタイミングも効果的だった。
和楽器を多用した楽曲を使って作品の恐怖感を十分にあおった。また、使いどころのうまさだけでなく、乱発しない適度な使用量にこなれたうまさがあったところも見逃せない。
音楽はA・ピアソラ、バンドネオン演奏は小松亮太。情熱的で妖しいタンゴが緊張感や焦燥感を助長した。流れつづけても邪魔と思わせないほど作品にマッチしていたとの評価も。
主題歌以外の全音楽が審査対象の同賞が新設。ブラス音楽とソプラノ歌手の歌声がホラー感を十分に強調し、焦燥感を表現する曲、悲壮感を漂わせる曲が場面にマッチした同作品に。
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