ポップでキュートな“のだめ”に軍配。跳ね回る切り抜きののだめたちは、ガーシュインの名曲の盛り上がりにぴったりと合って、見終わりの楽しい余韻を演出した。胎児のように丸まり横たわる役者陣が美しく、テーマを的確に伝えた「14才の母―」が続いた。
ポップでキュートな“のだめ”に軍配。跳ね回る切り抜きののだめたちは、ガーシュインの名曲の盛り上がりにぴったりと合って、見終わりの楽しい余韻を演出した。胎児のように丸まり横たわる役者陣が美しく、テーマを的確に伝えた「14才の母―」が続いた。
元気いっぱい、アメコミ調の“マイボス”が1位。画面を飛び回る長瀬の“ヘン顔”が、ドラマの雰囲気をよく伝えていた。惜しくも2位の「サプリ」は、CMの企画書風に各話違う人物をクローズアップする凝った作り。ダンスで魅了した“ダンドリ。”が続いた。
力作ぞろいの今回。上戸彩が毎週違うJALの歴代制服を着る企画の楽しさで「アテンションプリーズ」が勝利。中年男のカッコ良さとドラマの世界観をおしゃれに見せた「弁護士のくず」、主人公二人の子供が登場する設定がファンタジックな“ブス恋”が続いた。
廃墟を歩くモノクロ映像で、民子(米倉)の荒涼とした心象風景を表現した「けものみち」に軍配。ともに作品の壮大な世界観を効果的に示した「西遊記」「輪舞曲」も秀逸だった。
“大奥”と“野ブタ”が同点1位。規定により投票者が多かった“大奥”が受賞。元禄の時代間感を表現した曼荼羅(まんだら)のCGや、画面を舞い散る桜の花など、効果的な演出が光った。“野ブタ”フルCGアニメによるタイトルバックも秀逸だった。
萌えキャラ「ミーナ」のオリジナルアニメで、度肝を抜く作り込みを見せた“電車”の圧勝。サンボマスターが熱唱するラストも、秋葉原の雑然とした熱気を表現して秀逸だった。天海が本編と真逆の爽快なダンスで魅せた“女王”が2位。
「エンジン」はレーシングマシンのエンジンの鼓動や、サーキットを駆け抜ける疾走感で魅せた。そればかりでなく、主人公と養護施設の子供たちの関係性も巧みに表現された作品だったが惜しくも受賞を逃し、ここでも「タイガー&ドラゴン」が勝利。
仁子(竹内結子)が、ハリスホークなど、劇中で登場した動物と戯れるほのぼのとしたタイトルバック。CG合成などの技術を駆使したとはいえ、違和感なく“共演”が成立している。
野菜や果物、てんとう虫など、カラフルでほのぼのしたアイテムと、少しずつ寄り添っていく美咲(中山美穂)と康(豊川悦司)。やわらかな空気感が、ドラマとも主題歌ともベスト・マッチ。
片思いを表現した前半の閉塞感から、海へと広がりスピード感ある後半に。差し込まれる大量のS.O.S.の文字や、跳ねる金魚など、洗練された映像がドキドキ感をあおった。
登場人物が多く、混乱しがちな作品をうまくカバーしながら、デジタルにカッコよく仕上げた。スローとクイックな映像のメリハリが、報道現場を舞台にした作品にマッチした。
海ではしゃぐ姿など、夏らしさ満点でワクワクさせた一方で、心臓病のユキ(広末涼子)がここでのみ元気な姿を見せ、せつなさをかき立てられもした。王道ながら心に残るつくりだった。
流星のように画像処理された池袋の街に浮かんでくる話数と語呂を合わせたイチゴ、ニンジン…。遊び心と疾走感で魅せた。
見ているだけで幸せになれる柊二(木村拓哉)と杏子(常盤貴子)のじゃれ合う姿は、恋愛ドラマの気分を大いに高めてくれた。一方、2人で手をつないで丘を駆け上がる姿にはせつなくて涙!
映像をコマ送りにして初めて見えるカットが多数盛り込まれた苦心作。竹野内を海中に潜らせたり、新しい映像を差し込んだり。ミステリードラマらしく、手の込んだつくりに脱帽!
35mmフィルムで撮影したアーチスティックな映像美と、3人の女医の挫折感を表現することを狙ったストーリー性が絶妙にクロスして独特で斬新な世界観をつくり上げた。
16mmフィルムのカメラを使って撮影するなどディテールにこだわって制作。ハードボイルド作らしいできに仕上げた。出演者の表情をストーリー展開とリンクさせる仕掛けも。
薗田D自身が撮影した多数の写真をアニメーション化して制作。めまぐるしく“絵”が変わる斬新さに評価が集中した。挑戦心に満ちたつくりは作品全体の方向性ともぴったりマッチ。
森を駆ける木村拓哉、仲村トオル、ハンモックに横たわる中山美穂。そこに潜む意味は?と美しい森の風景に結末を案じさせるストーリーを盛り込み、結末暗示型の傑作との声も。
走る金城武と泳ぐ深田恭子の映像が交互に現れる「神様、もう少しだけ」に支持が集まった。最後に金城が砂漠に仰向けになり、背景の砂が海の底のようにも見えるという幻想的で美しい映像が秀逸。
古きよきハリウッド映画ふうのデザインで、色紙の窓が開閉してはクレジットが出るオシャレなつくり。大物ブックデザイナー・平野甲賀氏の書体も味わい深く、手作り感覚が結実。
16ミリフィルムで撮影したタイトルバックは、主人公のデートシーンに横浜の名所の数々を映し込んだ。赤みがかった画面は「横浜独特の“オレンジ色”感を表わした」と福澤克雄D。
手錠姿の理森(豊川悦司)が牢獄や列車をさまよう「青い鳥」。飛ぶ鳥のCG、粒子の粗い映像は絶望と希望が混在するイメージ。撮影は「協奏曲」('96年 TBS系)も撮ったCM界の無州英行氏。
登場人物の似顔キャラが月の輝く夜の町で動くCGアニメで「月の輝く夜だから」がV。イラストレーションは加藤タカ氏。静止画像と濃いブルーのトーンがノスタルジック。CGは岩下みどり氏。
主題歌「TOKYO JOE」の曲調にピッタリのアジアンテースト。“荷物”がかってに動くなどの場面ではCG技術を駆使、一方で由紀夫(木村拓哉)が肉体を駆使して激走する対比が生きた。
写真家・平間至氏がホテルの一室で明石家さんまを撮影。水野伸生Dが計179カットをリズミカルに編集した。写真嫌いのさんまの生き生きした素顔を引き出した、アイデアと手腕の勝利。
ダントツの票を集めた「協奏曲」。16ミリフィルムで撮影された粒子の粗い映像は、古いフランス映画をイメージ。主題歌と溶け合い、ウットリするような美しさと構図のよさが光った。
草原や川辺を歩く2人の姿を、月や雲などの映像と重ね、水の中を揺らぐようなソフトな質感に仕上げた。満月をバックに2人が抱き合うラストは、ハッピーエンドを予感させた。
太陽の光と青空が印象的な“バケーション”気分の映像。役者を自由に泳がせる演出の中で、魅力的な表情・ポーズを拾い、主題歌にあわせて短いカットでたたみかける編集がキマった。
「ドラマの“怪しさ”を伝え切った」と高評価の「リスキーゲーム」。登場人物全員が網の目のようにつながっているストーリーを美しいCG映像で表現した。
菱川師宣の「見返り美人」など吉宗と同時代の元禄文化の浮世絵・障屏画を用い、絵の中の人物が動くタイトルバック。出演者名を映すだけだった従来の大河ドラマに比べ格段の新鮮さを。
主人公2人が裸で水の中から出てくる、ロマンチックなタイトルバックが支持された。「漠然と水を使おうと思っていて、セリフの“夜の海”というのがきっかけになった」(生野D)
江口洋介、鈴木杏樹、武田真治によるミュージック・クリップのような小気味よいポップな映像に支持が集まった。ある程度自由にカメラを回し、編集でつなぐ手法が成功している。
精霊流しは、1クール目。次郎の死を暗示するような幻想的な画だった。次郎が死んだ2クール目からは、千秋の今までの出来事を透かし見るような映像で時の流れをドラマチックに表現。
ジャングルに極彩色の鳥、ドラム缶風呂に主演の3人がつかるファンタジックなタイトルバック。ゆっくりとターンするカメラワークが微妙な浮遊感を演出し、高い支持を集めた。
オープニングでは虚をつくかのようなCGによる花輪のダンス、エンディングでは“バイラダンサーズ”らによる群舞と、エンターテインメント性の高い「グッドモーニング」が1位に。
金のふすまの背景と俳優たちを別々に撮って合成した「ボクの就職」のタイトルバックは、撮影だけで丸1日を要したなかなかの力作。簡潔な映像が魅力の「古畑任三郎」をしのいで受賞。
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