景勝(北村一輝)は「気が晴れない」として、秀吉(笹野高史)に約束した上洛(じょうらく)を突如、取りやめると言いだす。約束を破れば、ひどい仕打ちを受けるのは確実なだけに、泉沢(東幹久)や兼続(妻夫木聡)らは心配する。景勝の気持ちを落ち着かせるため、兼続は妻・お船(常盤貴子)の助言も入れて、幼いころ一緒に修行生活を送った故郷の禅寺へ景勝を誘う。景勝と兼続は懐かしい日々を振り返りながら、あらためて主従のきずなを確かめ合う。また住職・全祝(ぜんしゅく・加藤武)も景勝の不安な気持ちを察し、「迷いは信念を心に据える礎」と勇気づける。景勝は兼続らの心遣いで晴れ晴れとした表情を取り戻し、上洛の決意を固める。春日山城に戻ると、すぐに上洛の準備が始まる。そんな中、兼続は、景勝の“義”に相当するような己の支えとなる言葉を思案。お船は、兼続が書いた候補の中から、“愛”の字に目を留める。
天地人