あしたの、喜多善男・世界一不運な男の、奇跡の11日間

フジ系

1月8日スタート 毎週火曜22:00-22:54

出演:小日向文世、松田龍平、小西真奈美、栗山千明、吉高由里子、今井雅之、要潤、生瀬勝久ほか
解説:人生に絶望し、死を決意した主人公が大事件に巻き込まれることで再生していく11日間を描いたヒューマンサスペンス。

相関図  ドラマナビ


■場所:'07年12月25日(火) 恵比寿・ウェスティンホテル東京
■出席:小日向文世、松田龍平、小西真奈美、栗山千明、吉高由里子、要潤、生瀬勝久、飯田譲治(脚本)、豊福陽子(プロデューサー)、遠田孝一(プロデューサー)


司会
(ダイジェストVTR上映後)

それではまず、本日出席のスタッフからごあいさつさせていただきます。始めに、関西テレビプロデューサー、豊福陽子よりごあいさつをさせていただきます。


豊福P
皆さま、本日はたくさんの方にお集まりいただきまして、ありがとうございます。火曜10時、フジテレビ系列のドラマ枠に久しぶりにサスペンスが帰ってきます。今回のサスペンスはただし、少しと言いますか、かなり変わったサスペンスになっていると思います。
この物語は11日後に死のうと決意した男が、その決意はしたものの、思いがけない展開に巻き込まれてしまいまして、運命に翻弄(ほんろう)されていくのですが、いろいろと転がりながら最終的に、結果的に生きようと決意して終わるという再生までの姿を、11日を描くドラマです。主人公の喜多善男という男は、その名前の通り“喜”び“多”き、“善”良な“男”と書くんですけれども、その名とは裏腹に、善良なんだけども、それゆえにうまく人生を渡っていけなくて、器用に生きられなくて、最終的に自分の人生を閉じようと決意するというところからのスタートなんですけども、そこからある日突然、松田龍平くん演じる矢代平太という男と出会うことをきっかけに、かなり人生のそれまでとは踏み入れたことのない世界に巻き込まれていくことになります。パンドラの箱を開けていろんな謎が、怪しい人物と次々と出会うという形になっていきます。
先ほどVTRをご覧いただきましたけども、「死のうと決意した男」というテーマなんですけども、決してこれは暗くございません。それは今回の主演、小日向文世さんのお顔を見ていただければ、決して暗くないんだなということがお分かりいただけると思うんですけどれども(笑)、今回はこの喜多善男という、平凡でサエないけれども善良な男なんですけれども、善良な部分ということと、それからその一見、見た目からは分からない側面などがいろいろと出てきます。その喜多善男を多面的に演じていただけるのは、この方しかいないと思いまして、日本のケビン・スペイシーともいえる小日向文世さんに(笑)、出演を今回お願いいたしました。喜多善男が必死にもがく姿っていうのがある意味、見ている方からはコミカルに映ったりすると思うんですけれども、愛すべき小さな小さな善良っていうその、小さな希望だと私は思っています。その喜多善男を取り囲む、怪しい人物たちというのが、こちらに並んでおられる豪華な方々でございます。普通の連続ドラマではなかなかかなうことのない、本当に豪華な方々にそろっていただきまして、素晴らしい作品に仕上がっております。
それから今回、脚本を担当していただきました飯田譲治さんがですね、この怪しい方々の、謎が謎を呼ぶサスペンスを書いていただき、そのサスペンスの奥に人間味あふれる喜多善男の生きざまを描いてくださっています。皆さんにはハラハラするサスペンスを楽しんでいただきながら、最終的に喜多善男がどう変化して、どう転がって、謎が明かされていって、11日目を迎えるのかっていうのを、ハラハラしながら、応援しながら、楽しんで見ていただければなと思っています。よろしくお願いいたします。(会場拍手)


司会
続きまして、脚本の飯田譲治さんよりごあいさついただきます。(会場拍手)


飯田
飯田です。7年くらい前に連ドラを書いてから、ずっとテレビの世界からは離れていたんですけれども、その間、時々テレビを見ていると、僕はもうこっちの世界に参加できることはないんじゃないかという気がしていたんですけど。今回声を掛けていただいて、主演が小日向さんということで、どんなキャスティングになっても、たぶんそう言うんだと思うんですけど、すごく書きがいのあるキャラクター設定をできるというか、小日向文世という方にどんなことをやってもらったら面白いだろうとか、こんなことをやらせたら、どんなふうにやるだろうとか、なんか、みんなが想像できないことをこれから形にしていけるような、そんなときめきがあって、すごくまだ始まる前で余裕があるので、楽しんで書かせてもらっています。
それでほかの役者の方たちもこちらで声を掛けて、この役だったらどんな人にやってほしいかっていうことを、真っさらな形でキャスティングさせてもらって、皆さん賛同してくれて集まっていただけたので、僕は本当に今回の仕事ができて幸せだなと心から思っています。
頑張って最後までみんなが離れないように、役者さんも見ている方たちも離れないように、力を込めて最後まで書きたいと思ってますんで、皆さん、よろしくお願いします。(会場拍手)


司会
ありがとうございました。続きまして、MMJの遠田孝一プロデューサーより、ごあいさついただきます。(会場拍手)


遠田P
MMJの遠田でございます。この企画は島田雅彦さんの「自由死刑」という原作を基にしまして、飯田さんが脚本ということでスタートしました。
この作品に関しては豊福さんも飯田さんもお話しましたけども、本当に僕らにとってベストな形の企画ができあがったなという自信があります。この企画に関して僕もそうですけど、周りの方々の注目度は、僕ははっきり言ってこの1月クールの中では、ナンバーワンでないかというふうに思っております。本当に僕らの方は精一杯、制作の方させていただきますので、皆さんご協力よろしくお願いしたいと思います。以上です。(会場拍手)


司会
ありがとうございました。それでは出演者の皆さまに、役どころや抱負などをお伺いいたします。
まず、喜多善男役を演じられます、連続ドラマ初主演の小日向文世さんからお願いいたします。(会場拍手)


小日向
えー、喜多善男を演じさせていただきます、小日向文世です。
えーっと、なんかもう、初めて尽くしというか、だいたい、こんな真ん中でしゃべるのも初めてですし…(笑)。なんだろうなあ、正直言うと実感のないまま、このお話をいただいて、本当に自分が主人公を演じるのだろうかとピンと来ないまま撮影に入りまして。ところが実際入ってしまうとですね、12月1日から撮影が入ったんですけど、きょう12月25日でまだ1話撮り終わってないっていうか、3週間以上かけて1話をまだ撮っているという、なんて贅沢(ぜいたく)な時間を過ごさせてもらってるんだって本当に幸せに思ってます。
ただ、とにかくこれも初めての経験なんですけど、睡眠時間が圧倒的に減りまして(笑)。主役をやる人っていうのはこんなに睡眠が取れないんだと。話には聞いていたけれど、実際この歳になって3時間、4時間の睡眠で毎日過ごしていると、果たして11本続けていけるのかなっていう。(会場笑) でもあんまりしんどいので逆に笑っちゃうんですよね(笑)。あとこんなに取材を受けるのも初めてですし、肉体的にはとてもハードなんですけど、精神的には非常に充実した日々を過ごさせてもらってます。とにかくできるだけたくさんの方に見ていただいて、応援してもらえたらと思っています。
きょうダイジェストで初めて2分間ほど見たんですけど、僕はことしの夏に連ドラをやっているんですけども、たぶん、10本だと思ったんですけど、10本出たせりふの量よりも、この1話の方が多くて。(会場笑) たぶん、出てる時間もこの1話で10本分出てるって感じで、とにかく見てると思わず(顔が)ほころんでしまうというか、役者としては本当に幸せな時間だなと思います。
とにかく、宣伝よろしくお願いいたします。(会場笑) ありがとうございます。(会場拍手)


司会
ありがとうございます。続きまして、矢代平太役を演じられます、民放連続ドラマ初出演の松田龍平さん、お願いいたします。(会場拍手)


松田
どうも、矢代平太をやらせてもらいました、松田龍平です。
今回は、喜多善男というすごく平凡な男をドラマの世界に引きずり込んでいくというか、ストーリーの中のイベント係のような役だと思っています。すごく撮影も楽しく、今回、11回っていうのは長いなと思いながら、でも、すごいタフになれるんじゃないかと。すごく勉強させてもらっています。きょうはありがとうございます。(会場拍手)


司会
続きまして、鷲巣みずほ役の小西真奈美さん、お願いいたします。(会場拍手)


小西
鷲巣みずほ役の小西真奈美です。皆さん本日はお忙しい中、ありがとうございます。
この女性は、元、喜多善男さんの妻であり、過去にあるたくらみをしていたという、ちょっと悪い女性の役をやらせていただきます。でもそのたくらみの中には愛する人への思いがあったりとか、いま現在なお深い葛藤であるとか、罪悪感っていうものを持ちながらも強く生きようとしているっていうところがとても丁寧に描かれている、大人の方にも十分楽しんでいただける作品になっていると思います。
そして、そんな役でありながら、先ほど見ていただいたように、小日向さんとだいぶ接近するシーンがあったりしまして、すごく寒空の下、お互い顔が近づくたびにちょっと吹き出すのをこらえながら(笑)、頑張らせていただきました。
あと、1話の冒頭のシーンで私はウエディングドレスとかナース服も着させていただいてるんですが、それは単にいろんな服を着ているということではなくて、そこには深い過去とか深い理由とかがたくさん隠されているので、皆さんにはぜひ第1話の最初から見ていただけたらなと思っています。どうぞ皆さん、よろしくお願いします。(会場拍手)


司会
続きまして、長谷川リカ役の栗山千明さん、お願いいたします。(会場拍手)


栗山
こんにちは。長谷川リカ役の栗山千明です。今回は平太の恋人、そして裏でとても深い闇を抱えた女性を演じさせていただいています。
結構、11話の中で、リカが笑えるシーンが、心からほほ笑むことができるシーンがあるのかなと私は思いながら、いつも必死な顔をしてお芝居をしております。私自身も今後ストーリーがどう展開していくのか、楽しみにしていますので、たくさんの方に見ていただけるといいなあと思います。よろしくお願いします。(会場拍手)


司会
続いては、宵町しのぶ役の吉高由里子さん、お願いいたします。(会場拍手)


吉高
はじめまして、吉高由里子と申します。元アイドルというか、やる気のないアイドル役が、しのぶという女の子なんですけど、ひょんなことから善男さんと出会って…ね。(会場笑) 話が進んでいくんですけど、11話まであるので、どうなるのかとか全然分からないので、すごく楽しみにしていますし、こんなすてきな皆さんと一緒に並んでる現状がちょっと…泡が吹きそうです。(会場笑)
精いっぱい3カ月間、皆さんにしがみついて頑張っていこう、という気持ちはあるので…すいません、お後がよろしいようで…。(会場笑) 頑張っていきたいと思います。


司会
ありがとうございます。(会場拍手) 喜多善男さんとの関係がとても気になりますね。続きまして、森脇大輔役の要潤さん、お願いいたします。


こんにちは、森脇大輔役の要潤です。
僕は小西さんの秘書なんですけど、秘書だなというせりふがいっぱいあって、「これから僕、どうなるんですか?」ってプロデューサーさんに聞いても「いや、秘書です」っていう。(会場笑) あ、僕は秘書なんだなと思いながら11話やっていくわけですけど。でも、なんかこう、何かを持っている部分があったりして、何か絡んでくるのかなと。
小日向さんとは何度かお仕事をさせてもらったんですけど、1度も絡みがなかったんで、「今回もまた小日向さん、絡みないですね」とかしゃべってて。主役と絡まないということは、どういう位置づけなんだろうとか考えながら…秘書なんだろうなという。(会場笑) まっとうに秘書役を演じたいと思います。
よろしくお願いします。(会場拍手)


司会
ありがとうございます。お待たせいたしました、杉本マサル役の生瀬勝久さん、お願いいたします。(会場拍手)


生瀬
杉本マサル役の生瀬勝久です。
本日はお忙しい中、たくさんの方に取材に来ていただきました。本当にありがとうございます。カメラもきょうは3台も入っているということで、きょうのこの資料はですね、この3台のカメラ、本当にちゃんと押さえといてください。いまから僕、毒を吐きますけども、これは個人的な毒ですので、記事にはしないでください。(会場笑) 記事にしないことしゃべるなって話なんですけども(笑)。
あのー、今回、小日向さんが主役をされるということで、これで制作者サイドがどのような意気込みで作っているかおのずと分かると思うんですよ。ドラマを作ろうとしてるわけなんです。数字の取れる人をパーンと置くことでドラマが始まることがよくあるんですけども、どう考えたって…小日向さんに数字があるとは思えない!(会場笑) これは僕個人の毒ですけれどね(笑)。小日向さんは尊敬する先輩ですが、本当にすみません。
でも今回、僕は主役というか、主演とかいう形で呼びたくはないです。僕は小日向さんを今回のドラマの主人公として尊敬しているんですけども、絶対に面白いです。だって、制作の方たちが小日向さんを選んだわけですからね。で、小日向さんが選ばれるということは、僕にもチャンスが回ってきたということなんですよね!(会場拍手) ですから今回、小日向さんがコケたら僕はずっとバイプレーヤーで行きます!(会場笑) ですから、今回、小日向さんは試金石ということで、ぜひ!成功させてください。本当につらいでしょうけども。(会場笑) 寝る間を惜しんで!
今回、美男美女の方がたくさん出てらしてですね、僕と小日向さん以外は本当に美男美女で、龍平くんなんかはもう、初めてお会いしたときには、全然テンション低いですしね、大丈夫かな?とか思ってたんですけど、さっきの2分(ダイジェストVTR)見て、やっぱかっこいいなと。(会場笑) 役者っていうのはこういうタイプと、こうやってベラベラしゃべるタイプの2種類あるんだなと。(会場笑) ま、すみ分けもできてるんですよ。
ですけど、いろんな生き方があってですね。ですから、ぜひ、小日向さん頑張ってくださいよ! 今回ね、僕の歩く道を明るく照らしてください。明かりが消えたら、僕、別の道行きます。(会場笑)
ですから、きょうのこの会見に来ていただいた方、本当に見る目がある! この番組を取材しようとして来てくださった方、ぜひ、取材ちゃんとして帰ってください。で、終わったとき、あの番組の始めは3台のカメラだったんだよと。僕もいろんなところに行って10台、20台のカメラがあって、最後しょぼんとなることもあるんですけども。でも、今回は、これが最初で、きっと非常にエポックなドラマになると思いますので、きょうはいろんなことを聞いて帰ってください。よろしくお願いいたします。(会場拍手)


司会
ありがとうございました。力強いコメントありがとうございます。それではここで、質疑応答に移らせていただきます。なおご質問は、ドラマの内容に限らせていただきます。


記者
皆さまにお伺いしたいのですが、台本を初めて読んだときの感想と、それぞれの役の役作りや心掛けていることなどありましたら、お聞かせください。


司会
小日向さんから、お願いいたします。


小日向
初めて第1稿を読ませていただいた時は正直、戸惑いました。なんかこんな、いい歳を経た中年男がこんなに自分というものを持っていなくて、人に振り回されて死を覚悟するっていうのはどうもかみ合わなくて“こんなおじさんいるんだろうか?”と。
どうやったらこれを面白く自分が演じられるのかなと正直不安もありましたけども、作家の飯田譲治さんやプロデューサーの方たちといろいろお話をして、とても愛すべき人物だと。とてもある意味、喜劇的な人物で、悲劇を背負っているんだけど喜劇的人物だというのが面白いなと思いまして、とにかくそれに挑戦している最中です。


司会
続いては、松田さんお願いします。


松田
いや、すごい面白い本だなと、面白いなあと思いました………あの………はい。(会場笑)


司会
はい。では続いては小西さん、お願いいたします。(会場笑) まだ脚本もそんなにたくさんは、お手元にいってないんですよね。


小西
はい。第1話もそうなんですけど、2話、3話と続くにつれて、本当にこう、出演者でありながら、こんなにも先が読めない、そしてそれが楽しみで仕方がないっていうのは初めての経験で、いま現在撮影をしながら毎回、皆さんと一緒に今後どうなるんだろうっていうことを話しているとともに、私が一番犯人なんじゃないかとか、特に小日向さんには「過去にとても悪いことをしてるはずだ」と言われたりとか、「そんなことはない」と言ったりとか、勝手に、撮影の最中にそんなことを想像しながら話をしている現場っていうのはなかなかないことなので、想像力も膨らみ、すごく楽しみな気持ちで、毎回撮影をさせていただく、台本をいただけるのは、とてもありがたいなと思っています。
そしてこのみずほという役は、普段はすごくクールであまり感情を表に出さないタイプの、強そうに見せて生きてる女性なんですが、カウンセリングを受けるシーンがありまして、そこではみずほの本当の心の内をカウンセラーの先生にだけ打ち明けるというシーンがあるんですが、そこが普段のみずほの役とはあまりにも違う一面が出てくるシーンなので、撮影に入る前に監督、それから飯田さんとお話させていただきながら、丁寧に作ってやっているつもりです。


司会
ありがとうございます。栗山さんお願いいたします。


栗山
まず脚本を読ませていただいたときは、出演者の皆さんを想像しながら読んでいると、本当に想像だけでも面白くて、実際に皆さんが演じたらどうなるんだろうなあと思いながら読みました。
私が演じるリカという女性に関しては、1、2話ではあまり出てきていなく、ただ必死に、なんか必死な感じのシーンが多いので、どういうことなんだろうと監督やプロデューサーさんとお話をしながら、自分でこう、その場その場で理解しながら、頑張っている感じです。


司会
ありがとうございます。吉高さんお願いいたします。脚本を読まれてどんな印象をお持ちですか?


吉高
小西さんがおっしゃっていたように、どのように話が発展するのかとか全然想像がつかなくて、それでも、なんかリアルタイムで一緒にこの作品が動いていってるっていうか、先が分からないことがすごく楽しみだし、飯田さんのことなんで、とても期待が(笑)。読むのが楽しみで。すごい楽しみです、とにかく。(会場笑)


司会
はい、ありがとうございます。続いて、要さん、お願いいたします。


そうですね、1話を読んだ感想は、サスペンスなんですけど、僕はとても心温まる話だなと思いました。というのは、11日間しか生きられないんじゃなくて、平凡な生活がとても夢のある毎日に見えてくる。今回のドラマのテーマだと思うんですけど、何げなく過ごしている時間をとても大切に思う瞬間ってありますよね? 誰もが思っている気持ちだと思うんですけど、それを生きてる人が感じて代弁していくっていうところで、僕はこの先、どうなっていくんだろう、この人はどうなんだろうっていうことも思いましたけども、とても平和な気持ちになりました。
ただ…僕は、秘書です。(会場笑) 秘書を、秘書のパートを全うして、小日向さんとも絡まず、やっていこうかなと。だから僕にほのぼのとした瞬間ってないですね(笑)。秘書なんで。(会場笑)


司会
ありがとうございます。秘書一筋で。(会場笑) 続いて生瀬さんお願いします。


生瀬
作家の方がいる前でね、「台本読んでいかがでしたか?」っていう質問も質問なんですけど。(会場笑) そりゃそうですよ。あそこの部分が…とかって言えないですからね。
でも、本当にお世辞抜きで、サスペンスとかっていうのは説明っていうのが非常に多くなってしまうんですけど、説明がないっていうのがすてきですよね。それだけビジョンが飯田さんの中にあって、それぞれのキャラクターがもうすでにラストの方までできているから、説明台詞をさせない。登場人物が出てきて、○○さんとかって名前で呼ばせないっていう。それは大人のドラマだなと思うんですよ。多分、映画に近い作り方だと思うんですけど。
ドラマってどうしても登場したときにその人の人物紹介とか、なんかいろんな説明だけでどんどん時間が経っちゃって、2話3話までっていうことになるんですけど、いきなりもうドラマから始まって、しかもテーマが、これから11日後に死ぬっていう人を主人公にする時点でおかしいじゃないですか、やっぱり。ドラマで! うん。だから、そういうところでもう、「あ!」ってまず食いつかなきゃおかしいですよ。(会場笑) ええ。そこにまずね皆さん、食いついてください。“11日後に死ぬ男を主人公にしたドラマ、どんなドラマだ!?”まず見出しはそれでお願いします。(会場笑)


司会
ありがとうございます。皆さん、食いついて離れないようによろしくお願いいたします。他にご質問ある方いらっしゃいますでしょうか?


記者
キャストの皆さん全員にお伺いしたいのですが、皆さんご自身が最後の人生の11日間っていう状況になったら、どんなことをやって、どういうふうに過ごしたいか、お聞かせください。


司会
もしも、ということで。では小日向さんからお願いいたします。


小日向
よく、この質問はこのドラマにきてから聞かれるんですけど、僕はとにかく家が好きなんで、残り11日間っていうのは、たぶん家にじっとしてテレビつけながら、家族とゆっくり過ごすと思います(笑)。すいません、地味で。(会場笑)


司会
ありがとうございます。続いて松田さん、お願いします。


松田
11日間しかなかったら…そうですね…そうなったら考える(笑)。つまんない答えですけど。(会場笑)


司会
続いて、小西さん。(会場笑)


小西
そうですね、善男さんはその11日間のしたいことの一つのうちに、実家に戻ってお母さんの手料理を食べるっていうシーンがありましたけど、私は逆になんか作ってあげて、温泉でも行って、家族とのんびり過ごしたいなと思っています。私も地味ですいません(笑)。


司会
ありがとうございます。栗山さん、お願いします。


栗山
えっと…引きこもってます。地味ですいません。(会場笑)


司会
続いて、吉高さん。11日間しか残されていないとすると、何をされますか?


吉高
人と会ったら死ぬっていうことが怖くなっちゃうっていうか、さみしくなっちゃうと思うので、引きこもってます。地味ですいません。(会場笑)


司会
続いて要さん、いかがでしょうか?


僕はいま、格闘技にハマってるので、10日間は思いっきり格闘技の練習をして、11日目は六本木で豪遊して、記憶がないまま死にたいですね(笑)。死ぬ瞬間はべろんべろんでいたいです。


司会
はあ、べろんべろんで。続いて生瀬さん。


生瀬
会う人、会う人に死ぬんだってことを伝えますね。(会場笑) 11日後におれは死ぬんだと、とにかく同情していただきたい。何か足跡を残したいですね、ええ。


司会
そのときは皆さんにお集まりいただいて、記者会見を。


生瀬
ああ、いいですね。11日後に死ぬと。そのとき、いいですね。(会場笑)


司会
ありがとうございます。ご質問は次の方で最後とさせていただきます。


記者
小日向さん以外の方にお伺いしたいんですけど、今回の主役、小日向さんの魅力を一言ずついただければと思います。


司会
はい、それでは松田さんからお願いいたします。小日向さんの魅力ということで。


小日向
えへ(笑)。


松田
ええ…この感じですよね。(会場笑) 優しい空気感が…。
あんまりこう、変な緊張感を与える人じゃなく、すごい僕も二人のシーンはのびのびやらせてもらってるんですけど、明るくて気さくな人で、すごい楽しくやらせてもらっています。


司会
続いて、小西さんは。


小西
私は小日向さんとは何度かお仕事させていただいているんですが、お会いするたびに、同じシーンをするたびにいつも目が合うとお互いになんだか、何のせりふもないのに笑い出してしまったり、吹き出してしまったりするような、そういうこう、周りの方まで柔らかい感じにしてしまうというか、ちょっと年下の私が言うのも失礼なんですが、愛らしいというか(笑)。なんかそういう雰囲気がとても私は大好きです。


司会
小日向さんのうれしそうなお顔が印象的ですが。(会場笑) 続いて栗山さん、お願いします。


栗山
いや、もうなんか、皆さんに言われちゃった感じなんですけど。
私も本当に一緒にお芝居していて、それ以外の前室とかでのんびりお話をしているときなんかも、変なプレッシャーを取り除いてくれるというか、本当に理想のお父さん像というかですね(笑)、温かい方だなあと思って、お芝居も本当につい目で追ってしまう、面白さというかコミカルさもあって、大好きです。はい。


司会
ありがとうございます。続いて吉高さん、いかがでしょうか?


吉高
最初お会いしたときから、すごい優しい方で温かくて。一緒にいて、愛を感じるような、優しい、すごい人間愛が大きい方だなっていうふうに思いまして。裏切れない人だな、いけないことしたらだめだなっていうふうに自分を自重するので精一杯です。(会場笑)


司会
ありがとうございます。要さん、いかがでしょう。


まったくもって、裏表がないというか、誰に対しても同じ姿勢で向き合うというところを…。なんかみんないいこと言うんでちょっと悪いことひとつないかなと思ったんですけど…ちょっとかっこつけるぐらいですよね。(会場笑) それぐらいじゃないですか(笑)。


司会
生瀬さんはいかがでしょうか。


生瀬
僕はもっと悪いこと知ってますよ。(会場笑) 小日向さんとはいろいろ舞台でもご一緒させていただいて、あの話はしていいんでしょうかね?
…あの、小日向さんがですね、ヤンキースの松井秀喜さんと会ったことがありまして、お酒の席かなんかでご一緒して。で、松井さんってすごい耳が福耳で、それを見た小日向さんが、誰とも臆(おく)さない小日向さんが、「耳触らして~」とか言って、松井さんの耳をいきなりつかんだらしいんですよ! で、「すげーすげーすげ~よ~」とか言って、松井さんもびっくりして、初対面の人に耳触られて。でも、どう見ても年いってる方なんで、ずっと触らせてあげてたんですって。それから半年ぐらいたって、松井さんと小日向さんがまた会う機会があったんですけども、そのときに「あ、松井さーん、また耳触らせて」って言ったら、松井さんが「ちょっとやめてください。あれ以来、打撃不調になった」って。(会場笑) あの世界のヤンキースの松井秀喜の打率を落とした男ですからね!(会場笑) 人の運を食って生きてる人ですから。(会場笑)
ですから、今回、きっとたぶん小日向さんまた大きくなるんですけど、私たちは、運はだいぶなくなるかもしれません。そういう方です。


司会
世界一不運な男、喜多善男もびっくりの小日向さん。ありがとうございました。それでは質疑応答は時間の関係でここまでとさせていただきます。

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