龍馬伝
NHK総合ほか
1月3日スタート 毎週日曜20:00-20:45ほか出演:福山雅治、香川照之、大森南朋、広末涼子、真木よう子、寺島しのぶほか
解説:幕末を駆け抜けた風雲児・坂本龍馬の33年の生涯を、幼なじみで三菱財閥創始者・岩崎弥太郎の視点から描くオリジナル作品。龍馬役に福山雅治。
■日時:'09年12月3日(木) 東京・NHK放送センター
■出席:福山雅治、香川照之、大森南朋、広末涼子、寺島しのぶ、鈴木圭(プロデューサー)
司会
それではまず、制作統括の鈴木圭よりごあいさつ申し上げます。
鈴木P
座ったままで失礼します。きょうは12月3日、ちょうど放送日1月3日の1月前、カウントダウンですが、ようやくこの日を迎えられたことをとてもうれしく思っております。ありがとうございます。
見ていただいて、このドラマに僕たちが込めたメッセージというのは、実はとても普遍的で、シンプルなものじゃないかなと自分では思っています。「上士と下士」というタイトルなんですけど、上士と下士というのは、あの当時の土佐の現実、どうしようもない、変えられない現実というのがあって、みんなそう思っていた現実が、実は変えられるかもしれない。そして変えられたという、現代でも通用するというか、現代だからこそ必要なメッセージというのが、僕がこの中に込めたかったことであります。そして、そのどうしようもない現実を変えられるんだ、ここにいらっしゃる、土佐の名も無き若者たちが、純粋な思いを抱いて動いたことで、どうしようもない現実が変わったと。ここは本当にぜひ、皆さんに届けばいいなと思っております。
例えば、「おしん」という朝ドラがありましたけれども、「おしん」というドラマは東南アジアとか、世界でみんなに通用したというか、受け入れられたんですね。それは多分、時代とか場所とか地域とかを超えて、非常に普遍的な人間が描かれていたからだと思うんです。今回、僕らが目指したのは、リアルな、幕末の生きている人間たちをきちんと描きたかった。ということで、本当に皆さんには徹底的に汚れていただきました。全身全霊をかけてやっていただいて、人間臭いドラマになったんじゃないかなと思っていて、それが本当に、時代を超えて、現代に通用するドラマであってほしいと思っています。どうぞ皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
見ていただいて、このドラマに僕たちが込めたメッセージというのは、実はとても普遍的で、シンプルなものじゃないかなと自分では思っています。「上士と下士」というタイトルなんですけど、上士と下士というのは、あの当時の土佐の現実、どうしようもない、変えられない現実というのがあって、みんなそう思っていた現実が、実は変えられるかもしれない。そして変えられたという、現代でも通用するというか、現代だからこそ必要なメッセージというのが、僕がこの中に込めたかったことであります。そして、そのどうしようもない現実を変えられるんだ、ここにいらっしゃる、土佐の名も無き若者たちが、純粋な思いを抱いて動いたことで、どうしようもない現実が変わったと。ここは本当にぜひ、皆さんに届けばいいなと思っております。
例えば、「おしん」という朝ドラがありましたけれども、「おしん」というドラマは東南アジアとか、世界でみんなに通用したというか、受け入れられたんですね。それは多分、時代とか場所とか地域とかを超えて、非常に普遍的な人間が描かれていたからだと思うんです。今回、僕らが目指したのは、リアルな、幕末の生きている人間たちをきちんと描きたかった。ということで、本当に皆さんには徹底的に汚れていただきました。全身全霊をかけてやっていただいて、人間臭いドラマになったんじゃないかなと思っていて、それが本当に、時代を超えて、現代に通用するドラマであってほしいと思っています。どうぞ皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
司会
それでは福山雅治さん、第1回をご覧になっての感想、撮影の様子など、よろしくお願いいたします。
福山
今回第1話を、改めて、完成したものを見せていただきました。
何か、現場で結構、苦労というと変ですけど、大変だなと思っていたことが、少し報われたような気がするシーンがいくつかありまして。コーンスターチという粉をですね、ものすごくかぶるし、現場にまくし、コーンスターチだけではなく、スモークですとか、こんな蚊取り線香があったんだと思うくらい巨大なジャンボ蚊取りというのがあるんですけど、それをずっとたいていると。で、のどが本当にイガイガしますし、僕だけじゃないと思うんですけど、共演者の皆さんも目は開けていられないほどになりますし、そして、水の中に落ちたり…いろいろなことがあったんですけど、どれくらいの感じでこれが表現されるのかな、と思ったら、すべてがやはり必要な要素として、画面にそれが表現されていたので、報われたな、と思いました。
ただそのことを言うと、今後またさらにコーンスターチの量も増え(会場笑)、水も増えるかもしれないので、そのへんはちょっとまあ(笑)。でもそういうスタッフの情熱だったりとか、カメラ、美術だけではなく、すべてのスタッフの情熱、思い、そして演者の情熱というものが、この画面に表現されていたんじゃないかなと思いました。第1話としては。
これからどんどんこれをもとに、あくまでこれは始まりの第1話なので、これからどんどん展開していって、どれくらいのエネルギーを持つ作品になるかというのは、自分も想像するだけでワクワクするような、そういうスタートの第1話になったと思いますので、自信を持って、ご覧いただきたいなと思います。
何か、現場で結構、苦労というと変ですけど、大変だなと思っていたことが、少し報われたような気がするシーンがいくつかありまして。コーンスターチという粉をですね、ものすごくかぶるし、現場にまくし、コーンスターチだけではなく、スモークですとか、こんな蚊取り線香があったんだと思うくらい巨大なジャンボ蚊取りというのがあるんですけど、それをずっとたいていると。で、のどが本当にイガイガしますし、僕だけじゃないと思うんですけど、共演者の皆さんも目は開けていられないほどになりますし、そして、水の中に落ちたり…いろいろなことがあったんですけど、どれくらいの感じでこれが表現されるのかな、と思ったら、すべてがやはり必要な要素として、画面にそれが表現されていたので、報われたな、と思いました。
ただそのことを言うと、今後またさらにコーンスターチの量も増え(会場笑)、水も増えるかもしれないので、そのへんはちょっとまあ(笑)。でもそういうスタッフの情熱だったりとか、カメラ、美術だけではなく、すべてのスタッフの情熱、思い、そして演者の情熱というものが、この画面に表現されていたんじゃないかなと思いました。第1話としては。
これからどんどんこれをもとに、あくまでこれは始まりの第1話なので、これからどんどん展開していって、どれくらいのエネルギーを持つ作品になるかというのは、自分も想像するだけでワクワクするような、そういうスタートの第1話になったと思いますので、自信を持って、ご覧いただきたいなと思います。
司会
ありがとうございます。続いて香川照之さん、お願いします。
香川
撮影開始から3カ月経ちましたけれども、正直に言わせてもらえば、僕自身NHKのドラマには、何本も出演させていただいておりましたが、あらゆる意味で、本当に特殊なドラマです。
(会場笑) 非常に、驚いております。
すべてはやはりこの、偶然にも龍馬という時代の先駆者、時代を変えていこう、開国に向けて時代を切り開いていこうという人物を主人公にしたこととリンクしているのかどうか分からないけれど、演出を手がける大友啓史さんが、そしてそれについていっているスタッフが、これほど特殊な撮影法で、NHKの中で、大河を撮っているということを、これはもう、歴史にひとつ杭を打ち込んでいる、その実感があります。すべてが特殊な撮影法です。(会場笑) 褒めてるんですよ。(会場笑) はっきり言ってもう僕は、NHKというテレビ局でこういうことが行われているという奇跡を1年間味わえている、そしてそれを見ることができるということに、本当に奇跡を感じています。具体的に言えば本当に1時間くらいしゃべれるんですけれども。(会場笑)
とにかく、まずドラマというのは時間がないですね。ないからカット割りをしなければならない。編集の時間もない、だから予め決められた順番のカットを撮影して置いていく。これが編集であると。これはもう、昔からそういうことであると決まってきたわけです。そして時間がある映画は、現場で芝居を見てからカットを決めていこうと。それでも昨今は時間がないので、カット割りというのは予め決められているはずです。しかしこの現場に来る大友啓史の台本は真っ白です。カット割りがない。つまり現場で1回芝居を見て、好きなポジションにカメラマンが入ると。好きなポジションに入るんです。そして、好きなだけ撮っていく。(会場笑) それを編集室で全部見て決めると。
皆さんいまご覧になられましたけれども、第1話の最後、福山さんと僕が水の中に落ち、それを寺島さんが川岸で見ているという長いカットがありましたけれども、あのカット福山さんの顔に非常に子細に注目されると分かると思いますが、何回か撮った中のそれぞれ違うカットがいっぱい入っております。これを見ただけでも、編集室でどれだけの時間をかけているかが分かる。つまり、いいカット、いいものを拾って、いいものをあくまで提供するという決意がすごくあるんですね。このことはいままでなかっただろうし、あの撮り方をしないとできないものがいっぱいあってですね、本当に長くなるんですけれども(笑)。この特別な撮影であることに驚いているし、僕はこの1話を見て興奮したんです。背すじがゾクゾクしたんです。なぜならいま福山さんもおっしゃったように、この努力が実っているという誇りがあったからです。すごい大河ドラマになるような気がしています。
で、だからこそコーンスターチも入るし。僕もきのう3時まで撮影していましたけれども、ここNHKでお風呂を2回いただきました。(会場笑) 汚い格好から汚い格好にするのに、種類が違うので、1回お風呂に入らなきゃいけないんです。意味が分からない。(会場笑) お風呂に入った後いきなり汚されるわけです。(会場笑) そして最後、お風呂に入って帰っていく。僕は多分この1年で、自宅でお風呂に入る回数は激減していると思います。(会場笑) NHKでお風呂に入って1日が終わる。
そしてもしコーンスターチのせいで、福山さんがまた歌手の生活に戻られたときに、のどがやられていたらどうするんでしょうかと。(会場笑) そういう問題もあるわけです。
でも1年近く、なんとか、本当にこのうねりのような力で乗り切っていきたいと思うし、この最高のスタッフに恵まれて、この1年できることは僕たち大変幸せですし、僕たちも邁進していきたいと思います。どうか本当に「龍馬伝」をよろしくお願いいたします。(会場拍手)
すべてはやはりこの、偶然にも龍馬という時代の先駆者、時代を変えていこう、開国に向けて時代を切り開いていこうという人物を主人公にしたこととリンクしているのかどうか分からないけれど、演出を手がける大友啓史さんが、そしてそれについていっているスタッフが、これほど特殊な撮影法で、NHKの中で、大河を撮っているということを、これはもう、歴史にひとつ杭を打ち込んでいる、その実感があります。すべてが特殊な撮影法です。(会場笑) 褒めてるんですよ。(会場笑) はっきり言ってもう僕は、NHKというテレビ局でこういうことが行われているという奇跡を1年間味わえている、そしてそれを見ることができるということに、本当に奇跡を感じています。具体的に言えば本当に1時間くらいしゃべれるんですけれども。(会場笑)
とにかく、まずドラマというのは時間がないですね。ないからカット割りをしなければならない。編集の時間もない、だから予め決められた順番のカットを撮影して置いていく。これが編集であると。これはもう、昔からそういうことであると決まってきたわけです。そして時間がある映画は、現場で芝居を見てからカットを決めていこうと。それでも昨今は時間がないので、カット割りというのは予め決められているはずです。しかしこの現場に来る大友啓史の台本は真っ白です。カット割りがない。つまり現場で1回芝居を見て、好きなポジションにカメラマンが入ると。好きなポジションに入るんです。そして、好きなだけ撮っていく。(会場笑) それを編集室で全部見て決めると。
皆さんいまご覧になられましたけれども、第1話の最後、福山さんと僕が水の中に落ち、それを寺島さんが川岸で見ているという長いカットがありましたけれども、あのカット福山さんの顔に非常に子細に注目されると分かると思いますが、何回か撮った中のそれぞれ違うカットがいっぱい入っております。これを見ただけでも、編集室でどれだけの時間をかけているかが分かる。つまり、いいカット、いいものを拾って、いいものをあくまで提供するという決意がすごくあるんですね。このことはいままでなかっただろうし、あの撮り方をしないとできないものがいっぱいあってですね、本当に長くなるんですけれども(笑)。この特別な撮影であることに驚いているし、僕はこの1話を見て興奮したんです。背すじがゾクゾクしたんです。なぜならいま福山さんもおっしゃったように、この努力が実っているという誇りがあったからです。すごい大河ドラマになるような気がしています。
で、だからこそコーンスターチも入るし。僕もきのう3時まで撮影していましたけれども、ここNHKでお風呂を2回いただきました。(会場笑) 汚い格好から汚い格好にするのに、種類が違うので、1回お風呂に入らなきゃいけないんです。意味が分からない。(会場笑) お風呂に入った後いきなり汚されるわけです。(会場笑) そして最後、お風呂に入って帰っていく。僕は多分この1年で、自宅でお風呂に入る回数は激減していると思います。(会場笑) NHKでお風呂に入って1日が終わる。
そしてもしコーンスターチのせいで、福山さんがまた歌手の生活に戻られたときに、のどがやられていたらどうするんでしょうかと。(会場笑) そういう問題もあるわけです。
でも1年近く、なんとか、本当にこのうねりのような力で乗り切っていきたいと思うし、この最高のスタッフに恵まれて、この1年できることは僕たち大変幸せですし、僕たちも邁進していきたいと思います。どうか本当に「龍馬伝」をよろしくお願いいたします。(会場拍手)
司会
その大友監督の撮り方には(「ハゲタカ」で)非常に慣れていらっしゃるはずの大森南朋さん、お願いいたします。
大森
大森南朋です。なんか長いことしゃべらなきゃいけないみたいなルールが、いま出来上がったようですけど。(会場笑)
僕はもう撮影スタイルというのは、もちろん前の「ハゲタカ」で大友さんにお世話になっていて、だいたい、こういうことでやるんだろうなっていうのは、想定はしていたんですけど。前のときは全6話で、今回は40何話かあるので、その分量の多さと、1年間集中し続ける難しさ、テンションを持ち続けられるかが不安だったんですけど、まだ入ったばっかりで、これからどうなるか分からないですけど、いまのところだいぶ気持ちは潤っていて、現場に来ると非常に興奮して、福山さんだったり香川さんだったり、もちろん他のキャストさんだったり、非常にこの対峙して芝居する、その生々しい感情を味わえる、あっち側の世界にいけるというのはすごく楽しんでやらせてもらっています。
武市半平太さんというのは実在した人物で、本当に武市先生に失礼のないように、1年間やっていこうと思っています。よろしくお願いします。(会場拍手)
僕はもう撮影スタイルというのは、もちろん前の「ハゲタカ」で大友さんにお世話になっていて、だいたい、こういうことでやるんだろうなっていうのは、想定はしていたんですけど。前のときは全6話で、今回は40何話かあるので、その分量の多さと、1年間集中し続ける難しさ、テンションを持ち続けられるかが不安だったんですけど、まだ入ったばっかりで、これからどうなるか分からないですけど、いまのところだいぶ気持ちは潤っていて、現場に来ると非常に興奮して、福山さんだったり香川さんだったり、もちろん他のキャストさんだったり、非常にこの対峙して芝居する、その生々しい感情を味わえる、あっち側の世界にいけるというのはすごく楽しんでやらせてもらっています。
武市半平太さんというのは実在した人物で、本当に武市先生に失礼のないように、1年間やっていこうと思っています。よろしくお願いします。(会場拍手)
司会
続いて広末涼子さん、お願いします。
広末
本日はたくさんの方に来ていただいてありがとうございます。
なんだか、香川さんの熱いお話の後に、1票を投じないといけない気分になったんですけど。立候補されたのかと思っちゃった。(会場笑)
なんだか、香川さんの熱いお話の後に、1票を投じないといけない気分になったんですけど。立候補されたのかと思っちゃった。(会場笑)
香川
したことにしとこう(笑)。何かに立候補した。(会場笑)
広末
でも本当に、みなさんのお話の中でもあったんですけれども、こんな大河ドラマを作るNHKさんの勇気と、パワーと、そして1話を見て、その完成度の高さに驚かされました。撮影方法もしかりなんですけど、やっぱり仕上がりを見てみると、光であったり音であったり、そのスピード感にすごく驚かされて、きっと、いろんな世代の方が新しい時代劇に魅了されるんじゃないかなという予感がしています。
やっぱり、坂本龍馬、幕末の男たちの話なので、今はまだ1話は幼少期、青年期で、これからこのお三方たちが活躍してどんどん力強く時代を切り開いていくという、本当にこの物語を見ていくのが楽しみで仕方なくなりました。
私は幸い、役のおかげかあんまりコーンスターチをかぶっていないので(会場笑)、この撮影方法にも友好的にコメントできるんですけれども(笑)、本当に近くで見ていても、コーンスターチなり、水に飛び込んだり、血をあびたり、本当に皆さんの体当たりのお芝居に無条件に心を動かされる作品だなと思ったので、すごくこれからも、演じることはもちろんなんですけれども、視聴者としても楽しみに見ていきたいなと思っています。(会場拍手)
やっぱり、坂本龍馬、幕末の男たちの話なので、今はまだ1話は幼少期、青年期で、これからこのお三方たちが活躍してどんどん力強く時代を切り開いていくという、本当にこの物語を見ていくのが楽しみで仕方なくなりました。
私は幸い、役のおかげかあんまりコーンスターチをかぶっていないので(会場笑)、この撮影方法にも友好的にコメントできるんですけれども(笑)、本当に近くで見ていても、コーンスターチなり、水に飛び込んだり、血をあびたり、本当に皆さんの体当たりのお芝居に無条件に心を動かされる作品だなと思ったので、すごくこれからも、演じることはもちろんなんですけれども、視聴者としても楽しみに見ていきたいなと思っています。(会場拍手)
司会
続いて、寺島しのぶさんお願いします。
寺島
私はまだ出来上がったものを見ていなくて、1月3日にお茶の間で見るのをすごく楽しみにしています。
とにかく、本が待ち遠しい台本っていうのって、結構久しぶりだったりして。私も大河ドラマにいろいろ出させていただきましたけれども、こんなこと言っていいのかあれですけど(笑)、すごくこう、毎回が楽しみに、次がすごく楽しみになってくる台本って初めてなんです。1話とは言わず、本当に、どんどんどんどん面白く、見ている人を飽きさせないものになるのではないかと実感しています。
1話でいうと、私は龍馬と乙女姉ちゃんの幼少期から江戸に行ってきなさいというまでの時間はとても有意義で楽しくて、2日間くらいだったと思うんですよね。福山さんとみっちりと、本当に2日間まるまるみっちりと、撮影させていただいて。これだけ福山さんをなぐっていいのかなっていう(笑)。どれだけ福山ファンに言われるか、ちょっとビビっちゃってるくらい、なんかどんどん、つねったり叩いたり蹴ったり、すごいことになっていて、年明け、放送の後が怖いなあと思ってるんですけど(笑)。本当に愛おしい弟でしょうがないっていうか、年下なんですけど、衣装を着て、竹刀を持って仁王立ちになると、本当に龍馬が愛おしくて、みんなが江戸に行ってきますというときに、本当の涙が出てくるくらい、もうかわいくてしょうがなくなってしまうというのは、福山さんの龍馬の魅力なんだと思います。
ただ私たちはどんどん先を撮影しているので、まだまだ言いたいことはあるんですけどね。でも本当に期待できる作品になっていると思いますので、ぜひよろしくお願いします。(会場拍手)
とにかく、本が待ち遠しい台本っていうのって、結構久しぶりだったりして。私も大河ドラマにいろいろ出させていただきましたけれども、こんなこと言っていいのかあれですけど(笑)、すごくこう、毎回が楽しみに、次がすごく楽しみになってくる台本って初めてなんです。1話とは言わず、本当に、どんどんどんどん面白く、見ている人を飽きさせないものになるのではないかと実感しています。
1話でいうと、私は龍馬と乙女姉ちゃんの幼少期から江戸に行ってきなさいというまでの時間はとても有意義で楽しくて、2日間くらいだったと思うんですよね。福山さんとみっちりと、本当に2日間まるまるみっちりと、撮影させていただいて。これだけ福山さんをなぐっていいのかなっていう(笑)。どれだけ福山ファンに言われるか、ちょっとビビっちゃってるくらい、なんかどんどん、つねったり叩いたり蹴ったり、すごいことになっていて、年明け、放送の後が怖いなあと思ってるんですけど(笑)。本当に愛おしい弟でしょうがないっていうか、年下なんですけど、衣装を着て、竹刀を持って仁王立ちになると、本当に龍馬が愛おしくて、みんなが江戸に行ってきますというときに、本当の涙が出てくるくらい、もうかわいくてしょうがなくなってしまうというのは、福山さんの龍馬の魅力なんだと思います。
ただ私たちはどんどん先を撮影しているので、まだまだ言いたいことはあるんですけどね。でも本当に期待できる作品になっていると思いますので、ぜひよろしくお願いします。(会場拍手)
司会
皆さんからのごあいさつはここまでで、ご取材の皆さんの質問をここからはお受けしたいと思います。手を挙げていただけますでしょうか。
記者
福山さんに2点質問です。1話の中では“目くそ”のエピソードが印象に残っているのですが、お話全体の中でどういう解釈をされているのか、というのがひとつ。あと、次回予告の中で、楽器を持っているようなシーンがありましたが、歌声を披露されたりするのでしょうか。
福山
2話目のことまでとは何とも欲張りな質問ですけれども(笑)。まあ福田さん一流のジョークともとれるんですが、誰もが当たり前だと思っていることの中に、実はそうじゃない、真逆の真実というものが存在しているんじゃないかということを、非常にコミカルかつ軽快なタッチで、なおかつ、上士と下士とはこういうものであるということ。一般的にはかくあるべきだと言われていても本当はもっとこうなんじゃないの、ということを言いたかった、あれは比喩的な表現じゃないかと思っています。だから決してただのジョークではないと僕はとらえています。
そして2話の話なんですけど、2話は三味線をですね、やっております。歌ってます。その三味線の先生が作られたオリジナルの楽曲です。「はつ恋」ではございません。はい。(会場笑)
そして2話の話なんですけど、2話は三味線をですね、やっております。歌ってます。その三味線の先生が作られたオリジナルの楽曲です。「はつ恋」ではございません。はい。(会場笑)
司会
ほかにございますでしょうか。
記者
最近、海外に出たいという若者が減っているという声を聞くんですが、龍馬的な視点から、若い視聴者にメッセージをお願いします。また、演技の最中、福山さんの素が出てしまったという瞬間はありますでしょうか。
福山
そうですか。最近の若者は外に出たがらないという傾向なんですか。僕は長崎出身なんですけど、中学生とか高校生のころに、漠然となんですけど、お金のこととか日程とかいろんなことを考えずに、世界中を旅したいな、というのが夢だった。で、なんでそんなことを思っていたのかと振り返ると、長崎という街は山に囲まれていて入り江があって港があって、港町であると。で、囲まれているので向こうに行ってみたいという気持ちがあったんじゃないかと。それと港に外国船がかなり出入りしているんですよね。それでその外国船のさまを見て、なんかこう見果てぬ外国、どこの外国か分からないですけど、やってきたんだなあと。そしてまたどこかに大海原を越えていくんだなあ、というのを見ていたので、多分そういうことを思っていたんじゃないかと思います。
それが何か今回、台本を読んでいたり、いろんな話を聞いていくと、坂本龍馬も海を見ながら漠然とここではないどこか、というところに思いを馳せていた。ここではないどこかには何か、自分の知らないワクワクすることや、自分がこうだと思える真実のようなものがあるのではないかということを、思っていたのかなということを思って、それは、現実逃避としての違うところにある何かを探すのではなくて、自分の知らないことがもっとたくさんあるはずだという、自分の可能性に懸けるという期待があったんじゃないかなと。
ですからもし若者たちが、あんまり若者たちに言うことってないんですけど(笑)、今は家にいてもインターネットとかでいろいろな世界とつながれたりするので、単純に「書を捨てよ、街に出よう」とはなかなか言えない時代ではありますが、でもまあ、実際に外へ出て風にあたり、太陽の光を浴び、感じて分かることというのは必ずあるんじゃないかと思います。
それが何か今回、台本を読んでいたり、いろんな話を聞いていくと、坂本龍馬も海を見ながら漠然とここではないどこか、というところに思いを馳せていた。ここではないどこかには何か、自分の知らないワクワクすることや、自分がこうだと思える真実のようなものがあるのではないかということを、思っていたのかなということを思って、それは、現実逃避としての違うところにある何かを探すのではなくて、自分の知らないことがもっとたくさんあるはずだという、自分の可能性に懸けるという期待があったんじゃないかなと。
ですからもし若者たちが、あんまり若者たちに言うことってないんですけど(笑)、今は家にいてもインターネットとかでいろいろな世界とつながれたりするので、単純に「書を捨てよ、街に出よう」とはなかなか言えない時代ではありますが、でもまあ、実際に外へ出て風にあたり、太陽の光を浴び、感じて分かることというのは必ずあるんじゃないかと思います。
司会
素が出るシーンというのは。
福山
それはもう、寺島さんに殴られているシーン。(会場笑)
もうあの、寺島さん、かなりハードパンチャーでございまして(会場笑)、なんかほっぺたが痛いなあと思って、前の日何があったんだろうと思ったら、寺島さんにつねられた痛みだったんです。
あとはまあ第1話で起こされるシーンがあるんですけど、お尻をバーンと蹴られるんですけど、あれお尻じゃなくてですね、もうちょっとこの…キケンな部分にヒットしたんですよね。(会場笑) なのでよく見ると、 お尻を叩かれているはずなのに、手が自然と前の方にいっているというシーンもあったりとか。書いといてください。このこと。(会場笑)
もうあの、寺島さん、かなりハードパンチャーでございまして(会場笑)、なんかほっぺたが痛いなあと思って、前の日何があったんだろうと思ったら、寺島さんにつねられた痛みだったんです。
あとはまあ第1話で起こされるシーンがあるんですけど、お尻をバーンと蹴られるんですけど、あれお尻じゃなくてですね、もうちょっとこの…キケンな部分にヒットしたんですよね。(会場笑) なのでよく見ると、 お尻を叩かれているはずなのに、手が自然と前の方にいっているというシーンもあったりとか。書いといてください。このこと。(会場笑)
司会
ありがとうございます。ちなみに寺島さん、そのときの感触というのは。
寺島
いやもう、間違いないっていう感触でした。(会場笑)
司会
ありがとうございます(笑)。
記者
福山さんに。紅白出場について、出場を決めた理由や意気込みなどを教えていただけますでしょうか。
福山
16年ぶりということなんですけど、自分でも驚きで、もうそんな時間がたったのかと思いまして。
去年は大河ドラマで、今年は紅白だったんですけど、出演が決まって「おめでとうございます」って言われるのは、この2つなんだな、と改めて思いました。僕もこの仕事をして20年くらい経ちますけど、おめでとうございます、って言われたのはやはり大河の出演と、紅白歌合戦なので、改めてその重みといいますか、期待といいますか。それに全力で、いつも以上に、自分でも知らないような力で頑張りたいと思っております。
去年は大河ドラマで、今年は紅白だったんですけど、出演が決まって「おめでとうございます」って言われるのは、この2つなんだな、と改めて思いました。僕もこの仕事をして20年くらい経ちますけど、おめでとうございます、って言われたのはやはり大河の出演と、紅白歌合戦なので、改めてその重みといいますか、期待といいますか。それに全力で、いつも以上に、自分でも知らないような力で頑張りたいと思っております。
記者
香川さんに。岩崎弥太郎の魅力と、龍馬をどう思うかお聞かせください。
香川
今回ナレーションを担当させていただくということが一番大きいと思うんですけど、それが土佐弁であることも含めて、実はこのドラマ、50回にも及ぶ語りなんですよね。実は1880年の段階から、1860年代の話をしているわけで。もう龍馬も、もっと言えば、武市半平太も殺されているということを知っている人が語っているナレーションなわけです。
それ最初、これ僕のロケで福山さんが橋の上にたたずんでいるロケだったんですけど、本当にそこに龍馬が立っているような気がしたんですけど、それを見ている僕は、1880年、つまりもう龍馬が暗殺された後の弥太郎として見たんです。そうするとすごく悲しくて、この人はもう何年か後に死ぬんだ、俺はそのことを知った上でこのことを話しているんだ、新聞記者に、と思ったんです。すると違った意味がナレーションに入ってきて、二層構造というか、既に亡くなった人たちの話も含めて全部ナレーションなんだなと。そしてこの書き方が福田先生の書き方としてすごく面白いなと。ここが番組の不思議な魅力となっていけばいい。で、回想のシーンというのはまた、必ずブロックごとの頭に出てくるようなので、また違うシーンで新聞記者に語るシーンがありますが、そのことが一つ。
二つ目はやはり、僕は冒頭のシーンで龍馬のことを「あんなに嫌いな男はいない」と言いながらも、すごく彼が亡くなってしまったことが悲しくて、とても悲しくて、嫌いじゃなくて好きだった、という思いでやりました。あのシーンは。あれは「好きだ」ということを「きらいだ」という四文字を使って表現したつもりです。
それはなぜかというと、下士というものは、この三人は本当に地べたを這いつくばるような暮らしを強いられる前半生を送るんですが、せめて、こんな外見に生まれ、こんな才能に生まれたこの人が、下士を超える存在にならなかったら、俺たちは船ごと沈むんだと。嫌いだと言いながら、龍馬に勝ちたいと思っていたはずなんですけど、この男は。でもどこかで、龍馬、お前だけは水面に顔を出してくれと。俺らはみんな沈んでもしょうがない、こんな生まれだから。でもお前だけは、こんな才能のあるお前も水面の下に沈んだら、俺ら全部が否定されたことになるじゃないかと。お前だけは上がってくれという気持ちで弥太郎はいたと思うんです。
そうすると、龍馬に会ったときも本当に嫌いだったら、ふん、となると思うんですけど、いつも龍馬に食いついていくんですよ。お前なんじゃ、わしはこうじゃ、みたいに。やっぱり好きだった。なんか好きなんですよ。集団としてのトップに、彼だけは上に行ってくれという複雑な気持ちがあったと思うんです。それがそのトップシーンの複雑な気持ちになっているんだと思います。
それ最初、これ僕のロケで福山さんが橋の上にたたずんでいるロケだったんですけど、本当にそこに龍馬が立っているような気がしたんですけど、それを見ている僕は、1880年、つまりもう龍馬が暗殺された後の弥太郎として見たんです。そうするとすごく悲しくて、この人はもう何年か後に死ぬんだ、俺はそのことを知った上でこのことを話しているんだ、新聞記者に、と思ったんです。すると違った意味がナレーションに入ってきて、二層構造というか、既に亡くなった人たちの話も含めて全部ナレーションなんだなと。そしてこの書き方が福田先生の書き方としてすごく面白いなと。ここが番組の不思議な魅力となっていけばいい。で、回想のシーンというのはまた、必ずブロックごとの頭に出てくるようなので、また違うシーンで新聞記者に語るシーンがありますが、そのことが一つ。
二つ目はやはり、僕は冒頭のシーンで龍馬のことを「あんなに嫌いな男はいない」と言いながらも、すごく彼が亡くなってしまったことが悲しくて、とても悲しくて、嫌いじゃなくて好きだった、という思いでやりました。あのシーンは。あれは「好きだ」ということを「きらいだ」という四文字を使って表現したつもりです。
それはなぜかというと、下士というものは、この三人は本当に地べたを這いつくばるような暮らしを強いられる前半生を送るんですが、せめて、こんな外見に生まれ、こんな才能に生まれたこの人が、下士を超える存在にならなかったら、俺たちは船ごと沈むんだと。嫌いだと言いながら、龍馬に勝ちたいと思っていたはずなんですけど、この男は。でもどこかで、龍馬、お前だけは水面に顔を出してくれと。俺らはみんな沈んでもしょうがない、こんな生まれだから。でもお前だけは、こんな才能のあるお前も水面の下に沈んだら、俺ら全部が否定されたことになるじゃないかと。お前だけは上がってくれという気持ちで弥太郎はいたと思うんです。
そうすると、龍馬に会ったときも本当に嫌いだったら、ふん、となると思うんですけど、いつも龍馬に食いついていくんですよ。お前なんじゃ、わしはこうじゃ、みたいに。やっぱり好きだった。なんか好きなんですよ。集団としてのトップに、彼だけは上に行ってくれという複雑な気持ちがあったと思うんです。それがそのトップシーンの複雑な気持ちになっているんだと思います。
司会
ありがとうございます。それではこれで会見を終了とさせていただきます。
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