衝撃的な実際の殺人事件を映画化 「美しすぎる母」のトム・ケイリン監督が来日!

5月下旬より公開される映画「美しすぎる母」のトム・ケイリン監督と女性プロデューサーのケイティ・ルーメル氏が来日し、18日、都内で記者会見が行われた。
同作は、実際に起こった息子による母親殺害事件を映画化。その衝撃的なストーリーが、昨年のカンヌ国際映画祭で話題となった。大富豪と結婚したバーバラ(ジュリアン・ムーア)は、待望の息子・トニー(エディ・レッドメイン)を授かり幸せの絶頂にいた。しかし、幸せは長くは続かず、夫に裏切られたバーバラは、トニーに対し偏った愛情を注ぐようになる。
ケイリン監督は、衝撃的な実話の中でも、とりわけ今回の題材を選んだ理由について、「本作で扱った話は、最も根本的な人間関係、つまり家族関係を元に起きた事件。登場人物は極端なところまでいってしまいますが、それを思いやりを持って描いたつもりです。そうすることによって、わたしたちが持っている人間の本質を垣間見たり、探究したりすることができるのではないかと思う」とコメント。その話しぶりから、作品に対する自信のほどがうかがえた。
一方、ルーメル氏は“女性から見てバーバラの生き方をどう思うか?”の質問に、「女性の観点からというと難しいけれど、バーバラはとてもナルシスティック(自己陶酔型の)な女性。ジュリアンや私がこの作品に引かれた理由は、実際にあった事件においても、バーバラのような女性は非常に珍しいから。彼女はとても強烈で、自分が思う方へまっしぐらに進んでいきます」と語った。
また、もうひとつの作品の注目点は「めぐりあう時間たち」('02年)などに出演した大女優・ジュリアンと期待の若手俳優・エディの親子関係の熱演。2人の関係性について、ケイリン監督は「ジュリアンは本能で演技をする。撮影のときも、本番前までは最近読んだ本の話などをしているが、“アクション!”と言うと、さっとバーバラが現れる。一方、エディはリハーサルや分析を求める。こういった違うアプローチを取る2人の間で、なにか化学反応のようなものを起こすことができた」と熱弁。“監督冥利に尽きる”作品に仕上がったようだ。
映画「美しすぎる母」
5月下旬より、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー









