「ラストゲーム」試写会で“最後の早慶戦”に森喜朗元首相も涙

映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」の試写会とシンポジウムが19日、東京・早稲田大学で行われ、渡辺大、柄本佑、原田佳奈、宮川一朗太ら出演者のほか、ゲストとして同大学OBの森喜朗元首相が出席した。
本作は、太平洋戦争下、大学野球に青春をかけた若者たちと周囲の人々の熱い思いを描いた実話が原作。野球が敵国のスポーツであるとして6大学リーグが廃止された'43年、学生の徴兵猶予も停止された中で開催された“最後”の早慶戦を描く。
試写を鑑賞した森氏は「映画でこんなに感動したことはない。涙でハンカチがグチャグチャですよ。この作品を通じ、先輩たちが得たもの、犠牲になさったもの、また戦争のむなしさを感じずにはいられなかった。栄光と悔恨の20世紀を経て、21世紀に何をなすべきか考えてほしい」と学生たちに向けてコメント。当時、慶応大学野球部員としてグラウンドに立った松尾俊治さんも「学徒出陣も控えていたあのとき、戦地に行ったら生きて帰ってこられないと誰もが覚悟を決めていました。ですから本当に“最後”の試合になると思っていたんです。あの日の球場の一体感は、60年以上たった今でも私の目の中に焼きついている」と感慨深げに語った。
また、早大在学時から俳優として活動を続け、本作で早大野球部部長・外岡太一郎を演じた宮川は、「僕は6年間通ったけど卒業できなかった分、早稲田に対する愛着も強いんです。野球はもちろん、ラグビーや駅伝も応援していますが、そんな僕でもこの試合のことは知りませんでした。この作品は、誰ひとり銃弾を撃つことのない素晴らしい戦争映画。早慶OBだけでなく多くの方に観ていただきたいです」と話した。
映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」
8月、シネカノン有楽町一丁目、渋谷アミューズCQNほかにてロードショー









