小泉今日子も感激! 黒沢清監督映画「トウキョウソナタ」がカンヌ国際映画祭で反応上々

「回路」('01年)などを手掛け、海外での評価も高い黒沢清監督の最新作「トウキョウソナタ」が、カンヌ国際映画祭“ある視点”部門で正式上映された。
カンヌには珍しく冷たい雨が降り注ぐ中、黒沢監督のほか、香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海ら出演者がレッドカーペットを歩いて登壇。本来、“ある視点”部門ではブルーカーペットの上を歩くことになっているが、カンヌで最も人気のある監督のひとりである黒沢監督に敬意を払い、急きょレッドカーペットに変更された。
大勢のファンとマスコミが待ち受ける中、グレーのシックなドレスで登場した小泉は、「私は日本では晴れ女ですが、カンヌでは雨女のようです」とコメントし、会場の笑いを誘った。
一方、同じく“ある視点”部門に出品されたオムニバス映画「TOKYO!」にも出演している香川は、今回が2度目の登壇。「作品の良さをどう伝えようかと3時間考えました」とフランス語でスピーチした。
東京に暮らす平凡な家族がたどる崩壊から再生までの道のりを描いた「トウキョウソナタ」は、黒沢監督にとって「ニンゲン合格」('99年)以来、10年ぶりに家族をモチーフにした作品。「この家族の物語を観て、希望のかけらだけでも感じてもらえればと思いました」と映画に込めた思いを語った。
上映中は随所で笑いが起きるなど、観客の反応は上々。エンドロールが流れると大きな拍手が沸き起こり、黒沢監督らはスタンディングオベーションに応えた。
小泉は今回がカンヌ初参加。「自分とはあまり関係ないところだと思っていました。けど、人々の映画に対する熱気が伝わってきました」と世界最大の映画祭に感激した様子だった。
映画「トウキョウソナタ」
今秋、恵比寿ガーデンシネマほか、全国ロードショー
(C)Kazuko Wakayama









