映画「男はつらいよ」誕生40周年プロジェクト発表会で山田洋次監督&倍賞千恵子が“寅さん”を懐かしむ

シリーズ全48作の観客動員数が8000万人以上、'69年8月27日に第1作が公開されて以来、日本中の人々に愛されてきた映画「男はつらいよ」シリーズが、ことしで誕生40周年を迎える。それを記念して、作品を製作・配給してきた松竹が“男はつらいよ”誕生40周年の記念プロジェクトを立ち上げることを発表。27日、記者会見が行われ、山田洋次監督と、主人公の妹・さくらを演じた倍賞千恵子が出席した。
「男はつらいよ」は、故渥美清演じる主人公“寅さん”こと車寅次郎が、約20年ぶりに故郷の葛飾柴又に戻ってきたところから始まる。以後、寅さんの故郷・柴又と、寅さんが訪れる日本各地を舞台に、旅先で出会った“マドンナ”との恋愛模様を織り交ぜながら、寅さんが騒動を巻き起こす。シリーズは、主演の渥美が'96年8月4日に死去したため、第48作の「男はつらいよ 寅次郎紅の花」で終了したが、現在でも根強い人気を誇っている。
山田監督は「なんといっても渥美さんという俳優は比較のしようのない素晴らしい人。表現力が豊かで記憶力が抜群、非常に頭のいい人でした。(続いたのは)彼がいたからじゃないのかな」と作品の魅力を分析。倍賞も「玉手箱のような、見たときごとに魅力が発見できる作品」と絶賛した。
プロジェクトの一環として、全48作品と特別篇がHDリマスター版としてDVDで順次発売される。山田監督は「現代は不透明なところのある不安の時代。特に若者は自信を持つことが難しい。寅さんの言葉を聞いて、寅さんの表情を眺めながら、慰められ、かつ人生って捨てたもんじゃないなと思って、少し元気になるのに、この映画が役立てばいいですね」と期待を寄せた。
この「40周年プロジェクト」はDVD化のほか、「男はつらいよ」松竹公式ホームページの開設、映画ゆかりのロケ地を訪ねた書籍や「風天」の俳号で俳句を作っていた渥美の作品集の出版、インターネットによる映画の配信、長野県小諸市や柴又での十三回忌、ゆかりの地での映画上映など、さまざまな企画が予定されている。
DVD「男はつらいよ」第1~48作、特別篇
8月27日(水)より順次発売 各3990円(税込)
DVD「男はつらいよ」プレミアム全巻ボックス
10月29日(水)発売 157500円(税込)
DVD「男はつらいよ」復刻“寅んく”
10月29日(水)、12月20日(土)発売 199500円(税込)※完全予約限定生産
DVD「テレビドラマ版“男はつらいよ”」
8月27日(水)発売 3990円
DVD「テレビドラマ“山田洋次×渥美清”TBS日曜劇場傑作選」
8月27日(水)発売 13440円(税込)ボックス4枚組
いずれも松竹より発売









