「俳優人生の頂点です」と香川照之興奮! 映画「トウキョウソナタ」初日舞台あいさつ

映画「トウキョウソナタ」が27日に公開初日を迎え、黒沢清監督と、出演者の香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、津田寛治が都内で舞台あいさつを行った。
本作は、リストラされたことを妻・恵(小泉)に話せない夫・竜平(香川)、両親に黙って米軍に入隊する長男・貴(小柳)など、崩壊寸前の家族がある事件をきっかけに再生していく物語。ホラー作品を多く手掛ける黒沢監督がストレートに家族を描いた作品だ。
'08年カンヌ映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受け、初日から劇場は満員の大盛況。拍手で迎えられた黒沢監督は「ごく普通の日本の家庭のドラマなんですが、海外でも日本と同じ受け止められ方です」と反響を紹介。「映画の力、俳優の力、映像の力が一つになって、ローカルな物語が世界共通に理解されたのだと思います」と作品の出来に自信をのぞかせた。
「蛇の道」('98年)以来、10年ぶりの黒沢作品出演となる香川は「新作を見るたびに参加したかったと思っていました」と長年の念願だったことを告白。「自分が主役でいいのかという気持ちです。黒沢作品で主役ができることがどれほど幸せなことか。今が俳優人生の頂点です」と興奮気味。
香川の妻役の小泉も「最高の監督、スタッフ、キャストでいい仕事ができたという実感があります」と充実した撮影現場を振り返った。
香川の旧友役の津田は「きょうは家族だけで舞台あいさつするのが美しいとは分かっているのですが、ずっとファンだった黒沢作品に出演できたことがうれしくて無理やり来てしまいました」と香川同様に思いがかなったうれしさを語った。
また、劇中で小泉がドーナツを作るシーンにちなみ、会場に用意されたドーナツに香川と小泉が仲良くナイフを入れるパフォーマンスでイベントを盛り上げた。
映画「トウキョウソナタ」
恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町ほか全国ロードショー
配給:ピックス









