チャットモンチーが自信作の3rdアルバムをリリース! 「自分たちで作るものが格好いいか否かっていうことしか考えてない」

CS放送、スペースシャワーTVの2月の月間アーティストとして3人組の女性ロックバンド・チャットモンチーが「V.I.P.」に登場する。それを記念して、3人に単独インタビューを行い、3月4日(水)に発売される3枚目のアルバム『告白』について話を聞いた。
――まずはアルバムを作り終えた今の気持ちから聞かせてください。
福岡晃子(B&cho)「バンド感がすごくあって、作ってる最中から手応えを感じていました。全力で走り抜けて、ベストタイムを出したっていうくらいの手応えがあります。デビューしてからの3年間で、知らない間に体力がついてたんやなって感じましたね(笑)」
橋本絵莉子(G&Vo)「作り終えてから何回も聴き直して、『めっちゃええアルバムやなぁ』って思いました。きっと、やりたいことができたっていう喜びがあったり、格好いいものができたっていう喜び、これをみんなに聴いてもらえるっていう喜びとか、いろんな気持ちがあふれてきてます」
高橋久美子(D&cho)「ホントに予想をはるかに上回る良いものができました。1枚目も2枚目もすごく充実感はあったんですけど、今回は『こういうものにしたい』っていうゴール地点を見据えて作っていったんですよ。今の自分たちがよく出てるアルバムになったなぁって思います」
――そのゴール地点というのは?
高橋「2ndアルバム『生命力』のツアーを回ってる時に、次のアルバムのコンセプトをどういうものにしようかって3人で話し合っていたんです。その時、お客さんのチャットに対するイメージと、自分たちの思い描くイメージというのがちょっと食い違ってきてるんやないかなっていう疑問点が生まれてきて、そこをもっと一致させたいという思いがあって、それが今回のゴール地点となっていました」
――食い違っていると感じてるというのは、ライブをやっていたからこそ見えてきたものなんですね。
高橋「そうですね。前作の『生命力』っていうのは、よりお客さんの目線に近づこうと思って作ったアルバムだったので、割と乗れる曲だったり、口ずさめる曲が多かったんですけど、リリースしてツアーを回ってみて、『いや、なんか違うな』っていうのをツアーの中盤辺りから感じ始めたんです。ツアー先のホテルで話し合ったりしましたよ。その結果、もうちょっと等身大のアルバムを作ろうということになったんです」
――リスナーに歩み寄るというより、自分たちで引っ張っていこうと。
高橋「そうですね。3人が堂々としてないと、みんなも付いてこられないと思って。自分たちが『これじゃないかも』って思っているのに、付いてきてもらったとしても、それも根本的に違うと思うから、自分たちが『今やりたいことはこれです』っていうのをきちんと提示しないとダメだなって」
――さっき絵莉子さんが、やりたいことをやれたと言ってましたが、それはそういうことができる環境になったということなんですか?
橋本「そうですね。やりたいことをやる勇気もだんだんついてきましたし、実際、やりたいことをやるって自信がないとできないし、強くないとできないんですけど、それが今回はできたと思います」
――勇気というと、歌詞にも表れてるのかなと思いました。
福岡「意識的にそういう歌詞にしたんじゃないんですけど、わたしたちが発信者だということを自覚して、もっと等身大で、ホントにコトバも生で、音もこうしたいって、サウンド作りもそうしたので、自分たちの中で、コトバにしても音にしても、新しいものに挑戦してみようって」
――サウンドへのこだわりは?
高橋「やっぱりライブで再現できないとアカンっていうのは前々から思っていたので、今回も3人の音とコーラスだけで作ろうと思っていて、ギターの音で押し切るんじゃなくて、ドラムとベースのリズム隊のアレンジや、2人で織り成すリズムの絡みでかっさらっていこうかと。それが土台で味付けをより濃くしていくというのは意識していました」
――『告白』というタイトルは、いつごろ、どういう理由で付けたんですか?
橋本「タイトルが決まったのは全曲録り終えてからでした(笑)。今回の13曲は恋や愛情を歌った曲が多いので、そういうコンセプトのタイトルにしたら? っていう意見が出てきて、『告白』にしました。愛の告白という意味や3人がアルバムを聴いてくれる人たちに伝えたいんだっていう意味の告白が込められています」
――歌詞についてはどうですか?
福岡「わたしのは、最小限の言葉で想像をかき立てるような歌詞になっています」
高橋「わたしは、心の底から出てきた言葉を書こうと思って書きました。今までも自分発信の曲だったんですけど、ストーリー性が強かったり、空想の世界みたいな歌詞が多かったんです。でも、今回は心をグッと動かされたものを正直に書けるようになりました。やっぱりそうじゃないと届きにくいのではないかと思ったし、ほかの人の曲を聴いていても、奇をてらった表現をしてなくても、その人の本心から出た言葉なんだなと思えたらグッと心に響いてくることに気付いたんです」
――心の底の言葉をつかまえるのって難しいことだと思いますけど。
高橋「難しいし、そういう出来事に出会わないとダメでしょう? だから、なるべくいろんなものを見たり、いろんなところに出掛けたりするようになりました」
――いろんなところに出掛けて、いろいろと観察するように?
高橋「はい。料理ひとつしててもありますから。海外の写真を見るだけでもイメージが広がりますし。自分から歩いていったり、意識したりしてします」
――今回のアルバム作りで苦労したところは?
福岡「具体的に“このポイントが”っていうのは思い出せないんですけど、すごく苦労したのは覚えています(笑)。プレッシャーというか、自分たちで作るものが格好いいか否かっていうことしか考えてないから。2曲は自分たちでプロデュースしたんですけど、“OK”のジャッジが大変でしたね。結構目がマジになってましたよ。曲を録り終えても『もっといいアプローチがあるんじゃないか?』とか、いい意味で追い詰められたんですけど、それが良い方向に出て良かったです(笑)」
――目がマジになった時、ほかの2人はどうするんですか?
高橋「そうですねぇ。『大丈夫、大丈夫』って声を掛けてあげる時もあるんですけど、渦の中に入っていったら、そのままそっとしておくのが一番かな。3人とも、一度は渦の中に入ったりしましたね。ドツボにハマってるなっていうのが、客観的に見てたら分かるんですよ。そういう時は『ちょっと休憩する?』って声掛けたりして、支え合ってきました」
――煮詰まった時に、3人で何か気晴らしをしますか?
高橋「3人で飲みに行ったりとかします。レコーディング中に“えっちゃん家に集まってみんなでチーズフォンデュしよう!”って言ってて、レコーディング終わってすぐにやったんよね?」
橋本「あれ、期間中だったんじゃない?」
高橋「あ、そうや。まだ終わる前でした。ストレス発散のために(笑)」
――レコーディングのことはちょっと忘れて、楽しい雰囲気で?
高橋「そうですね。でも、やっぱりレコーディングの話っていうか」
福岡「音楽の話になっちゃうんですよ(笑)」
高橋「『次にやりたいこと何?』とか、『海外に行ってライブとかやりたいよね』とか。気分転換としては、3人で一緒にライブを見に行ったりもしますよ。ほかのバンドさんはどうなのか分かんないですけど、わたしたちは一緒に行動することが多いですね」
――アルバムが完成して、気持ちはライブに向かってると思いますが。
高橋「はい。とにかくアルバムの曲を早くライブでやりたいです」
橋本「CDで聴くのも良いと思うんですけど、ライブでもより“生きる”楽曲になってると思うんですよ。わたしたちもとても楽しみにしています」
福岡「すごく良いものを見たなって思えるようなライブにして、チャットモンチーを見せびらかしたいと思ってます(笑)」
――スペースシャワーTVの月間アーティストに選ばれた気持ちは?
橋本「スペシャは、以前レギュラー番組をやっていたこともあって、……ありがとうございます!って感じです」
高橋「早っ! もうまとめたの?(笑)」
橋本「今もこうやってチャットモンチーを応援してくださってありがとうございます!(笑)」
福岡「わたし、スペシャは中学生の時から見ていて、音楽の情報源はスペシャだったんです。以前レギュラーも持たせてもらった時もすごくうれしかったんですけど、今回選んでいただいたことは今でも信じられない! っていう気持ちです。特別感があってとてもうれしいです」
高橋「チャットがいっぱい見られるので、ずっとスペシャをつけっ放しにしておいてください(笑)」
チャットモンチー●橋本絵莉子(G&Vo)'83年10月17日生まれ。福岡晃子(B&cho)'83年4月16日生まれ。高橋久美子(D&cho)'82年4月10日生まれ。'00年に橋本を中心に結成。'05年11月デビュー。2月4日にシングル「Last Love Letter」、3月4日(水)にニューアルバム『告白』をリリースする。3月14日(土)は、スペースシャワーTV主催の「くるしゅ~ナイト☆フィーバー」に出演。4月から全国ホールツアーを行う。
「V.I.P.-チャットモンチー-」
2月21日(土) 夜9:00-10:00ほか スペースシャワーTVで放送
スペースシャワーTV 開局20周年記念イベント
「くるしゅ~ナイト☆フィーバー」
3月14日(土) 昼3:00開場 昼4:00開演 6500円(税込) 東京・日本武道館
出演=ウルフルズ、KREVA、チャットモンチー、秦基博ら
※各プレイガイドにてチケット先行受付中
イベントHP http://sstv.jp/20th









