押井守が新作映画完成に「だまされた気分」&泉谷しげるは「とんでもない映画」と絶賛

アニメ映画「宮本武蔵-双剣に馳せる夢-」が13日に公開初日を迎え、原案・脚本の押井守氏、監督の西久保瑞穂氏、主題歌「生まれ落ちた者へ」を担当した泉谷しげるが舞台あいさつを行った。
本作は「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」('95年)などを手掛けた押井が、江戸時代初期の剣豪・宮本武蔵を新解釈で表現する“アニメーション・ドキュメンタリー”。監督の西久保氏をはじめ、押井作品を支えてきた“押井組”と呼ばれるスタッフが集結し、後生の文学作品や伝承による虚構を排した真実の“宮本武蔵”像に迫る異色作だ。
キャラクターの声が講談を思わせる一人称であったり、剣劇アクションのバックに浪曲が流れたりと実験的な要素の多い本作に、泉谷は「とんでもない映画を作りやがって! こんなふうになると分かっていたら曲は作らなかった(笑)。面白いけど、アニメ界にケンカ売ってる」と分かりにくい賛辞を述べた。
西久保氏も「だまされたと思ったお客さまも多いかと思いますが、ドキュメンタリーというジャンルでアニメ映画をまた作りたいと思っています」と信念を貫く覚悟を披露すると、会場からは「頑張れー」という声援が。しかし泉谷は「理解のあるお客さまばかりじゃない(笑)。まぁ悶着(もんちゃく)を起こしながら映画を盛り上げていきましょう」と共闘を誓っていた。
一方、押井氏は「脚本を書いた後は何もしてない。僕もだまされた気分(笑)」と映画の感想を冗談交じりに話しながらも、「歴史ドキュメンタリー番組などが好きな方にはきっと気に入っていただけそうな作品になった。歴史ブームだそうなので女性にもぜひ見てほしい。実像に近い武蔵を語れた自負はあるので、ほかの武蔵作品と見比べてみて」と自信の程をうかがわせた。
本作はスイスで8月5日(水)から15日(土)まで行われる「ロカルノ国際映画祭」など国外の映画祭に正式出品されることが決定している。
アニメ映画「宮本武蔵-双剣に馳せる夢-」
東京・テアトル新宿、大阪・テアトル梅田、愛知・名古屋ゴールド劇場で公開中
泉谷しげるシングル
「生まれ落ちた者へ/BIG BOY!!」
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