あのノッポさん、おおいにしゃべる! しかも、辛口!?

平成の街並みの中で昭和のにおいを残すレトロなものを紹介するDVD「ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪 自販機編」「-喫茶店編」が7月15日に発売された。本作でナレーションと案内役を務めた、名作子ども番組「できるかな」でおなじみのノッポさんこと高見ノッポ氏(75歳)にインタビューを行った。
「-自販機編」は“わたあめ自販機”や“ラーメン自販機”など、今ではなかなかお目にかかれない変わった自動販売機の数々を自販機マニアの野村誠氏とともに紹介。「-喫茶店編」では、レトロ感たっぷりの古い喫茶店6店舗をこだわりの映像で見せている。
――昭和の時代を体験してこられたのっぽさんは、このDVDの企画を聞いてどう思いましたか?
自販機と喫茶店と聞いて、なるほどなと思いましたよ。わたしも小さいころからなじみがある喫茶店はもうつぶれてしまったり、改装してしまったりしていますからね。ただ、撮影をしてくるのが若い方だから、本当に古いものを撮ってきてくれるかなとは思いました。
――撮影された映像を見てどうでしたか?
喫茶店の方は、自分が行っていたようなところとは、正直、ちょっと違うなぁと…(笑)。でも、それはわたしが当時を知っているからですからね。そうじゃない若い方にはこれが“昭和の喫茶店”なのかぁと、自分の年を感じてしまいますね。確かに、今よくあるチェーンの喫茶店とは違いますよ。
――ナレーションではどんな気持ちを込めていますか?
正直な感想を監督とざっくばらんに話して、監督が“こういうものを応援してもらいたいんです”とおっしゃっていたので、その気持ちを酌んでナレーションしたつもりです。最近、ナレーションの仕事が好評なんですよ。ずっとしゃべらなかった人間がしゃべったからなのかな? 声の方でも商売になるかなぁと思っています(笑)。
――「-自販機編」では解説の野村氏の隣で辛口コメントを放っていますが…。
え~? ぼくは甘口ですよ。
――自分で棒を回す「わたあめ自販機」は自動じゃないよとか、あんまりおいしそうじゃないとか、おっしゃっているかと…。視聴者の“ツッコミ”を代弁しているようにも感じました。
まぁ、わたしは正直者ですから。だからテレビのグルメ番組なんかはできないの(笑)。『-自販機編』では詳しい話は野村さんに任せて、わたしは『へぇ~』とか『そぉ~』とか言ってるだけですからね(笑)。でもそこが面白いと思ってもらえたんなら良かったですよ。
――バラエティー的な演出はせず、食品の撮影で必要以上にライトを当てずフラットに撮影していたりと、映像にもこだわりがあり、DVDならではの作品ですね。
そう。この監督さんは偉いの(笑)。もし次作があるなら、わたしの思うところもお話して撮ってきてもらいたいなぁと思います。
――古いものへの愛情という点では、共感するところはありますか?
それはとても共感しますよ。新しい物の方が便利かもしれないけれど、思い入れのある古いものを“これでなくちゃ駄目”と大事にする、その気持ちがすてきだよね。古いものを大事にしましょうということは、“思い”を大事にしましょうということなんですよね。それはぜひ伝えたいことですね。
――最後にメッセージをお願いします。
わたしは自分の作品を自信たっぷりにアピールするタイプではないんですよ(笑)。このDVDをどう見るかは、若い皆さんに見つけていただきたいと思います。
DVD「ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪 自販機編」
DVD「ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪 喫茶店編」
発売中 各3675円(税込) ポニーキャニオン











