早くも地上波での放送決定! 中島愛が「毎週“こばと。”を見て癒やされてほしい」

NHK-BS2で放送中のテレビアニメ「こばと。」。本作で双子の三原千帆、千世役を演じる中島愛に、作品の魅力や、彼女が歌う新エンディング曲「わたしにできること」について話を聞いた。
本作は、人気クリエーター集団・CLAMPが雑誌「月刊ニュータイプ」(角川書店)で連載している癒やし系コミックスが原作のアニメ。願いを叶えるため、人々の傷ついた心を癒やして、ビンいっぱいにコンペイトウを集めようと奮闘する、ちょっと不思議な天然少女・小鳩が織り成す、優しさあふれるハートフルな物語だ。3月23日(火)で最終回を迎えるが、3月29日(月)からはNHK教育で放送されることが決定している。
――「こばと。」に出演されて、どのような印象を受けましたか?
「こばと。」は、ファンタジーと現実のちょうどはざまにあるような作品だと思います。キャラクター1人1人の生活があって、その中でそれぞれの感情が動いているリアルな部分は確かにあるんですけれど、現実以上の“優しさ”と“癒やし”があふれているというか、その2つでできているファンタジーのような世界を描いているんです。完全なるファンタジーの世界なのか、それとも現実の世界なのか…。不思議な世界に吸い込まれていくような作品です。
――作品同様、キャラクターも“優しさ”と“癒やし”であふれていますよね。
そうですね、特にヒロインの小鳩ちゃんは、常に誰かを愛する心を持って行動しています。悩んでいる人や迷っている人を「助けたい」という純粋な気持ちからの行動が、結果的に人を癒やす…。そんな、傷ついた人に光をすっと差し込んであげるような小鳩ちゃんの優しさが、作品の軸になっていると思います。回を追うごとに、キャラクターの幸せ度が広がっていくような感じが、アフレコをしていて伝わってきましたね。
――そういうキャラクターに触れて、何か影響を受けましたか?
小鳩ちゃんの優しさは、心の真ん中というか、自分の一番芯の部分に響いてくるんですよ。それと同時に、自分には余裕がないというか、自分のことしか見えなくなってしまう時ってたくさんあるんだなって気付かされました。人の事を考えているつもり、思っているつもりでも、本当は優しくなれていなかったなとか、もっとこうしたらよかったんだと思うきっかけにもなりました。
――作中で印象に残っているエピソードを教えて下さい。
個人的にすごい心に残っているのは、よもぎ保育園のシーンですね。季節の移り変わりと共に、保育園の子たちと一緒にいろいろなイベントや行事を過ごしたり、遊んだりしながら、ふっと気付かされることがあって。そういう日常のシーンなんですけど、さりげないけど大切なことを、子どもたちと小鳩ちゃんが気付いていくという温かいシーンがたくさん描かれていたので、保育園のシーンが気に入っています。
――千帆と千世という双子の役を演じられましたが、演じていてどういった印象を受けましたか?
大人たちのことをよく観察している子たちだなと思いました。たまに、台本でせりふがカタカナになっている単語があるんですよ。大人たちが使っている言葉を、意味は分からないけれど背伸びして使っているときに、そういうふうに書かれているんですね。周りのことをよく見て、自分たちにできることを増やそうとしたり、2人でチャレンジしようとする精神が旺盛で、とてもかわいいと思います。
――演じ分けなどは意識されましたか?
台本を読んでいくと、2人でしゃべるときは大体千帆が先に切り込んで、その後に千世が補足をするという連携みたいなものが見えてきて。千帆が積極的なお姉ちゃんで、千世はそれに付いていくというイメージで演じました。
――2役を演じていて苦労したことはありますか?
掛け合いの相手が自分だというのは大変でしたね。でも、会話をする相手がいる普段の掛け合いとは違って、自分の中で2人の掛け合いを作っていけるというのは新鮮でした。自分の中でいろいろな想像を膨らませて、こう言ったらこう返すだろう、じゃあ違うことを言ったらこうなるだろうというのを、台本を読みながら自分の中で組み立てられるのが楽しかったです。
――“癒やし”がテーマの作品ということで、最近中島さんが実際に癒やされた、癒やしたエピソードを教えて下さい。
地元の友達に「おかえり」って言われる時が一番癒やされます。上京すると地元の友達にはなかなか会えないんですけれど、いつも変わらない笑顔と変わらない気持ちで私のことを迎えてくれるんです。癒やしたエピソードは…お世話になった方へバレンタインにチョコをお渡ししたんですが、喜んでもらえた…かな?(「喜びました、癒やされました!」とマネジャー。)本当ですか?(笑)。手作りのチョコを、マネジャーさんにもお渡ししたんですが、喜んでいただけたようでよかったです。
――3月からの新ED曲「わたしにできること」はどんな曲ですか?
私のフルアルバムに収録される予定の曲で、前回のED曲「ジェリーフィッシュの告白」とはまた違ったベクトルの曲です。凛とした強さがあるけれど、もろさと弱さもあって、その表と裏が1つになって存在しているような曲。弱さだけでもなく、強さだけでもない、ちょうどその中間地点で誰かに向かって、素直に自分の気持ちをポツリポツリ語っていく感じです。バラードなんですけれど、すごく寂しいというわけでも、飛び抜けて明るいわけでもない、その中立なところが気に入っています。前回は、もう少し相手にそっと寄り添うというか、ピタっとくっつくよりも自分の羽で包み込むような距離感だったんですけれど、「わたしにできること」は、その位置から少し離れて、近くにいるんだけれどすごく遠いという感じなんです。目に見える距離と目に見えない距離の違いというところで、前回とは歌い方や気持ちが変わりましたね。
――6月にはアルバムを引っ提げてツアーが開催されますね。
私自身、フルアルバムは初めてで、こうして曲も増えて経験も増えた状態で、またツアーができることがすごい楽しみです。去年から変わった部分や成長した部分をお見せしたいですし、今回は自分のゆるぎない部分、ずっと前から持ち続けてこれからも変わらないんだという自分の芯みたいなものも、お見せしたいと思っています。ツアーは誕生日後の21歳になってから行うんですが、歌や衣装、演出、すべてにおいて新しくステップアップした私と、変わらない部分の私、その2つを生で楽しんでいただけたらいいなと思います!
――デビューからを振り返ってみていかがですか?
時間がたつのがすごく早かったなと思います。たくさんの出来事があって、密度もすごく濃かったです。その中で、とても出会いに恵まれてると思いますね。やっぱり縁のある事柄とは、いつか必ず巡り合えるんだと感じましたし、出会いによって自分が変わるという体験をしたので、これからもこの2年間に負けないくらいの出会いをたくさん繰り返していきたいです。
――今後の目標を教えて下さい。
今応援してくださってる方はもちろん、小さい子からいろいろな世代の方に、自分の声を聞いていただきたいです。そして、時がたっても思い出してもらえるようなキャラクターを演じる声優になりたいと思います。「こばと。」で初めて、ガヤで男の子役をやらせていただいたのですが、そういうふうに性別を超えたり、人間以外のものにもなれたりする声優ならではの役に、どんどん挑戦していきたいです。歌手としても、枠を決めずにジャンルを広げて、いろいろな曲をたくさんの方にお届けして、聴いてもらいたいなと思います。
――「こばと。」が3月29日(月)からNHK教育で放送されますね。
「こばと。」という作品は、何度見ても優しさの原点に返れる作品だと思うので、今まで応援してくださっていた方も、また地上波で1話1話をかみしめて見ていただいて、自分の中にある優しさや思いやりの引き出しを、もう一度開けてみてほしいなと思います。そして、まだ見たことがないという方!「こばと。」は本当に魅力的な作品で、小鳩ちゃんがいろいろなことを気付かせてくれます。優しさや日常の癒やしを感じられると思うので、ぜひ見ていただいて、毎週癒やされてほしいなと思います。
――最後にファンへメッセージをお願いします。
今までも全力で走ってきましたが、これからも一生懸命走って自分にできることをたくさん広げていきたいなと思っているので、ぜひ目を離さずに応援していただけたらと思います。
【プロフィル】
'89年6月5日生まれ。茨城県出身。A型。'08年に「マクロスF」のランカ・リー役でデビュー。ランカ・リー=中島愛として「星間飛行」などを、中島愛名義として「ジェリーフィッシュの告白」などをリリース。歌手、声優として活躍中。
1stアルバム「タイトル未定」
6月9日(水)発売 価格未定 FlyingDog
ライブツアー「中島愛 2nd Live Tour 2010 ~ I love you ~」
6月26日(土)大阪・BIG CAT、27日(日)名古屋・ボトムライン、29日(火)・30日(水)東京・Shibuya O-EASTで開催
オフィシャルHP先行予約受付中(http://eplus.jp/megumi-hp/)
公式HP
http://www.nakajimamegumi.com/
TVアニメ「こばと。」
毎週火曜夜8:00-8:25 BS2で放送中
3月29日(月)からNHK教育テレビで放送開始
DVD第3巻
3月26日(金)発売予定 限定版:6930円(税込)/通常版:5880円(税込)角川書店
(C)2009 CLAMP・角川書店/こばと。を守る会


















