佐藤佐吉という男

この企画のオファーをしたのは、下北沢だった。
9/22 夜 シネアートン下北沢で佐藤佐吉プロデュース企画の上映後だった。
その企画内容は、ここではあまり語らないが、満員立見の会場で、凄い熱気と共に、久々に佐吉テイストを満喫できた満足な夜だった・・・以下のHPをご参照下さい。
http://www.sonnamuchana.com/
さて、脚本家としての彼は、何でも出来る奴だ、と私は踏んでいる。一つのカラーになってしまった“奇抜”な発想から溢れ出すカルト臭、笑っていいのかどうかが堪らない際々ギャグ、そして人間本来の不思議さ・・・そんな佐吉テイストと言われるものから、万人を泣かせる感動作まで、要は何でも消化出来る奴。しかも肝心なのは、あくまでも自分のフィルターを通して迫ってくる奴であり、こちらの思い描いていた物を倍増させ「こう来たか!」と唸らせるクリエイターである、と踏んでいる。
今回の企画で、意外にも辻川監督の口から「彼と仕事したい!」と発せられた時、こりゃぴったりだと思った。奇抜な世界観や展開は勿論のこと、深い人間ドラマに踏み込めるのではないか、と。
矢継ぎ早にこの企画を話すと、「俺はあまりPVとか見ないけど、辻川さんって、コーネリアスの、なんか左右対称の人間の顔が出てる、気持ち悪いのを作った人だよねぇ」と返ってきた。
さらに、「今、星新一の評伝“1001話をつくった人”を読んでるんだよ」と。その評伝はこんな一文から始まる、“星は妻・香代子の前で冗談を言ったことがない。”
ニヤリッ・・・
(AAE M.T.)

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