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STORY『きまぐれロボット』─The Capricious Robot─

わがまま作家のエヌ氏を突然の不幸が襲った

いつも原稿執筆で頭がいっぱいのエヌ氏は、アイデアに行き詰まるいら立ちから母を召使のようにぞんざいに扱う毎日。それでも母は健気に息子に尽くしていた。ある日の朝、朝食の席に着いたエヌ氏は、笑ったまま止まっている母に気付く。“どうしたの?”とビックリするエヌ氏だが、母はすでに息絶えていた。

困り果てたエヌ氏はロボットを買うことにした

母の死後、エヌ氏の部屋や食生活は荒れ放題。ふと“ロボット出張サービス”のチラシに目を留めたエヌ氏は、早速ロボット研究所へ。博士と対面した彼は助手が連れてきたロボットのジローを購入して家へと連れて帰る。

意外と優秀に思われたジローが暴走し始める

融通は利かないが細かく指示すれば確実に命令したことをこなすジローは、エヌ氏にとって次第に母親以上に便利な存在になっていく。しかし数週間後、ジローに異変が起きる。故障したのか食事の用意を忘れたり、突然エヌ氏に襲いかかったりし始めたのだ。それは、ジローが“きまぐれ”モードに設定されていたためだが、逆の“すなお”モードでもジローは暴走してエヌ氏にけがを負わせる始末。エヌ氏は“俺を理解して微妙なところを把握できるロボットが欲しい”と修理にやってきた助手に不満をぶつける。

エヌ氏は助手に代役を頼む

ジローの代わりに、助手がエヌ氏宅で暮らすことになった。実は彼の大ファンだったという助手はエヌ氏好みの味噌汁を作るなど、彼にとって理想のパートナーに。エヌ氏はいつしか助手と恋に落ち、二人は結ばれる。

しかし、助手もきまぐれだった

助手は結婚と同時に家事をしたりしなかったり、気まぐれな一面を見せ始めるようになる。しかし、創作面では助手の協力が不可欠。結局、エヌ氏も家事をこなさなくてはならなくなる。きまぐれな女性と結婚したことで我慢することを学んだエヌ氏を、ある事件が襲う。