09年プロ野球分析!⑩ オリックス・バファローズ
オリックス・バファローズの2位への躍進を、昨年、予想していた人は少ないでしょう。低迷の中、5/21にコリンズが監督を辞任。その後、大石大二郎が監督代理に就任すると、生まれ変わったように快進撃を続けました。
〝ビッグ・ボーイズ〟といわれる、カブレラ、ローズらの強力打線がチームの売りですが(それに加え清原和博も所属していました)、昨年は投手陣の成績アップが目立ちました。
特徴的だったのは〝2年目の新人王〟を獲得した小松聖をはじめ、入団6年で1勝しかしていなかった近藤一樹や、中継ぎだった8年目の山本省吾らが軒並み10勝以上を上げ、ローテーションを確立してしまったこと。ただし、この先発投手陣、挙げた成績ほど、安定感があった印象がありません。チームの完投勝利数はリーグ最少で、福岡ソフトバンクの3分の1の〝7〟。積み重ねた勝利はセーブ王の加藤大輔らリリーフ陣の奮闘、そしてやっぱり、試合の流れをひっくり返すほどの迫力ある打撃陣があってのもの、といえるでしょう。
打撃陣は胸躍るメンバーです。カブレラ、ローズのスゴさは言うに及ばず。昨年ケガに泣いたラロッカは'04年に40本塁打'07年に27本塁打の実績、東北楽天から移籍したフェルナンデスも'06年まで毎年30本前後を放っていました。こんな選手のそろえ方をするチーム、ほかにありません。打線のバランスや、若手の育成を無視したメンバーだと批判もされますが、こうやって並んでれば相手投手はそりゃ怖いに決まってる、ってわけです。
中軸の4人の平均年齢は実に36.75歳。先発投手陣が昨年同様の成績を挙げるかは未知数。…2位という実績を背にシーズンに挑むオリックスですが、大石監督は堅実なチームづくりを目指すべき1年になるのかもしれません。でも、見る側とすればこの打線は面白い! 超個性的な球団のまま、優勝まで突っ切ってほしいものです。(K)
オリックス・バファローズ(08年パ・リーグ2位)
[09年予想布陣 ※成績は08年シーズン ★は新戦力]
●先発投手
小松 15勝3敗 防2.51
金子 10勝9敗 防3.98
平野 1勝1敗 防6.75(※2軍成績)
近藤 10勝7敗 防3.44
山本 10勝6敗 防3.38
●リリーフ投手
菊地原 0勝3敗 防2.98
ボーグルソン★3勝4敗 防3.99
川越 2勝3敗 防4.00
加藤 2勝5敗33S 防3.29
●打線
1右 大村★ .302 2本
2中 坂口 .278 2本
3一 カブレラ.315 36本
4左 ローズ .277 40本
5指 フェルナンデス★.301 18本
6三 ラロッカ.169 1本
7二 後藤 .285 14本
8捕 日高 .266 13本
9遊 大引 .258 3本
[注目ポイント]
ベテラン・ビッグ・ボーイズによるメジャー級打線
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