WBCまで待ちきれない!

24日、25日とワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の強化試合「日本代表×オーストラリア代表」戦が京セラドーム大阪で行われ、ファンの方もいよいよWBCモードに突入している人も多いかと思います。かくいう記者も、本誌週刊ザテレビジョンのWBC特集ページ(3/4水発売号)を制作し、頭の中は〝侍ジャパン〟のことでいっぱいです。

 

強化試合で対戦したオーストラリア代表は、WBC本番のメンバーとは違い、若手中心とのことでしたが、日本と第2ラウンドで対戦する可能性もあることを考えれば、調整試合としてはうってつけの相手でした。結果は、8-211-2と好調な打線のおかげもあって快勝。テレビの平均視聴率も初戦は20.8%(関東地区)を記録するなどファンの関心の高さも示しています。

 

 今回の日本代表は、前回大会で4番を務めた松中信彦(福岡ソフトバンク)を外し 、決して長打力があるとはいえない稲葉篤紀(北海道日本ハム)を4番に起用。原辰徳監督〝スモールベースボール〟に徹する姿勢がヒシヒシと伝わってきます。 オーストラリアとの強化試合でも、その稲葉が8打数5安打2打点と大活躍。稲葉自ら〝つなぎの4番〟と発言するように、派手さはないものの、確実性のあるバッティングを披露し、本番でも期待させてくれる結果を残してくれました。

 

一方の投手陣は、初戦の先発・ダルビッシュ有(北海道日本ハム)と、第2戦の先発・松坂大輔(レッドソックス)が共に失点するなど、やや不安定な部分が出ました。それでも残りのピッチャーはそろって実力を発揮し、日本の投手陣が質、量共に世界でもトップクラスだと証明。ダルビッシュと松坂も、修正能力の高いピッチャーなので、本番までにはきっちりと修正してくるはず。記者的にはそれほど心配 していません。

 

オーストラリア戦が終わり、日本代表の強化試合はいよいよ、28日(土)の埼玉西武戦、1日(日)の巨人戦の2試合を残すのみ。正直、ファンの心境としては開幕が待ち遠しく、早くシビれる戦いを見たいのですが、ひとまず今週末の試合を堪能しましょう。そして、注目の第1ラウンド。当面のライバル韓国については、本誌の方でも取り上げておりますので、開幕を待ちきれない方はぜひご一読いただければと思います。

2009ワールド・ベースボール・クラシック強化試合

「日本×埼玉西武」

 28日(土)夜7.00-8.54 テレビ朝日系

「日本×巨人」

1日(日)夜7.00-8.54 テレビ朝日系

 

2009ワールド・ベースボール・クラシック東京ラウンド

「日本×中国」

5日(木)夜6.25-9.54(延長あり) テレビ朝日系

最後に咲くか? ハマの真冬の花

 真冬の駅伝大会で忘れられない場面があります。赤レンガの倉庫を背にスタートした高校2年生の女の子が、大柄な外国選手たちと競り合って、バンビのような細い足を伸ばしての快走。びゅんびゅんすぎていく中継カメラの港の風景の、真ん中にある自信たっぷりの表情に、スゴイ選手がでてきたな…と圧倒されたものです。

 

 2006年横浜国際女子駅伝。各国強力な選手をそろえてきた1区で、ロシア、エチオピア、ケニアの選手と接戦を繰り広げ4人そろって区間新記録を達成した日本選手が、小林祐梨子でした。その後、彼女は1500mの日本記録を達成。5000mで、北京五輪にも出場し、日本のトップ選手となったのは周知のとおりです。

 

 赤レンガ倉庫から、八景島シーパラダイスまで。冬の港を背景に走る横浜国際女子駅伝は、そのきれいな風景とともに、次代を担う選手を見つけるのも楽しみな大会です。 これまでに出場した選手は、95年の高橋尚子千葉真子、00年の野口みずき、01年の渋井陽子…とそうそうたるメンバー。まだ無名な彼女たちが、海外のトップ選手たち(ヌデレバシモンモタも出ていた!)にもまれ、その実力の一端を開花させてきました。

 

 東京国際女子マラソンをリニューアルした〝横浜国際女子マラソン〟のスタートに伴い、この駅伝は今回で最後になります。ラストの日本ナショナルチームのメンバーは、小林、渋井に、加納由理までいる豪華メンバー。立命館大学の小島一恵ら、世界ブレイクが楽しみな選手もちゃんといます。

 

 黙々と、自分との戦いをするマラソンに対して、チームで喜んだり悲しんだりする姿があるのが駅伝観戦の醍醐味。最後に、日本チームの大喜びの花火を、見てみたいものです。(K)

 

横浜国際女子駅伝FINAL

22日 昼0.00-2.40 日本テレビ系

プロ野球09 セ・リーグ順位予想②

12球団の戦力分析、そして順位予想。記者Kと共に更新してきたプロ野球ブログも一応、今回でひと区切り。最後は記者Oのセ・リーグ順位予想です。 キャンプの話題がスポーツ新聞をにぎわせはじめ、開幕まで心躍らせるファンの方も多いと思います。ことしはWBCもあるので、いつもより少し早く、野球を楽しむことができそうです。本誌週刊ザテレビジョンでもWBC情報を掲載予定なので、そちらもご期待ください。

 

さて、それでは順位予想ですが…

 

09年セ・リーグ順位予想

東京ヤクルト

巨人

阪神

中日

広島

横浜

 

ここ数年、セ・リーグは中日阪神の2強時代が続き、巨人が07年、08年を連覇し、3強という形が定着していました。ですが、ことしは勢力図が少し変わってくると予想しました。戦力的にみれば、巨人がV9以来となる3連覇を達成、となるのですが、それではやっぱり面白みがありません。なので、あえて東京ヤクルトの優勝と大胆予想をしてみました。

 

昨年は、高田繁新監督のもと、5位に沈んでしまったヤクルトですが、09年に飛躍するための1年だったと考えます。高田監督は北海道日本ハムでGMを努めていたころから、積極的に若手を抜擢するチーム作りを行ってきました。昨年もルーキーだった由規や3年目の村中恭平らにうまく経験を積ませ、07年のドラ1右腕・増渕竜義や新人の赤川克紀らも控えており、若手に楽しみな選手が多いのです。そして、石川雅規館山昌平李恵践など、脂ののった“アラサー”の投手も多く、先発投手陣の層が厚い。リリーフ陣には林昌勇五十嵐亮太押本健彦に、さらに石井弘寿バレットなど昨年計算できなかった選手も加わり、さらに盤石に。バランスのとれた投手陣がうまく機能し、野村克也監督のもと、黄金時代を築いた90年代の強いヤクルトが戻ってくると予想します。

 

2位に予想した巨人ももちろん優勝候補です。戦力分析にもあったようにM・中村が加わったリリーフ陣は12球団一。その上、小笠原道大ラミレスイ・スンヨプ阿部慎之助が並ぶ重量打線は他球団にとってはことしも脅威となります。長年の課題だった走力面も坂本勇人鈴木尚広らの台頭で解消され、3連覇の可能性も十分にあると思います。

 

そのヤクルト、巨人を追うのが阪神。昨年前半戦を独走したことを考えると、ことしも戦力的には十分優勝争いが可能。ただ、下柳剛矢野輝弘金本智憲ら主力選手の高齢化が少し気になります。また、真弓明信新監督の手腕も未知数ですが、02年の巨人・原辰徳監督、04年の中日・落合博満監督、08年の西武・渡辺久信監督など、近年は1年目の監督が、就任即リーグ優勝を果たしているので、真弓監督にも期待したいと思います。

 

4位~6位は上位3チームに比べるとやや選手層が薄いと感じます。中でもことし、主力が3人抜けた中日はどうしても評価が低くなってしまいます。中日ファンの記者Oの主観的予想は優勝ですが、冷静に考えればことしは我慢が必要。ただ、もともと投手陣のいいチームで、中田賢一朝倉健太吉見一起の3本柱がそろって結果を残せば、上位進出も見えてきます。ヤクルト同様、若手選手が台頭すれば優勝争いも…。個人的には大いに期待しています。

 

広島横浜については、野手陣は上位チームにひけをとらない戦力がそろいつつあると感じます。ただ、やはり弱いのが投手陣。上位に進出するためには、2ケタ投手が3人は欲しいのですが…。広島はルイス、横浜は三浦大輔に続く2番手、3番手の投手が昨年のように大きく負け越すようだとことしも厳しい戦いになると思われます。ただ、上位チームとの戦力差は確実に詰まっている印象も受けます。広島横浜の2チームが強くなるとセ・リーグはさらに面白くなるので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 

09年セ・リーグ個人タイトル予想

[最優秀防御率]石川雅規(ヤ)

[最多勝利]内海哲也(巨)

[最多セーブ]林昌勇(ヤ)

[首位打者]青木宣親(ヤ)

[本塁打王]ラミレス(巨)

[打点王]村田修一(横)

[盗塁王]荒木雅博(中)

 

個人タイトルは、優勝予想チームのヤクルトから3人。石川が昨年に続いて防御率のタイトルを獲得し、がセーブ王に輝くと予想します。また、.344、.321、.346、.347と毎年ハイレベルなアベレージを残している青木が首位打者の本命なのは、誰もが認めるところだと思います。ヤクルト投打の主力が期待どおりの活躍をして優勝、というのが記者Oの予想です。

 

最多勝には、上原浩治が移籍し、エースとしての自覚がさらに強くなる内海を推します。12勝、14勝、12勝と3年連続2ケタ勝利を挙げていますが、ひと皮むけて、さらに勝ち星を伸ばすんじゃないかと。本塁打王に予想したラミレスをはじめ、巨人の強力打線も内海の最多勝を後押し要因の一つです。 打点王、盗塁王はBクラス予想をしてしまった2チームから。村田は3年連続本塁打王も懸かっていますが、昨年最下位に沈んだことから、チームバッティングの意識が高まるんじゃないかと。

 

盗塁王は荒木。昨年、打率.243、出塁率.292と1番打者としてはひどい数字でしたが、それでも盗塁数は32。けがの完治は絶対条件ですが、出塁率が上昇すれば、赤星憲広以上の結果を残すと予想します。

 

最後の予想はちょっと長くなってしまいましたが、記者KとOの予想はいかがでしたか? かなり個人的な感情も入ってしまいましたが、プロ野球ファンの皆さんが、このブログをネタに、少しでも野球を楽しめるようだとうれしいです。(O)

プロ野球09 セ・リーグ順位予想①

 先日、日本テレビが地上波の巨人戦(ホーム)の放送を、昨年の42試合から、ことしは26試合に削減することを発表しました。ホームの全試合(ことしなら72試合)を放送するのが当たり前だった時代はついこないだなのに、隔世の感ですね。

 

 〝全国区の人気〟を持つ巨人を中心にまわっていたセ・リーグは今後どうなっていくのでしょうか。地域密着を旗印に成長するパ・リーグに対して、どんな魅力を打ち出してくれるのか。各球団のあり方が問われる1年になりそうです。そんな中での順位予想。昨年は ①でしたが…

 '09年セ・リーグ順位予想

 ①巨人

 ②阪神

 ③東京ヤクルト

 ④広島

 ⑤中日

 ⑥横浜

 

 比較的実力差がはっきりしているセ・リーグは、多くの人の予想がこんな感じになるのではないでしょうか。少なくとも、巨人阪神の選手層が他球団とレベルが違う、というのは間違いないでしょう。

   

 昨年は首位をひた走っていた阪神巨人が終盤に奇跡の大逆転、という展開。その2球団の今季を比べると、どちらも投打とも安定していますが、先発投手陣は阪神が優位、リリーフ投手陣は巨人が若干優位、打線では阪神も楽しみな要素はありますがやっぱり巨人が優位、というところでしょうか。で、優勝予想は巨人。少なくともペナントレースにおいては、巨人中心のセ・リーグが続きそうです。

 

 東京ヤクルトは、この2球団に次ぐ位置に来ると予想します。主砲と期待していたデントナのケガが心配ですが、投手陣の顔ぶれが渋くイイ。岩村明(レイズ)、石井一久(埼玉西武)と主力が去るたびに新しい戦力が台頭する風土も、しばらく〝渋イイチーム〟になりそうな予感がします。

 

 広島横浜は、昨年同様、上位陣とは差がついてしまいそうです。新球場で新生をアピールする広島、グリンを獲得するなど戦力増強を図った横浜も、投手陣の層の薄さが 上位チームとの決定的な差。埋めるのは難しいと予想します。

 

 そして、ここ数年上位の常連だった中日は、高年齢化した主力の入れ替えを断行しました。ただし、他球団と比べても飛びぬけて若手が伸びているわけでもなく、すべて一からの作業。今季は生まれ変わりのための年になるのではないでしょうか。

 

 '09年セ・リーグ個人タイトル予想

 [最優秀防御率]久保田智之(神)

 [最多勝利]グライシンガー(巨)

 [最多セーブ]藤川球児(神)

 [首位打者]鳥谷敬(神)

 [本塁打王]李スンヨプ(巨)

 [打点王]吉村裕基(横)

 [盗塁王]赤星憲広(神)

 個人タイトルは、ひとつひとつ予想していったら阪神勢だらけになってしまいました。先発投手は、ダルビッシュ有(北海道日本ハム)のような、圧倒的ゼッタイ的エースが、どこのチームにもいないセ・リーグ。コンバート組の久保田の先発としての素養は未知数ですが、まだ若く、モチベーションの高さにも期待したいです。リリーフは、クルーン(巨人)が衰え、藤川と、永川勝浩(広島)の争い。登板機会の差で藤川優位になりそうです。

 

 昨年打率.378を記録した内川聖一(横浜)ですが、プロはそういう選手に甘くありません、徹底マークに会いそうです。となると首位打者候補は、安定感で青木宣親(ヤクルト)が挙がりますが、あえて、年々成長し阪神の中軸が予定される鳥谷を挙げてみました。本塁打では、昨年の五輪での猛打が記憶に新しいが、WBCをあえて辞退。シーズンにかける意気込みで、同僚の35歳ラミレス、36歳小笠原道大をおさえると予想します。また、2年連続本塁打王の村田修一(横浜)が「オレよりスゴイ」と言い続けてきた高校の後輩・吉村は、昨年の34本塁打91打点を更に更新してくるでしょう。盗塁は、4年目の飯原誉士(ヤクルト=昨年28盗塁)の成長が楽しみですが、赤星に届くのは、まだ先になりそうです。(K)

プロ野球09 パ・リーグ順位予想②

プロ野球の順位予想は本当に難しいものです。これまで、プロ野球解説者の方に何度か取材させていただく機会がありましたが、皆さん本当に苦労して予想されていました。キャンプに足を運び、取材し、考えた末の予想。それでも終わってみれば外れることの方が多いんですよね。プロの解説者の方でもそれほど順位予想は難しいんです!と、外れたときの言い訳をすませたところで、今回は記者Oがパ・リーグの順位予想をさせていただきます。

 

各球団の戦力分析をしたこのブログでも何度も書いているように、記者Oはやっぱり“野球は投手力”だと思っています。そういった意味で投手陣が優れているチームが優勝争いすると思うのですが…。パ・リーグは全体的に投手陣がいいチームが多いんです。WBCの日本代表候補を見てもパ・リーグの投手は11人(セ・リーグは6人、メジャーリーグは3人)が選出されています。そういった意味でもパ・リーグは戦力が拮抗(きっこう)しており、何度も言うようですが優勝予想は本当に難しいんです! そんな中で記者が押すチームは、普通の予想になってしまいますが…

 

 '09年パ・リーグ順位予想

埼玉西
福岡ソフトバンク
千葉ロッテ
オリックス
北海道日本ハム
東北楽天

 

西武の連覇が固いのではないかという予想になりました。昨年の成績を見るとエースの涌井秀章が10勝11敗で借金1なんですね。普通に考えれば涌井は5~8勝くらいの貯金ができると考えているので、その分昨年よりもさらに上積みがあると考えました。対抗は福岡ソフトバンク。これは記者Kの予想と同じく、実績のあるピッチャーが昨年はそろって結果を残せなかったため。ことしは昨年以上の成績を残す可能性が高いと予想されるからです。

 

3位から6位は混戦だと考えていますが、それでも東北楽天にとっては厳しいのではないでしょうか。昨年、岩隈久志が17、田中将大が2の貯金をしました。田中については当然上積みが期待されますが、昨年見事過ぎる活躍をした岩隈は、今のプロ野球ではこれ以上の成績は望めないと思われます。3番手以降の投手が台頭すれば…あるいはといったところでしょうか。

 

残る3チームはもうホントにダンゴです。成瀬善久大嶺祐太唐川侑己の上積みが期待される千葉ロッテが少し有利かなという程度で、平野佳寿の復活に期待の懸かるオリックスが続く形。北海道日本ハムは、戦力分析でも書きましたがダルビッシュ有がどこまでチームを引っ張れるか。どうしてもWBCの出場が不安要素に感じてしまうため、5位と予想しました。

 

ただ、間違いなくことしもクライマックスシリーズ進出を懸けて争う面白い展開が見られると思います。セ・リーグよりも戦力が拮抗(きっこう)している分、パ・リーグの楽しみの方が大きいと感じます。


'09年パ・リーグ個人タイトル予想

[最優秀防御率]涌井秀章(西)

[最多勝利]涌井秀章(西)

[最多セーブ]馬原孝浩(ソ)

[首位打者]川崎宗則(ソ)

[本塁打王]中村紀洋(楽)

[打点王]中村剛也(西)

[盗塁王]片岡易之(西)

 

続いて個人タイトルの予想です。

 

先発投手部門は、ダルビッシュを抜きには語れないのですが、あえて涌井と予想します。優勝予想を西武としていますし、打線を含めたチーム力が西武にあるのも影響しています。セーブ王は馬原。これもチーム力の問題ですが、7回、8回まで投げられるローテーションピッチャーが福岡ソフトバンクには多いと思われるからですね。

 

首位打者については、'06年が.312、'07年が.329、'08年が.321と毎年安定して打率を残している川崎宗則を押したいと思います。川崎については、イチローと共に出場するWBCの影響がいい方に出て、ワンランクレベルアップするんじゃないかと予想します。

 

本塁打王は、中村。といっても西武の中村剛也ではなく、楽天中村紀洋と大胆予想をしてみました。変化球が多かったセ・リーグからパ・リーグに復帰。広いナゴヤドームからクリネックススタジアム宮城へと本拠地を移す。この2つの要素でホームランを量産すると予想します。打点王は中村剛也。チームの1、2番の出塁率も影響すると予想しました。

 

そして最後に盗塁王。'08年の日本シリーズで見せた片岡の走塁が頭に焼き付いている記者の中では、この予想が一番自信があります。予想通りにタイトルホルダーが現れれば、上で挙げた順位も当たるのかも…。(O)

プロ野球09 パ・リーグ順位予想①

 プロ野球はキャンプが始まり、連日にぎやかに報道されています。大田泰示(巨人)がスゴいとか、ダルビッシュ有(北海道日本ハム)の気合が入ってるとか…、盛り上がってきましたね。  

 

 シリーズ最後に、これまでの分析を踏まえ、〝順位予想〟をしてみたいと思います。まずは、記者Kのパ・リーグ編。

 

 あくまでペナントレースの勝敗の予想、ということでなによりも、「試合を作れる先発投手のアタマ数」を重視して考えてみました。絶対的なエースがいるけど〝ローテーションの谷間〟がある、という先発陣より、10勝くらいが計算できる先発がそろってるほうが大事、という考え方です。そういう先発陣は、例えば3連戦の初戦を落としたときでも、次、その次、と切り替えて勝つ計算ができます。チーム全体の調子が悪い時期も、大きく負けを重ねることもないでしょう。「リリーフ陣の勝利パターンがある」「得点力のある打線」も大事ですが、打線は投手がつくる試合のムードに引っ張られるもの。これらの要素は、「先発投手」に次ぐもの、と考えました。すると…  

  '09年パ・リーグ順位予想

 福岡ソフトバンク

 埼玉西武

 千葉ロッテ

 東北楽天

 オリックス

 北海道日本ハム

 という予想になりました。ちなみに、昨年の順位は ①西なので、ゴリッと変わるんじゃないか、という予想です。そもそもパ・リーグは、セに比べると戦力が拮抗していて、昨年は1位から4位までが4.5ゲーム差。6位までもセの3分の1の12ゲーム差の中に収まっていました。大きく変わる可能性は高いといえます。

 

 優勝予想は、昨年最下位の福岡ソフトバンク。昨年は9月以降の絶不調に引っ張られたところが大きいですが、実績も加味すると先発投手陣の顔ぶれが圧倒的に豪華。大隣憲司和田毅新垣渚大場翔太杉内俊哉…、とどんどん名前が挙がって止まりません。秋山幸二新監督のもと、心機一転して独走することもありえるでしょう。

 

 連覇を狙う埼玉西武は、一昨年Bクラスだったとはいえ、もともと地力があるチーム。大崩れすることはないでしょう。とはいえ、打線、投手陣とも、昨年急成長した部分が大きくて、ことしは壁にぶつかるかもしれません。安定度はソフトバンクが上、と判断しました。

 

 3位千葉ロッテ、4位東北楽天。この辺は、面白いシーズンになるでしょう。ロッテは実績ある投手が並ぶけれども打線が不安。楽天は岩隈久志田中将大に続く投手がどこにいるか。どちらも戦力はそろってはいるけれども磐石とはいえないレベルで、若手や新戦力の台頭、それを監督がどう拾い上げるかという、チーム作りの醍醐味が見られそうです。

 

 昨年上位のオリックス北海道日本ハムは、苦戦と予想します。カブレラローズら重量打線を組むオリックスは観客を楽しませてくれそうですが、チームとしては若返りが求められる時期。兼ね合いに苦しむかもしれません。日本ハムは投手力のチームですが、守護神MICHEAL中村(巨人)をトレードに出す、という賭けに出ました。新しい勝利パターンが作れるかがカギになりそうです。  

'09年パ・リーグ個人タイトル予想

 [最優秀防御率]ダルビッシュ有(日)

 [最多勝利]杉内俊哉(ソ)

 [最多セーブ]グラマン(西)

 [首位打者]井口資仁(ロ)

 [本塁打王]多村仁(ソ)

 [打点王]中村剛也(西)

 [盗塁王]片岡易之(西)渡辺直人(楽)

 続いて個人タイトルの予想。こちらの予想は、難しいですが、まあ注目選手リストってことで…。  

 

 先発投手部門は、ダルビッシュの実力が圧倒的ですが、好投手の多いパ・リーグ。杉内和田らのソフトバンク勢、成瀬善久清水直行らのロッテ勢が復調してからんできたら面白いでしょう。セーブは安定度からしてグラマン馬原孝浩(ソフトバンク)の争いと予想します。

 

 首位打者争いで注目したいのは井口。渡米直前の04年は.340の打率でした。メジャーでは.280前後でしたが、打撃の幅は広がっているはずです。本塁打はローズカブレラの年齢的な衰えで本命不在。中村剛也が昨年の勢いを維持できるか、というところですが、07年の移籍以降ケガに泣かされてばかりの多村がいきなり本領発揮! と大胆予想してみました。盗塁は楽天の新鋭・渡辺に、自慢の快足を思い切り発揮してほしい! という予想です。(K)

09年プロ野球分析!⑫ 埼玉西武ライオンズ

プロ野球戦力分析の最後は、昨年渡辺久信監督の下、日本一に輝いた埼玉西武ライオンズです。

 

'09年の打撃陣では、27本塁打で4番も務めたブラゼルが退団しましたが、そのブラゼルの代わりに4番の期待が懸かるのが、46本塁打の中村剛也と21本塁打のG.G.佐藤。打率こそ低いものの長打力はチームナンバーワンの中村と、率も残せるG.G.佐藤が競う形となりそう。片岡易之栗山巧の俊足好打の1、2番に、不動の3番打者・中島裕之から続くクリーンアップは、昨年と比べてもまったく見劣りはしないでしょう。下位打線には、昨年はけがの影響で実力を発揮できなかった赤田将吾、巨人から移籍の清水隆行や、昨年スタメン出場も多かったボカチカ石井義人らを併用。大技、小技を使えるバランスのいい打線が組み上がりそうです。

 

投手陣もバランスがよく、特に先発陣は'09年から松坂大輔の背負った背番号18を継承するエース・涌井秀章を筆頭に、WBCでの活躍も期待される岸孝之、ベテラン西口文也石井一久のコンビに、さらに帆足和幸も加わり盤石の布陣。元巨人に在籍したワズディンも控えており、他球団を圧倒しそうな雰囲気です。

 

昨年は巨人を超える12球団トップのチーム198本塁打4人が2ケタ勝利をあげた安定した先発陣の奮闘で日本一に輝いた西武。日本一チームということで、大きな戦力補強はないものの、大きな弱点が見当たらないバランスの取れたチームなので、昨年どおり選手が実力を発揮すれば、ことしも間違いなく優勝候補になりそうです。ただ、若い選手が多いチームだけに、チームが苦しい時期に立て直しがきかないとズルズルと沈む可能性も。2年目の渡辺監督の手腕にも注目が集まります。

 

埼玉西武ライオンズ(08年パ・リーグ1位)

[09年予想布陣 ※成績は08年シーズン ★は新戦力]

●先発投手
岸  12勝4敗 防3.42
帆足 11勝6敗 防2.63
石井一 11勝10敗 防4.32
涌井 10勝11敗 防3.90
西口 8勝6敗 防5.03
ワズディン★9勝6敗3S 防3.51(※米AAA成績)

●リリーフ投手
星野 4勝1敗 防2.38
大沼 2勝4敗1S 防3.69
岡本真 0勝2敗 防3.83
土肥★ 0勝4敗 防7.48
グラマン 3勝3敗31S 防1.42

●打線
1二 片岡  .287 4本
2左 栗山  .317 11本
3遊 中島  .331 21本
4三 中村  .244 46本
5右 G.G.佐藤 .302 21本
6一 後藤 .301 12本
7DH 石井義 .278 4本
8捕 細川  .238 16本
9中 赤田  .244 2本

 [注目ポイント]
投打共にバランスの取れたチームが日本一連覇へ!

09年プロ野球分析!⑪ 読売ジャイアンツ

昨年は阪神タイガースとの13ゲーム差を逆転し、リーグ連覇を果たした読売ジャイアンツ。ことしは例年に見られる(むちゃくちゃともいわれる)大型補強こそないものの、若手の台頭が著しくV9時代の再来か!? と思わせるほど、戦力が充実しています。とはいえ、日本一から7年遠ざかっているのも現実…。ペナントレースはもちろん、クライマックスシリーズ、日本シリーズと短期決戦を勝ち抜くために“チーム力の底上げ”が求められます。

 

 救援陣の層の厚さはとにかく磐石! セーブ王のマーク・クルーン、新人王に輝いた山口鉄也、68試合とチーム最多の登板数をほこる越智大祐を中心に、北海道日本ハムファイターズから抑えのマイケル・中村、左のワンポイント・歌藤達夫をトレードで獲得しました。尾花高夫投手総合コーチが、継投リレーをにやけながら悩んでいる姿が目に浮かびますね…。一方、先発投手陣は戦力ダウンが否めませんが、東野峻金刃憲人ら若手投手陣の奮起に期待して、なんとかローテーションを一年間守ってもらいたいものです。

 

打線の軸はやっぱり3番の小笠原道大と4番のアレックス・ラミレス。そこで重要になってくるのが、その次を打つ5番バッターになってきます。今のままでいけばイ・スンヨプで決まりでしょうが、昨年のような成績(45試合出場、打率.248、8本塁打、27打点)では難しいです…。開幕から不振が続くようであれば、将来のクリーンアップ候補といわれる中井大介、ドラフト1位ルーキーの大田泰示にチャンスが回ってくるかもしれません。

 

不安要素もいくつか。3月に開かれるWBCの指揮官に選ばれた原辰徳監督が開幕直前の大切な時期にチームを離れることや、長年エースとして活躍していた上原浩治がFAでメジャーリーグへ移籍したことetc…。ジャイアンツの戦力は認めつつも、開幕直前の予想では毎年優勝候補から外してしまうあまのじゃくの記者Kでした。(K)

 

読売ジャイアンツ('08年セ・リーグ1位)

['09年予想布陣 ※成績は'08年シーズン ★は新戦力]

 ●先発投手

グライシンガー  17勝9敗 防3.06

内海  12勝8敗 防2.73

高橋  8勝5敗 防4.13

東野  2勝0敗 防2.83

バーンサイド  5勝3敗 防3.48

●リリーフ投手

越智  3勝3敗 防2.40

山口  11勝2敗2S 防2.32

M・中村★ 2勝2敗28S 防2.14

クルーン 1勝4敗41S 防2.21

●打線

1中 鈴木  .304 3本

2遊 坂本  .257 8本

3三 小笠原  .310 36本

4左 ラミレス  .319 45本

5一 イ  .248 8本

6捕 阿部  .271 24本

7二 木村  .293 7本

8右 亀井  .268 5本

[注目ポイント]

日本一のために“チーム力の底上げ”を!

カレンダー

2009年11月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30